Re-Start 教授(参考)資料

「AmE#1」 は米国人翻訳者(とその日本人配偶者)
「AmE#2」 は米国人翻訳者(とその日本人配偶者)
「BrE」   は英国人翻訳者(とその日本人配偶者)

 Lesson   Lesson   Lesson   Lesson  Lesson Lesson
1〜29 30〜59 60〜89 90〜119 120〜149 150〜170

Lesson 31 [4]
I went to Yale University.
私はエール大学に通っていました。

聞き手はこの文を聞いて,「当然,エール大学を卒業したのだろう」 と考えます(AmE#1)。学習者のレベルを配慮して上記の和訳にしていますが, 「私はエール大学出身です」 と訳してもよいでしょう。もちろん,エール大学を中退した人がこのような言い方をすることも考えられますが(BrE)。

Lesson 32 [1]
The Yankees were leading 3-0 in the sixth inning.
5回途中でヤンキースが3対0でリードしてたよ。

CDのナレーションでは 「3-0」 を 「three to nothing」 と発音していますが,他にもさまざまな言い方があります。

AmE#1, #2: three nothing; three zero; three o (ou)

BrE: three nil

また,イギリス英語では,inning を複数形にするのが一般的なようです。

BrE: The Yankees were leading 3-0 in the fifth innings.

Lesson 32 [2]
Who were you speaking to just now?
今,誰と話してたの?

speaking toはtalking toとしても,特にニュアンスの違いはありません。(AmE#1, BrE)

Lesson 32 [4]
The second floor? I thought we were going to the toy department. 
えっ,2階? おもちゃ売場に行くんじゃなかったの?

2番目の文は次のように言うことも可能です。(AmE#2)

The second floor? Weren't we going to the toy department?

Lesson 35 [4]
"Have you ever been to a foreign country?" "Yes. I went to Korea this fall."
「外国へ行ったことはありますか?」「はい。この秋に韓国へ行きました」

Have you ever been abroad? としてもかまいません (AmE#1, BrE)。
さらに,Have you ever gone to a foreign country? という言い方も一般的です (AmE#1, BrE)。

また,イギリス英語では,「秋」 を autumn と言います:

BrE: "Have you ever been to a foreign country?" "Yes. I went to Korea this autumn."

Lesson 36 [2]
The fire had been burning for an hour and a half.
火は(その時までに)一時間半燃え続けていました。

この文の過去完了形は 「継続」 の用法ですが,完了進行形を使わず,単純な完了形で,The fire had burned for …としてもかまいません(AmE#1, #2, BrE)。

この文における完了進行形と単純な完了形のニュアンスの違いは,テキストに説明がなされていますが,加えて,AmE#2は,「The fire had been burning…」 の場合には,話の対象としている時点でもまだ燃え続けている状況を,「The fire had burned for …」 は一時間半燃え続けたが,話の対象としている時点ではもう燃えていない状況を想像する,と言います。

Lesson 36 [6]
I had known her for three months when I proposed.
知り合って3ヶ月目にプロポーズをしました。

この文の when を before に置き換えることもできます:

I had known her for three months before I proposed.

when か beforeかどちらがより一般的か,という質問に対し,コンサルタントは次のように答えています。

AmE#2: どちらがより一般的かというのは難しい質問ですが,ニュアンス的にここではwhenのほうが使われると思います。

BrE: before もwhenも使えますが,ニュアンスが異ってきます。Before を使うと3ヶ月という期間が強調され,Whenの場合はプロポーズという行為が強調されます。この日本語の意味では,beforeが適切かと思います。

Lesson42 [4]
I can hardly stay awake during history class.
歴史の授業は眠くてしょうがない。

history lessonsとしてもかまいませんが,Classの方が自然に聞こえます。Lessonsだと小学校のクラスか家庭教師のレッスンを想像させます。(AmE#1)

Lesson44 [1]
It's gotten cold. Yuck, it tastes awful.
さめちゃってるね ... げっ,まずい。

この文のgottenはgoneに置き換えが可能であると,テキストの*で指摘していますが,It's gotten cold. はアメリカ英語で一般的であるのに対し,It's gone cold. はイギリス英語で一般的です。(AmE#2, BrE)

Lesson44 [2]
Hmm, that smells delicious! What are you cooking?
う〜ん,おいしそうなにおい。何,作ってるの?

ここでは主語を that としていますが,it では不自然なのでしょうか。この点に関するコンサルタントのコメントは以下の通りです:

AmE#1: itを使うときには前提の状況が存在しています。すなわち,itの場合は,料理をしていることが分かっており,その状況が先行しています。それに反し,thatは上の例文のように,料理をしていることを事前に知らないで入ってきて,いきなりにおいに気がついたという状況です。

AmE#2: thatが一般的です。既に対象とする物や事が会話の中に出てきたのを受けて言う場合には 「it」 を使用してもおかしくないですが,突然 「it」 と言うのは不自然です。例えば,「シチューを作っているところです。」といわれ,「it smells delicious」と返答するのはよいですが,上記例文のように突然「Hmm, it smells delicious! What are you cooking?」というのは不自然です。

BrE: この表現においては,thatもitも同じで,特に違いはありません。

Lesson47 [3]
"Honey, you have your pants on inside out." "Uh-oh."
「あなた,ズボンが裏返しよ」 「おっと,いけない」

テキストの DICTIONARY で指摘している通り,イギリス英語では pants は 「下着のパンツ」 を意味します。よってイギリス英語では,上記の日本語に相当する英文は次のように trousers を用います:

BrE: "Honey, you have your trousers on inside out." "Uh-oh."

Lesson48 [3]
Please pick up all your trash and take it home.
ゴミは全て拾って持ち帰ってください。

ここでの 「ゴミ」 はtrash以外の単語で表せるのでしょうか。コンサルタントの意見は以下の通りです:

AmE#1: Rubbishが使われるのを聞いたことがありますが,地域性のある単語です。

AmE#2: ここではTrashがベストです。

BrE: BrEでは,rubbishを使います。(Please pick up all your rubbish and take it home.)

Lesson49 [4]
"Will you pass me the salt?" "Here you go." "Thanks."
「お塩を取ってくれる?」「はいどうぞ」「ありがとう」

「はいどうぞ」 に当たる英語の表現は,Here you are. と Here you go. があります。Here you are. は Lesson 47 で用いましたので,表現力を養うために,ここでは Here you go. を用いました。 Here you are. と Here you go. の違いは次の通りです:

AmE#1: "Here you go"はかなりくだけた表現で,目上の人に対しては失礼に聞こえます。教科書の例文としてであれば,"Here you are" の方が望ましいと思います。

AmE#2: 「Here you go」 のほうがカジュアルです。

BrE: 意味は同じですが,Here you go はとてもインフォーマルです。

Lesson51 [6]
I wish you health and happiness for the future.
今後の健康と幸福をお祈りしています。

この文の health が気になった方も多いと思います。つまり,good health としなくてよいのか,という疑問です。しかし,この表現における health は必然的に good health を意味しますので,(簡潔さの理由から) 単に health とする方が,多いようです。(AmE#2)

Lesson53 [2]
Club activities have been keeping me busy lately.
ここのところクラブ活動で忙しかったんだ。

keep は状態を表す動詞であるため,keeping という進行形にすることに抵抗がある方も多いかと思います。しかし,keep や find は結構進行形でよく用います。

下記は,この文において,現在完了進行形 (have been keeping) を 単純現在完了形 (have kept) にしたら意味合いがどう変わるのかをコンサルタントに尋ねた時の回答です:

AmE#1: 意味合いの実質的な変化はないと思います。ただ,進行形の方が話し手の切迫感が伝わってきます。

AmE#2: 「... have been keeping me busy ...」 とすると,「現在もまだ忙しくしている」 という意味合いが強くなります。

BrE: keeping の方が忙しい状況を伝えるのに効果的です。

Lesson57 [3]
"Let's go Dutch." "Let me pay the bill. It's my turn."
「ワリカンにしましょうか」「今回は私の番ですから,私に払わせてください」

下記は,go Dutchという表現について,「古めかしくはないか」 と尋ねた際のコンサルタントのコメントです:

AmE#1: 私たちが古い世代に属するからかもしれませんが,古めかしいという認識を持ったことはありません。Split the billも自然な表現です。英語の主要辞書にはたいてい載っていますし,WebsterにもAmerican HeritageにもDutch treatの形で収録されています。意味があるかどうかわかりませんが,Cambridge Advanced Learner's Dictionaryには載っていますが,Cambridge Dictionary of American Englishには載っていません。若いアメリカ人の中には,この表現は使わない,という人もいますし,普通に使っているという方もいます。

AmE#2: 使ってもOKです。

BrE: ややオールドファッションです。

但し,AmE#2は,split the bill と go Dutch との違いを次のように指摘しています:

AmE#2 「split the bill」 とすると,「2人なら半分ずつ,4人いれば4等分にして払う」 という意味になり,「go Dutch」 とすると,「自分の分は自分で払う」 という意味になります。

Lesson57 [4]
I called them up and had them send me an estimate by fax.
先方に電話をして見積もりをファクスで送ってもらった。

ここで使われている call ... up の up を省略して I called them and ... としても全く同じです (AmE#1,AmE#2,BrE)。但し,BrE は I called them up と言った方が,英語のリズムが良くなる,と言います。

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