Re-Start に関するQ&A | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
学習者のみなさんから寄せられた質問への回答集です。 テキストを読んでいてふと疑問に思った時や 「もう少し詳しい解説がほしい」 と思った時はこの Q&A を読んでみてください。たいていの疑問は解決すると思います。 余裕のある人は 先生用の資料 も参考にしてください。 【本文内容に関するQ&A】
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Lesson | 質問と回答 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Lesson 1 例文1 |
〜 too の使い方ですが、コンマ(,)を入れる場合と入れない場合の違い、〜 too と 〜 also を使う場合の置く位置の違いについて。また、置く位置によって「彼女も"V"をする」のか「彼女は"V"もする」のか呼応する対象が変わるようなことをジーニアス英和大辞典で見かけたのですが、今は特に考える必要がないでしょうか? ひとつ覚え的に〜tooはいつも文末に、〜alsoはいつもどこに置くか迷いながら何となく使っていますが。 〜, too. も 〜 too. も意味に違いはありません。「〜, too.」 が日本の中学校の英語教科書では標準的な形とされているようですが,カンマのない形も非常によく用いられます。 too は文末,also は基本的に「中位」で用います。「中位」とはテキストの付録 R17の (B) で示されている場所です。意味は同じですが,too よりも also の方が堅い表現です。 「彼女も"V"をする」のか「彼女は"V"もする」のかの区別というのは次のことを述べているのだと思いますが,現時点で特に頭に入れておく必要はありません。テキストに書かれている範囲のことだけをしっかり身につけてください。 He, too, goes to college. 彼もまた,大学に通っている。 [解説] He goes to college(,) too. は 「彼もまた,大学に通っている」 と 「彼は大学にも通っている」 という2通りの解釈が可能です。通常は前後関係からどちらの意味であるかが判断できますが,前者の意味であることを明確にする必要がある場合には too を主語の後に置くことがあります。 |
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Lesson 1 NOTE |
「主語+be動詞+形容詞+人の名詞」 の表現について テキストの例にあるように,英語ではよくこの 「主語+be動詞+形容詞+名詞」 という表現が使われます。 日本語は 「動詞+形容詞」 「動詞+副詞」 で表現するのが基本ですが,英語は 「動詞+名詞」 「動詞+形容詞+名詞」 が心地よい言い方であり,できるだけその形にしようとします。この点は日英の発想の違いとして頭に入れておく必要があります。 テキストの例文以外にもいくつか例を挙げておきましょう。 彼は歩くのが遅い。 He is a slow walker. (← walk(歩く)) 彼は早起きです。 He is an early riser. (← rise(起きる)) 彼は人の話をよく聞きます。 He is a good listener. (← listen(聞く)) 彼はとても大食いです。 He is a big eater. (← eat(食べる)) 彼は眠りが浅い。 He is a light sleeper. (← sleep(眠る)) 彼はたくさんお酒を飲む。 He is a heavy drinker. (← drink(酒を飲む)) 彼はいつも不満ばかり言っています。 He is a constant complainer. (← complain(不満を言う)) 動詞に-er (…する人) がつけられて名詞になっている点に注意してください。ネイティブの使う英語にはこのような表現が頻繁に出てきます。 |
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Lesson 2 例文1 |
「almost」の説明で、「almost+名詞」という使い方はできないとありましたが、「almost everything(代名詞)」という使い方はあるのではないでしょうか? もしそういう使い方が正であるとしrたら、文法的な理解及びそのような他の例外について何かあれば教えていただければと思います。 almost は副詞であるため名詞を修飾できません。形容詞や副詞を修飾するか,動詞を修飾します。 下記は正しい用法です。この場合一見すると,almost は名詞を修飾しているように思えますが,厳密には every 及び no という 「形容詞」 部分を修飾していると考えられます。 almost +100%を表す名詞(every+名詞,everything, everybody, everyone) almost +ゼロを表す名詞(no+名詞,nothing, nobody, no one, none) 但し,all を 「代名詞」 として使う場合も almost で修飾は可能です。これは完全な例外と言えます。 理解の仕方としては,almost は副詞なので名詞は修飾できないけれども, 「100%」 や 「ゼロ」 を表す語は修飾できる,と覚えておくとよいでしょう。 |
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Lesson 2 例文1 |
fruitsという単語ですが、ここでは複数形で表していますが、この名詞は複数の意味合いでも単数形にする(sをつけない)ことがよくあると思います。単数形にするのか複数形にするのか区別の仕方がよく分かりませんので教えてください。 本書の学習段階で fruit という特殊な単語の語法に拘る必要は全くないと思いますが . . . fruit は 「不可算名詞」 として用いるのが一般的です。よって,「野菜と果物」 は vegetables and fruits とするよりも vegetables and fruit とする方が一般的です。 以下の Google の検索結果がこれを裏付けています: all fruit and vegetables are ... 約 79,800 件 all fruits and vegetables are ... 約 42,900 件 しかし,fruit(s) と vegetables の順番を入れ替えると,つまり,本書の例文と同じ形にすると,結果は逆転します: all vegetables and fruit are ... 約 10,400 件 all vegetables and fruits are ...約 48,500 件 これは,fruit (主として不可算名詞) が前に置かれている vegetable(可算名詞) という "複数形" の影響を受けて 呼応する形で複数形 fruits になったのです。 fruit は通常は不可算名詞として用いることが好まれるが,一部の条件下では可算名詞(複数形)が好まれることもある,ということです。 |
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Lesson 3 例文2 |
traffic light の品詞は? traffic は形容詞で,light という名詞を修飾しています。 traffic light ということばは,名詞の light が意味の中心なので,全体として 「名詞句」 ということになります。 従って,DICTIONARY には [名] と記しています。DICTIONARY の [名] という記号は,名詞句の場合にも用います。 Lesson 3(P16)の表の分類では,at the traffic light は (c)の「前置詞+冠詞+形容詞+名詞」 になります。 |
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Lesson 3 例文3 |
is closed は closes でもいいのですか? (a) The market is closed on Sundays and holidays. 市場は日曜日と祝祭日には閉まっています。 * closed は形容詞 (b) The market closes on Sundays and holidays. 市場は日曜日と祝祭日に閉まります。 * closes は動詞 ここでは (a)の方がベターです。 (a)の is closed は「閉まっている」という状態を表し,一方,(b) の closes は「閉まる」という動作を表します。どちらも事実としては同じですが,is closed という「状態」を表す動詞句を用いた方が,「(毎週)日曜日と祝祭日における市場の状態」がよりイメージしやすくなります。 (b)のように,closes という動作を表す動詞を用いる場合は「市場が4時に閉まる」(The market closes at 4:30.)といったように(状態ではなく)「ある一点の動作」を述べる使い方が適しています。 |
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Lesson 4 例文3 |
equal が形容詞ということは、S が One foot、V が is、C が equal ということになりますよね。すると、One foot = equal となるわけですよね。でも、One foot = twelve inches じゃないですか?初歩的な質問ですみません。 この文の補語(C)は equal です。
ただし,equal は to twelve inches によって修飾されているので,equal to twelve inches 全体を一つの補語(C)と見なすこともできます。つまり, One foot = equal to twelve inches です。それでご質問の答えになると思います。 学習の当初は,前置詞句の働き(前置詞が何を修飾しているか)を意識する必要がありますが,be equal to ... のような連語は,be equal と to を切り離すような分析的アプローチからは少しずつ距離を置くようにしてください。また,文の意味がわかる時は文型にこだわらないようにしてください。 |
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Lesson 4 NOTE |
in the night という表現も使われると思うのですが、これは使う人の夜に対する感覚の違いなのでしょうか。解説にもあるように、夜を点としてとらえるときには at night を使い、午前中や、午後などと同じく夜を幅のある時間としてとらえる場合には in the night を使うといった具合に。 ご質問(in the night の意味)は Re-Start の内容を越えた発展的なものだと思います。 in the night と at night の違いは 『ENGLISH EX』 のP418設問22 a) b) が扱っていますので,そちらの解説を読んでください。 |
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Lesson 5 例文1 |
He has a strong sense of responsibility. の文ですが、何度も聞いても of sponsibilityとしか聞こえず、re の部分が聞き取れません。その部分は発音していないのでしょうか? re は発音されていますが,この単語は bi に強勢があり,re は弱く発音される上に of の後ということもあり聞こえづらいと言えます。 ただ,こういう聞き取りづらいことは英語の発音ではしょっちゅうで,むしろパーフェクトにクリアーな発音の方が一般の人の発音としてはまれです。 大事な事は,仮に sense of __sponsibility としか聞こえなくても,「今の __sponsibility は sense of(…感)の後なのだから当然 responsibility のことだな」 と瞬時に判断できる能力(ここでは単語力)が必要になります。 これは難しいように聞こえるかもしれませんが,我々が日本語の聞き取りを行う場合も,前後の関係から聞こえなかったことばを補っています。そのために必要なのは単語力と読解力です。 英語の聞き取りは半分が音の聞き取り,半分が単語力・読解力だと考えてください。 |
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Lesson 5 例文2 |
the color of the leaves of plants における冠詞(the)のつけかた 以下のおおまかなルールを覚えておくと便利です。 「of+名詞」 という形容詞句によって修飾される名詞には the がつく。 この(大まかな)ルールを the color of the leaves of plants に当てはめてみましょう。 まず,of plants という形容詞句は前の leaves を修飾しているので leaves には the が付きます。 次に,of the leaves という形容詞句は前の color を修飾しているので color には the が付きます。 plants に the がついていないのは,ここでは 「植物一般」 のことを述べているからです。 the を付けて the plants とすると,「何か特定の植物」 を文脈から連想させることになります。 |
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Lesson 5 例文3 |
We stayed in a corner room with an ocean view. の in は at ではだめでしょうか? at ではだめです。 「部屋に泊まる」 というのは 「部屋の中に泊まる」 ということなので,stay in a room です。(例文の corner は room を修飾しているので, in の目的語は corner ではなく room です) 「ホテルに泊まる」 は stay in a hotel と stay at a hotel の両方が使えます。in a hotel は 「ホテルの中」 をイメージした表現で,at a hotel は 「(庭や露天風呂なども含む)ホテルの施設全体」 をイメージした表現です。 at は 「中で」 ではなく 「その場所で」 という意味です。 |
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Lesson 5 例文3 |
Reference 5 で in「(広がりが感じられる)場所の中」とありますが at は「(広がりが感じられない)場所」とあります。 しかし、Lesson 5で We stayed in a corner room とありますが、 room は「(ホテルの)部屋」つまり広がりが感じられません。 ホテルは広がりを感じます。 Reference 5 の説明通りだと「in hotel」であり、「at room」となってしまう気がします。 もう少しここの部分を教えて下さい。 同じ対象であっても,話し手の "視点" によって,広がりを感じたり,感じなかったりします。 (平面的・空間的な)広がりが感じられて 「その中で」 という場合は in を用い,広がりが感じられず 「その地点で」 という場合は at で表すということです。 「部屋に宿泊する」 という場合は a room(部屋)を 「入れ物」 「空間」 として捉えらるので「部屋(という入れ物・空間)の中で宿泊する」 になり,in を用います。 at a room にすると,a room を 「地点」 と捉えるていることになります。よって,stay at a room は 「部屋がある"地点"で宿泊する」 になります。これでは部屋のどこに宿泊するのかわかりません。 Reference 5 で示された We arrived at Tokyo Station. という例についてですが,「東京駅に到着する」 という場合,ネイティブは東京駅を鉄道の路線地図を見ている感覚で 「一地点」 と捉えます。そして,そこには広がりがないので at を使います。これが 「東京駅で迷い子になる」 というのであれば,東京駅という建物・空間の中なので in を使うことになります。 |
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Lesson 3 〜 Lesson 5 |
前置詞句の重要ポイントとは 「前置詞は名詞と合体して副詞か形容詞になる」という理解が重要です。前置詞を見つけたら,漠然とそれを眺めるのではなく,後ろに置かれている名詞を探し,その名詞と結びつけて「一つの固まり」と見なし,その固まりが「副詞」になっているのか,それとも「形容詞」になっているのかを考えることが,英語学習の初期の段階ではとても重要です。 「前置詞+名詞」はたいてい副詞の役目をしますので,本書ではまず副詞の用法から解説しています。副詞とは,名詞以外(=動詞,形容詞,副詞,文)を修飾する語のことです。「前置詞+名詞」が形容詞の働きをすることはあまり多くはなく,その大半は「of+名詞」の場合です。また,形容詞の働きをする場合は希に,be動詞の後ろに置かれることもあります。Lesson 3〜 Lesson 5 ではこのことが順序立てて説明されているわけです。 「前置詞+名詞」のように,複数の語句を一つの情報単位と見なして理解することが,後のレッスンで学習する,より複雑な副詞句や副詞節,形容詞句や形容詞節を論理的に理解するための土台となります。 |
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Lesson 5 例文2 |
[of plants] が [of the plants] と聞こえてしまいます。 スロー音声,ナチュラル音声共に,言いよどみもなく of plants と明確に発音されています。 同じ質問が過去にも何回か寄せられているので,これが聞き取りづらい人が多いようです。おそらく,その前の the color of the leaves で the が2回出てくるので,その音が耳に残って of plants に影響しているのだと思います。 ここは文法的にも plants と無冠詞が正しい形です。 the plants とすると 「植物一般」 ではなく,「それらの植物」 という文脈上の特定の植物を指します。 |
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Lesson 6 例文3〜5 |
be動詞の後ろで形容詞と同じ働きをする前置詞句について テキストでは like ...(…のような), in ...(…の状態で), under ...(…の最中で)という3つの表現を挙げていますが,よく使われる前置詞句には次のようなものもあります: 【of+名詞】(…がある) of importance [use, value] = 重要な[役に立つ,価値がある] * この表現では,名詞の前に great, much, little, no などの修飾語が 付くことが多い 【beyond+名詞】(…不能である) beyond repair [control, belief] = 修理不能な[制御不能な,信じられない] * 辞書を引いて使用例を確かめてみましょう。 |
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Lesson 6 例文4 |
in very good condition の in を取ると間違いですか? in を抜かすことはできません。 in を抜かした This bag is very good condition. は 「<名詞1>+be動詞+<名詞2>.」 という文の形になりますが,この形は,「<名詞1>は何[何者]かと言うと,<名詞2>である」 という意味です。言い換えると,「<名詞1>の身分や正体を<名詞2>で表す」 ということです。 ですから,This bag is very good condition. は「このカバンは(何かと言うと)とてもよい状態だ」ということになり,「カバン」を(荷物を入れるものではなく)「状態」だと言っていることになります。 もう少し簡単な例で考えてみましょう。以下の×の文が何故間違いであるかわかるでしょうか: He is a teacher. (彼は(何者かというと)教師です) He is illness. (彼は(何者かというと)病気です) つまり,2番目の×の文は「彼は(人間ではなく)病気です」と言っているのです。 「<名詞>の状態を表す文」を作る場合は,「<名詞>+be動詞+<形容詞>」という形にします。上記の×の文は,「He is ill.」(ill は形容詞)とすれば正しい文になります。 さて,This bag is very good condition. の場合はどうすればよいでしょうか。この場合は,very good condition という名詞(句)を形容詞(句)に変える必要がありますが,そのような形容詞は見当たりません。そこで 「前置詞+名詞」 という形にして 「形容詞(句)」 を作るというのがこのレッスンのポイントです。 condition という名詞と相性のよい前置詞(つまり,状態を表す前置詞)は in ですから,in very good condition という形容詞(句)を作ればよいのです。 |
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Lesson 6 例文5 |
issue は problem とどう違うのですか? problem は広義に「(解決すべき)問題」を表しますが,issue はテキストの DICTIONARY に書いてあるように 「議論の対象となる問題」 を意味します。つまり,「賛否両論があるような政治的・社会的な問題」 に issue を用います。例えば,「靖国(参拝)問題」 は the Yasukuni issue と言います。 |
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Lesson 6 例文5 |
under active discussion で、「〜の最中」の意味で under を使用されていますが、同じ様な意味で on を使用した覚えがあります。これらの使い分けを教えて頂けますでしょうか? また、全く意味が異なるのであれば、その旨ご教授下さい。 under は 「最中」 という意味ですが,on は 「継続」 という意味です。 under discussion は一般的ですが, on discussion は一般的ではありません。 under と on のニュアンスの違いを説明しましょう。 まず,under ... は本来 「…の真下にある」 という意味です。 「…の真下にある」ことから 「…の影響を受けている」とか「…にさらされている」 という意味になります。例をいくつか挙げてみましょう: under the influence of alcohol アルコールの影響をうけて under construction 建設にさらされて→建設中で under repair 修理にさらされて→修理を受けて,修理中で これと同じように under discussion は 「議論にさらされて」→「議論されている最中で」 になります。 一方, on ... は本来 「…に接触している」 という意味です。 「接触している」 と 「つながっている」 ことになり 「とぎれず続いている」 ことになります。このようにして on ... は 「…を続けている」 という 「継続」 の意味になります。 この意味と考えられる表現には次のようなものがあります: on the increase 増加を続けている on fire 火がついて燃えている on duty 勤務を続けている,勤務中で この「継続」の意味が 「…している最中」 とも訳せるわけですが,on を継続の意味で用いるのは主に副詞であり,前置詞で用いるのは上記のような例を除いてあまり見られません。 ここで述べたニュアンスの違いは覚えておくと便利です。しかし,前置詞の使い分けを,前置詞の発想から理解して,厳密に使い分けることは容易ではありません。under ... を用いるか on ... を用いるかのような前置詞の使い分けの大半は,最終的には表現の暗記によって行います。 本書の学習者は,ここで説明したような前置詞の発想や微妙な使い分けには踏み込まず,熟語として単純に覚えていってください。前置詞や副詞の発想と実用例に興味があるようでしたら,本書の学習が終わった後で,当社の 「30語超発想英会話」 を読んでください。 |
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Lesson 6 例文6 |
Some of it is good. がよくわかりません。Adviceは不可算名詞で複数形がないので代名詞itで受けて、itが動詞のisを決めていると考えればいいのでしょうか? (1) 一般に不可算名詞を受ける代名詞はitと覚えればいいのか。 (2) some を 「いくつか」と考えると意味的に動詞は are になると思うのですが。 (1) 不可算名詞を受ける代名詞は it です。 (2) some は以下のように,不可算名詞や単数形の代名詞の 「一部」 を表すことができます。 「some of 不可算名詞」= <不可算名詞>の一部[いくらか] 「some of it」= それの一部[いくらか] 不可算(=数えられない)名詞の「一部」は不可算であり,単数の代名詞の「一部」は1未満(=単数)と考えるので,どちらもの場合の some も単数扱いします。よって,例文のように is という単数の動詞で受けることになるわけです。 |
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Lesson 6 例文6 |
some of ・・・という構文があります。 以前TOEICの勉強の中で some/most/all ofなどの後ろに直接数量を表す名詞が来た時には some of <the>・・・とtheが必要であると学んでおりました。(some of the booksなど)その時はなんとなく「そういうものだ」と覚えていたのですが、今一度しっかり頭に入れるためには何故「the」が必要なのか?を理解したいと思いました。 TOIEC用の参考書ではsomeに代表される数量を表す言葉の後にofが続く時には必ずthe/my/thisなど「・・・の」の意味になる言葉が必要と書かれております。 また、一方で a lot ofなどの概数の時には何もなくて良いとも書かれています。(lesson7とも関連有り。a lot of <the/my/those> photos はNGとなる・・と理解しています)。 この両者の違いはどのように理解すればよろしいのでしょうか? some, most, all, many, few など,全体の中の部分を示す語を「部分詞」と呼びます。これら「部分詞」は「形容詞」と「代名詞」の両方で用います。 形容詞として用いる場合は,people, students, countries のような「範囲が限定されていない名詞」を修飾します: some/most/all/many/few+限定の無い名詞 …(1) 一部の/大半の/全ての/多くの/ほとんど無い〜 他方,「of+名詞」によって修飾される代名詞として用いる場合は,the people, my students, these countries, us, them のような 「範囲が限定された名詞や代名詞」を置きます: some/most/all/many/few + of 範囲の限定された(代)名詞 …(2) 〜の一部/大半/全て/多く/ほとんどはない some of people, many of students のような 「部分詞+of+限定のない名詞」 がなぜいけないかというと,これらが意図する 「人々の一部」 「生徒の多く」 という意味は,単純に some people(一部の人々),many students(多くの生徒」という (1)の形(=「形容詞+名詞」)で表すことができるからです。 また,a lot of(たくさんの), lots of(たくさんの), plenty of(たくさんの), a number of (いくつかの), ... kind(s) of(…の種類の) などは Lesson 7 で解説されているように many や some と同じ「形容詞」 と見なすのが一般的なので,上記(1)として扱うのが一般的です。 |
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Lesson 6 例文6 |
some of it is が聞き取れない?! some of it is は,一語ずつ切り離して発音すると 「サム オブ イット イズ」 ですが,この4語を someofitis という1単語として発音してみましょう。すると,「サモビリズ」 になります。 「サモ(someo)+ビリ(fiti)+ズ(s)」 です。これを自分で何度か繰り返した後,もう一度聞いてください。すると,今度は聞こえると思います。 このように,複数の単語の母音と子音を連結して1つの単語のように発音するというのは,英語では自然なことで,これをリエゾンと言います。リエゾンの要領をつかむ上で大事なことは,辞書の発音記号通りに英単語を逐語的に読むのではなく,ネイティブのナレーターの発音を真似て発音練習をすることです。そうすると,やがて音の変化や省略のコツが少しずつわかってきます。 |
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Lesson 6 例文6 |
weather の前にtheという冠詞がついているのは何故ですか? 「the」と言われても相手にはどんな天気なのかというのが伝わらない気がするのですが? the がない weather は漠然とした 「気象」「天候」 です。the をつけることで特定化されて 「話し手[聞き手]に関係のある気象」すなわち 「話し手[聞き手]がいる場所の天気」 になります。 How's the weather? (天気はどう?) Advice from friends is like the weather. は 「友達のアドバイスというのは(あなたの住んでいる土地の)天気のようなものだ」 という意味です。ここでは抽象的な weather(天候) の可能ですが,この文はわかりやすい例えをしているわけですから,聞き手にとって具体的で身近な天気(the weather)の方がよいのです。 |
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Lesson 7 |
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Lesson 7 例文1 |
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Lesson 7 例文1 |
My friends and I had a lot of fun and took lots of photos. とありますが、同一文中に"a lot of"と"lots of"が混在してもいいのでしょうか? 解説によればくだけた言い方なので、同一文内ではどちらかに統一したほうがいいのでしょうか? 原則として,堅い表現とくだけた表現を同一文中で用いるのは (意図的におどけた文にする場合を除き) 不自然な文になりますから,避けるべきです。 しかし,この例文の場合,lots of は a lot of よりもくだけた言い方ですが,a lot of もくだけた会話でよく用いられるので同一文中で使用しても何ら問題はありません。 |
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Lesson 8 例文1 |
including の前にカンマは必要ですか? 前置詞句,すなわち 「前置詞+(代)名詞」 が文中に置かれる場合は,前置詞の前にカンマを置きません。 この頁で紹介している including, following, regarding は前置詞と見なすわけですから,including の前にカンマは不要,ということになりますが,including の前にはカンマを置くのが一般的です(置かなければ間違いというわけではありませんが,置いていない英文に出くわすことは希です)。 following や regarding の場合は,他の前置詞と同様,カンマを置かないのに including だけカンマを置く理由は,following や regarding と比べ,including は補足的な意味合いが強いからだと思います。(補足的な情報を付け加える場合はカンマを置いて表すことが多い) |
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Lesson 8 例文1 |
1,980 yen にはなぜ (10 dollars のように) 複数形のs が付かないのですか? ドル(dollar),ポンド(pound),ユーロ(euro)などの通貨には複数形があり,two dollars, a few pounds, 20 euros のように,複数形の -s を付けます。 しかし,円(yen),元(yuan),ウォン(won)は単数でも複数でも同じ形で表します。 これらの通貨が単複同形になるのは,元々,単数複数の区別をしない言語であるため,通貨名を英語に置き換えて表記した場合も,複数形の-sをつけることに違和感があるのだと考えられます。 |
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Lesson 8 例文1 |
including tax を including the tax としてはいけないでしょうか。 The price is 1,980 yen, including tax. この文の tax には the をつけません。including tax なら 「税込みで」 という感じで,tax(税)が漠然としており,どんな税かを意識することはありませんが,including the tax とすると 「(その)税が入って」 という感じで,何か特定の税を意識させてしまいます。ここでは,「税抜き」 か 「税込み」 かが問題なのであって,何か特定の税を意識する状況ではありません。 |
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Lesson 8 例文2 |
「彼は聴衆(の何人か)から質問を受けた」を,he took questions from the audience としてよいですか? members of は省略しない方が自然です。the audience は,「(そこに集まった)聴衆全体」を表すので,過去形で took questions from the audience というと 「聴衆全体から質問を受けた」 というイメージになるからです。members of をつけることで,「聴衆の(一部の)人達から」 という意味になります。 また,took questions from some of the audience とすることはできません。the audience は集団を表す名詞で,大雑把に言えば the group という意味です。some of the group (その(一つの)集団のいくつか) が間違いであるように (some of the groups(それらの複数の集団の中のいくつか)とするなら正しいですが),some of the audience も間違いです。 |
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Lesson 8 例文2 |
members の前には theがつかないのでしょうか。どの聴衆か分かっているので、聴衆の前にはtheがついているのだから、その中の members ってことは、theがあってもいいような気がしたりします。今のところ、theがない理由として、その聴衆の中の誰だか分からないけど数人の誰かということでtheはつかないと理解しようとしてはいるのですが、それも無理があるかなって思ったりもします。 レッスン5の二つ目の例文は、Green is the color of the leaves of plants.だしな。of によって修飾されている前の名詞にはtheがつくって言ってたしななんても思っているからです。 基本的な考え方は次の通りです: <theのない複数形> of <集合体 or 集団> ↑ 集団体 or 集団の構成員の一部分 <theのある複数形> of <集合体 or 集団> ↑ 集団体 or 集団の構成員全体[全般] これを例文の英語に当てはめると, A: members of the audience 聴衆の構成員達の一部(=何人か) B: the members of the audience 聴衆の構成員全体 となります。つまり,「聴衆の何人かから質問を受けた」は A になります。 また,Lesson 5 のケースでは, A: leaves of plants 植物の葉の一部 B: the leaves of plants 植物の葉全般 となります。「植物の葉全般の色」 は B になります。 冠詞と名詞の複数形の使い分けというのは本が1冊書けるかなり奥の深いテーマです。Re-Start の学習段階では冠詞と複数形の難しい部分までは踏み込まず,各レッスンのキーポイントに集中した方がよいと思います。 もし,各レッスンのポイントが十分に理解できて余りあり,特に冠詞を深く掘り下げて学習したいということでしたら ENGLISH EXの 「冠詞」及び 「名詞」 のチャプターで学習をされるとよいと思います。 |
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P28 Quiz 4 |
本文「a couple ofweeks」の日本語訳が「数週間」とありますが、「2,3週間」では間違いになりますか? 間違いとは言えませんが,「2,3週間」 とも言い切れません。 「2,3週間」 は two or three weeks と言います。 a couple of を英英辞典で調べると次のように書かれています: a small number of people or things (少数の人や物) つまり,a couple of は 漠然と 「少ない数」 を表すということで,それは必ずしも 「2,3」 とは限りません。 a couple of weeks は話の内容によっては 「2,3週間」 にも 「5,6週間」 にもなります。 a couple of は a few と同じく 「少数の」 と覚えておくのが良いでしょう。 |
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Lesson 9 例文2 |
She is not Japanese. She is Korean. とありますが、 She is not a Japanese. She is a Korean. といった感じで、「a」 はつかないのでしょうか?? Japanese, Korean, American などは,「名詞」で「〜人」という意味と,「形容詞」で「〜人である」という意味がありますが,「誰々は〜人である」と言う場合には慣例的に「形容詞」として用います。ですから a, an はつきません。 DICTIONARY欄の Japanese と Korean の項目の補足に 「国籍を述べる場合は通例形容詞で用いる」 と書いてあるのは,このことを指しています。 |
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Lesson 9 例文4 |
He is never late for an appointment. という文の an appointment を appointments にするのは間違いでしょうか 間違いではありません。appointments でもかまいません。 ただ,単数形(an appointment) の方がよく耳にします。 |
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Lesson 10 例文1 |
I don't see any problem の problem は複数形にならないのですか? I don't see any problem. とするか,I don't see any problems. とするかは状況によります。 複数の問題 (problems) が起こるのが一般的な状況で 「問題が何も見あたらない」 という場合は,I don't see any problems. とします。 一方,問題が一つ起こるか否かという(問題の発生自体が稀な)状況で 「問題は何も見あたらない」 という場合は,I don't see any problem. とします。 よく,「any の後ろは可算名詞であれば常に複数形にする」 と暗記している人がいますが,それは間違いです。 |
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Lesson 10 例文2 |
a memory と 「a」 が付くのは何故でしょうか? memory という名詞は意味によって次のように使い分けます。 例文の使い方は2です。
冠詞の使い分けにあまり神経質にならない方がよいでしょう。 |
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Lesson 10 例文3 |
「How come ...?」 の疑問文についてより詳しく この文は Why ...? とほぼ同じ意味です(Why より強い驚きを表します)。 但し,語順は,「How come +平叙文の語順?」 「Why+疑問文の語順?」 と異なるので注意しましょう。 この How come ...? の文は,カジュアルな会話でよく用いられます。一般に,中学の教科書などでは扱われませんが,日常会話でよく使われる表現なので覚えおく必要があります。 |
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Lesson 11 例文2 |
I will never forget this day. と I never forget this day. の違いは? will は(未来のことに対する)「意志」 や 「決意」 を表すことばです。ですから I will never forget this day. という文には「忘れないぞ」 という 「決意」 が感じられます。 一方,I never forget this day. は単なる現在形なので,「私はこの日のことはいつでも,忘れてはいないのだ」 と話し手の 「習慣」 を述べていることになります。 * 現在形が一般に(現在の一時的状況ではなく)習慣を表すという点については Lesson 28 で学習します。 |
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Lesson 13 例文3 |
Nothing ever happens in this village. を下記のように言い換えることもできますか? Anything never happens in this village. Anything does not happen in this village. その言い換えはできません。 any で始まる名詞や代名詞,すなわち anything, anybody, anyone, any+名詞 を用いて「何も…ない」 とか 「誰も…ない」 という表現を作る場合は必ずこれらの(代)名詞の 「前」 に否定語(not, never)を置き,「後」 に置くことはできません:
×の形を避けるために,「Nothing [Nobody, No one, No 名詞] +肯定形の動詞」 (テキストの例文がその一例) という表現方法を用います。 |
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Lesson 14 例文2 |
「I'm sorry I can't understand everything. 」 は 「I'm sorry, I can't understand everything」 ではいけませんか? 日本語が 「すみません,…」 となっているため,英語も同様に 「 I'm sorry, …」 と,カンマを入れたくなりますが,ここではカンマを入れる必要はありません。 I'm sorry I can't understand everything. は,I'm sorry that I can't understand everything. の that(接続詞)を省略した文で,「私は私が全てを理解できないことを申し訳なく思います」 という意味です。つまり,sorry という感情の対象が,後ろの that節になっているわけです。このような 「感情の形容詞+that節」 という構文は,Lesson 109 で詳しく学びます。 例文の 「すみません,全部は理解できません」 は上記の 「私は私が全てを理解できないことを申し訳なく思います」をより口語的で自然な日本語に変えたものです。 |
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Lesson 14 例文2 |
I'm sorry I can't understand everything. は「全部は理解できません」 であるとすれば「全部が理解できません」 はどういう風に言うのでしょうか? 下記のヒントを参考に,まずはご自分で考えてみてください。すでにある知識で正解が出せると思いますよ。 "全部(が)" 理解できない = "いかなることも" 理解できない I can't understand ( ) |
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Lesson 14 (b) |
(b) の Everyone didn't answer correctly. がなぜ文法的に正しくないのかがわかりません。 「文法的に」という言い方にはやや語弊がありますが,以下のように2通りの解釈を生み,混乱の元となります。ですから一般的に 「100%+否定語」 の語順の文を使用すべきではない(=正しくない)とされているのです。 Everyone didn't answer corrctly. の受け止められ方 【全部否定】 全ての人が正しく答えなかった。 → 正解者は誰もいなかった。 【部分否定】 全ての人が正しく答えたわけではなかった。 → 正解しない人もいた。 それに対し,Not everyone answered correctly. は 「正解しない人もいた」 という 「部分否定」 の解釈しか存在しません。 |
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Lesson 15 例文3 |
Does anyone here speak Japanese? here の置く場所について動詞の前に置いてますが、動詞のあとか文末に置くのではないのですか? 動詞の前に置いてあるのではなく,名詞の後ろに置かれて名詞を修飾しているのです。 here, there, home のような 「場所を表す副詞」 は名詞の直後に置く場合に限り名詞を修飾します(つまり形容詞として用います)。 P43の 単語欄にある here にこの説明があります。 |
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Lesson 16 例文1 |
「ここはどこですか?」 は 「Where is here?」 としてはだめなのですか? DICTIONARY の Where am I? の説明に Where is here? が間違いと指摘してあります。 Where is here? の Where は副詞,here も副詞です。よって,この文には主語が存在しないことになります。主語になるのは名詞や代名詞であり,副詞を主語にすることはできません。 また,Where is this? とするのも間違いですが,これは 「これはどこにありますか?」 と,this の存在場所を尋ねているように聞こえます。ここでの is は 「存在する」 という意味だからです。 |
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Lesson 16 例文3 |
get my money back を get back my money としたら間違いですか? get back my money でもかまいませんが,get my money back という言い方の方が一般的です。 例文の日本語訳を見て英語に直す練習をする場合,例文と異なる英語になることは多いと思いますが,そのような場合には検索エンジンを使って使用頻度を調べてみるとよいでしょう。 例えば,get my money back と get back my money のインターネットでの出現頻度を Google( http://www.google.co.jp )で調べると次のような結果になります: get my money back ... 559,000件 get back my money ... 799件 つまり,get my money back という言い方の方がはるかに一般的だとわかります。 もちろんインターネット上の英語が全て正しいわけではなく,また,全く同じ英文が数多くのサイトに掲載されていたりしますので,100%信用できるわけではありませんが,かなり参考にはなります。「この言い方で正しいか」と疑問に思った場合,検索エンジンをうまく活用すればネイティブチェックができます。 ちなみに,Re-Start の DICTIONARY では get ... back, look ... up,turn ... down のように「動詞 ... 副詞」 という形で示されているものがありますが,これらは,目的語が 「代名詞」(it, them, me, him, her, you, us)の場合には必ず 「...」 の位置に置く必要があります。この点については Lesson 47 と Lesson 48 に詳しい説明があります。 |
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Lesson 16 例文4 |
When does the store open? は,When is the store open? としても同じ意味でしょうか? When does the store open? の open は (does があることから)動詞だとわかります。 動詞の open は 「開く」 なので,この文は,「いつ,店は開きますか?」 です。 一方,When is the store open? という疑問文は,the store is open という文の疑問形なので,open は 「形容詞」 ということになります。(is の後ろに動詞は置けませんね) 形容詞として用いる open は 「開いている」 なので,この文は,「いつ,店は開いていますか(=営業していますか)?」 となります。この場合は,次のような会話になります: "When is the store open?" "The store hours are Monday through Friday, from 9 am to 6 pm." 「お店はいつ開いていますか?」 「当店の営業時間は月曜から金曜まで,午前9時から午後6時までとなっております」 |
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Lesson 16 例文4 |
When does the store open? We open at 4:30. とあります。この場合の open は目的語がないので自動詞であると認識しています。 しかし、web上の Lesson 38 例7の解説に「自動詞と他動詞の両方が可能な動詞は自動詞+前置詞の形で用いてはいけない」と注釈があります。 open は自動詞・他動詞両方を取る動詞のため、上の注釈に従うと上記の例文は、 We open it at 4:30. となるのでは?と感じたのですが、この表現では拙いのでしょうか? (*疑問文にまでその範囲を広げると When do you open the store? ) We open at 4:30. の open は自動詞で 「開店する」という意味です。 open を 「他動詞」 で用いてわざわざ We open it (= the store) at 4:30. と言わなくても We open at 4:30. と言えば済みますので後者の方が簡潔で良い英語です。 open at は 「…を開ける」 という意味ではなく 「…時に開店する」 という意味ですから,「自動詞と他動詞の両方が可能な動詞は自動詞+前置詞の形で用いてはいけない」 というルールには該当しません。 |
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Lesson 17 例文1 |
Because I liked the color. は過去形なので、過去は好きだったという感じがするのですが、現在形にすると意味が違ってしまうのですか? 過去形と現在形ではもちろん意味が違ってきます。 現在形の like は 「現在の状態」 もしくは 「習慣」 を表します。「現在の状態」という意味をこの文に当てはめるのは無理があるので 「習慣」 の意味を当てはめて考えると次のような違いになります: 【like が過去形の場合】 "Why did you choose those shoes?" "Because I liked the color." 「なぜその靴を選んだのですか?」「その靴の色が気に入ったからです」 【like が現在形の場合】 "Why did you choose those shoes?" "Because I like the color." 「なぜその靴を選んだのですか?」 「その靴の色は私の好きな色だからです」 * the color は the color of those shoes ということです。 |
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Lesson 17 例文2 |
seem と look の違いは? ここでは 「…のようだ」 という動詞に seem が使われています。look も 「…のようだ」 という意味ですが,両者は全く同じ意味ではありません。 You seem tired. という場合,話し手は必ずしも相手の外見(顔の表情など)を見てそう判断したとは限らず,相手の声を聞いてそう判断したのかもしれません。 一方,You look tired. という場合,話し手は相手の外見(おそらく顔の表情)からそう判断しています。 seem は,話し手の主観で,「…のようだ」 という場合に用い,それが外見から判断したものか,声を聞いて判断したものか,うわさから判断したものかは問いません。とにかく(主観的に)「…のようだ」 という表現です。 一方,look は,話し手が何かを 「見て」 感じた印象を述べます。 相手に向かって,「顔色が悪いよ(=顔が青白く見える)」 という場合は,話し手の 「見た」 印象を述べているのですから,You look pale. とします。 You seem pale. と言えなくもありませんが,seem だと,外見と限定していないため,「君は青白いみたいだ」 といった中途半端な意味合いになります。 【補足】 look を 「look as if ...」 や 「look as though ...」「look like ...」 といった慣用表現で用いる場合は 「見た」 印象とは限りません。この場合は,seem と同じ意味になります。 |
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Lesson 17 例文5,6 |
「Why not 動詞の原形 ?」 及び 「Why 動詞の原形 ?」 について詳しく これらの文には,疑問文を完成させるのに必要な 「助動詞」(do, doesなど)と「主語」 が欠落しています。どちらもカジュアルな会話でよく用いられます。 これは Why の疑問文に特徴的な言い回しですから,他の疑問詞(When, Where, How, What など)で同様のことは行わないでください。 これら2つの表現は,教科書的ではないかもしれませんが,ネイティブが日常的に頻繁に使う表現ですから,Re-Start では重要表現として掲載しています。 |
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Lesson 18 例文2 |
「どうやってそこまで行ったの?」 は、How did you go there? でもいいのですか? How did you get there? は How did you go there? と同じ意味ですが,go が単に「行く」という意味であるのに対し,get には「たどり着く」というニュアンスがあります。 よって,ある場所へ到達するのに苦労したり時間がかかったというニュアンスを込める場合は get を使います。How did you come here? は「どうやってここ来たの?」,How did you get here? は「どうやってここに(たどり)着いたの?」という感じです。 |
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Lesson 18 例文7 |
How often do you go to the movies? a movieとの違いは? この the は何を指しているのでしょうか? a movie は 「ある1本の映画」 です。go to (see) a movie は 「(ある1本の)映画を見に行く」 という意味です。 無冠詞複数形の movies は 「映画全般」 を表し,他方,the movies は the で限定されて(=範囲が絞られて)いるので 「上映中の(複数の)映画」 を指します。 「映画を見に行く」 という(慣用)表現は以下の3つが可能です。このうち,go to the movies が最もよく用いられます。 go to a movie go to see a movie go to the movies * go to the movies は一本の映画しか見に行かない場合にも用います。 【お断り】 例文中の冠詞の使い方について全ての質問にお答えすることはできません。ご了承ください。 |
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Lesson 18 例文8 |
How high or how thick を How high or thick ... としてもいいでしょうか。 how を省略して How high or thick とするとやや不自然になります。日本語で違いを表現すると次のようになります: (A) How high or how thick is the atmosphere? 大気は,どのくらいの高さ,というか,どのくらいの厚さでしょうか。 (B) How high or thick is the atmosphere? 大気は,どのくらいの高さか厚さでしょうか。 このように,how をもう一度繰り返さないと,ややわかりづらく (=不自然に) なります。 |
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Lesson 19 例文1と3 |
a day と a kilo が置かれている位置について 1日(につき),何時間練習しますか? (a) How many hours a day do you practice? (b) How many hours do you practice a day? 1キロ(につき),この豚肉はいくらですか? (c) How much is this pork a kilo? (d) How much a kilo is this pork? (a)〜(d)は全て正しい英訳ですが,(b)より(a)の方がよりわかりやすく,また,(d)より(c)の方がよりわかりやすい文です。 DICTIONARY に書いてあるとおり 「 a(n) + 時間・数量の名詞 」 は 「…につき」「…あたり」 という意味です。この表現は文末に置くことも可能ですが,時間・数量・回数を表す名詞を修飾するので,それらの直後に置くのがもっとも自然です。(修飾関係にある語句は隣り合わせにするのが原則です) I eat three times a day (1日に3回,食事をします) I study three hours a day (1日に3時間,勉強をしています) How many hours a day do you study? (1日に何時間,勉強していますか?) 従って,冒頭の(b)より(a)の方がよりわかりやすい英語であるということが理解できたと思います。 同じように考えると,(d)の How much a kilo(1キロいくら?)でよいということになりますが,How much は How much money(どれだけのお金?)のように 「How much +名詞」 の形で後の名詞を修飾する使い方もあるため,How much a kilo とした場合に,「何キロ?」 と尋ねているかのようにも聞こえます。もちろん 「何キロ?」 は正しくは How many kilos としますので,厳密に言えばそのような誤解はないのですが,やや紛らわしく感じられるのは事実です。よって,この場合は紛らわしさを避けるために,How much と a kilo を分離した方がよりわかりやすくなります。 How much is this pork a kilo? * a kilo はHow much を修飾しているが,ここでは分離させた方が意味が取りやすい |
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Lesson 19 例文4 |
「the sun」「the Earth」とありますが、大文字、小文字の使い分けが分かりません。 「太陽」 は the sun としますが the Sun とすることもあります。 「地球」 は the earth か the Earth とします(無冠詞で Earth とすることもあります)。但し,小文字の the earth は「地面」や 「大地」 という意味でも用います。 「月」 は the moon としますが the Moon とすることもあります。 一般に,the Sun, the Moon のように大文字にするのは,他の星(planet)との関係で述べる場合です。 テキストの例文は the earth としてもかまいませんが,the Earth の方が 「地球」 という意味が明確です。 |
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Lesson 20 例文1 例文3 |
「What's the date today?」を「What the date is today?」はできますか。 また「What day is it?」を「What's day it?」とできますか。 どちらもできません。どちらも文法的に誤りがあります。 まずは(文法的に正しい)テキストの文ですが,
* ここでの today は date を修飾しています。 today, tomorrow, yesterday のような時を表す語は 名詞の後ろに置いて名詞を修飾できます。
* What は 「何の」 という形容詞で day を修飾しています。 このようにテキストの文は 「S V C」 という文型が正しく表現されています。 他方,お作りになった1番目の文は,
What は名詞 the date も名詞,today もここでは名詞として使われています。よって,この文は C が2つあります。 What を形容詞として用いる場合は後ろには直接的に名詞を置き 「what+名詞」 とします。名詞に the が付いていてはいけません。 次に,2番目の文(What's day it?)は,What's の 's は is の短縮形なので,
つまり S が2つあります。 本書は Chapter 4 が文型の学習ですので,そこを注意深く学習してみてください。 最後に,「日にち」 と 「曜日」 を尋ねる正しい表現を下記にまとめてみましたので参考にしてください。 (A)「今日は何日ですか?」
(B)「今日は何曜日ですか?」
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Lesson 20 例文2 |
Which do you prefer, Japanese movies or American ones? におけるカンマの入れ方について カンマを置く一つの基準は,そこにカンマを置くことによって,前の単語との関係を遮断するということです。話すときはカンマの部分で少しポーズを置きます。 上記の例文の場合,カンマを省いて,Which do you prefer Japanes movies ... と書くと,prefer の目的語が Japanese movies のように見えて読みづらくなります。ですから prefer と Japanese movies が連続してつながらないように(つまり遮断するために)カンマを置くわけです。 カンマの置き場所には他にもいくつかのルールがありますが,英語学習にかなり余裕が出てきた段階で,他の句読点(=セミコロン,ダッシュ,コロン)と一緒に学習するとよいと思います。現時点の書き取りでは,カンマの抜けについてあまり気にせずに学習を進めて下さい。 |
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Lesson 22 例文1 |
I'm here on vacation. の、I'm の発音が、「マイム」にしか聞こえずにいますが、いわゆる「アイム」と言っているのでしょうか。どちらかなと思いながら聞こえたとおり(「マイム」)といって練習はしているのですがそれでいいか不安です。 同じように、レッスン15の4の例文、Did she bake it herself? のDid の頭のDの発音がdではなく、tに聞こえます。dとtはよく似ている音なのでそれについては、tに聞こえるときもあるのだと自分自身で納得しながら練習したりしています。もし違っていたらご指摘ください。 Lesson 22 の I'm を聞くと 「アイム」 と 「マイム」 の中間に聞こえます。 Lesson 15 の Did she は 「ディッシ」 と聞こえます。 発音の練習としては 「聞こえた通りに真似て発音する」 という姿勢でよいです。 我々が日本語でやり取りをする時に相手に(十分な訓練を受けたアナウンサーのような)パーフェクトな発音を期待できないように,英語でもパーフェクトな発音は期待できません。発音は若干ぶれるものと思っておいた方がよいです。若干ぶれた音でも聞き取れるようにするのがリスニングの練習です。 |
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Lesson 23 例文1 |
なぜ付加疑問が 「wasn't that?」 とならないのですか? 付加疑問で用いる主語は 「代名詞」 を用います。 主語が Your sister という名詞なら,付加疑問で用いる主語は she という代名詞になります。 主語が She という代名詞なら,付加疑問で用いる主語も she という代名詞です。 This と That は代名詞ですが,これを置き換える代名詞は it です。よって,主語が That である場合の付加疑問文の主語は it になります。これが,Lesson 23 の例文1と Lesson 24 の例文2に当てはまります。 |
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Lesson 23 例文1 |
"Yeah, it was""Yeah,I was"のように聞こえます。これは初心者の聞き間違いでしょうか、それとも理由がありますか。 この例文に限らずCDに収録されている音声の発音には間違いはありません。 Yeah, it was. は it を弱く発音しますので Yeah ... was のように聞こえ 「...」 部分がなんとなく I のように聞こえたのだと思います。そのように言われて聞いてみますと,確かに it にも I にも聞こえます(よく聞くとやはり it に聞こえますが)。 ネイティブがこの Yeah, it was. を耳にした場合,1番目のスピーカーの話の内容を理解した上で2番目のスピーカーの話を聞きますから,Yeah ( ) was. の ( ) 部分は it だとわかり,仮に I に近い発音であっても I には 聞こえず it に聞こえます。 聞き取りがスムースにできるためには,音の聞き分けだけでなく,瞬時の読解力が必要です。音だけに頼っている[頼らざるを得ない]状況では聞き取れません。聞き取りが,読む,書く,話す,聞き取るという4つの技能の中で最も難しいのは,読む能力と音を認識する能力の両方が必要だからです。 |
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Lesson 23 例文2 |
"I said that, didn't I?" "You did?" という文章の that の品詞は何なのでしょうか? You did? が Did you? では駄目なのでしょうか? that は 「それ」 という意味の 「代名詞」 です。一般に日本語の「それ」 とか 「そんなこと」 に当たる英語は that です。 it も和訳すれば 「それ」 になりますが,日本語ではあえて 「それ」 とは言わず省略してしまうような場合に用いるのが it である,と覚えておくとよいでしょう。 You did? は Did you? としてもかまいません。 |
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Lesson 23 例文4 |
I suppose so. は 「アイ サポー ソー」 と 「サポーズ」 の 「ズ」 を発音しない? 同じ子音が2つ重なる場合,両方の子音をきちんと発音することは難しいため,1番目の子音は省略されます。例えば,bank clerk(銀行員)の場合,-k と c- は同じ子音なので,k は省略され,ban clerk(バンクラーク)と発音します。 suppose so の場合は -se(ズ)と s(ス)が同じ子音ではないので,-se を完全に省略することはありませんが(実際にナレーションでは -se は発音しています),類似した子音であるため,1番目の子音である -se は非常に弱く発音されます。 これらの点に注意して発音練習をしてみましょう。 |
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Lesson 24 |
never が使われた否定文の付加疑問は肯定形でいいのですか? never も not と同様に考え,付加疑問は 「肯定形」 になります。 You never watch TV, do you? あなたはテレビを全然見ないのですね? ちなみに,seldom, rarely (めったに…しない) や hardly, scarcely(ほとんど…ない) のような弱い否定の副詞が使われている文や,few, little のような弱い否定の形容詞/代名詞が使われている文も,付加疑問文は肯定形になります。 They seldom come, do they? 彼らはめったにやって来ないのですね? Little money was spent on this research, was it? この研究にはほとんどお金が費やされなかったのですね? * Little は形容詞で money を修飾 |
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Lesson 24 |
I'm not の付加疑問の例 I am の付加疑問は (am に am't という否定の短縮形がないため) aren't としますが,I'm not の付加疑問文は am not を肯定にすればよいわけですから,am I とします。 一つ,例文を示しておきましょう: "Hi! I'm not interrupting, am I?" "Of course not. Please, come in." 「やあ,(私)お邪魔だったかな?」 「いえいえ全然。どうぞ,中に入って」 |
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Lesson 24 例文4 |
付加疑問文の主語が they である点について 「誰も…ない」 という意味の nobody, no one や,「全ての人」 という意味の everybody, eveyone を指す代名詞は,現代英語では they を用いるのが最も一般的です。(he を用いることもできますが,古めかしい,また堅い響きがあります) no one は they で置き換えるので,例文4の付加疑問文の主語は they になります。 |
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Lesson 25 |
命令文の付加疑問について 命令文は,一方的な口調で,「…してください」 「…しなさい」 という意味を表しますが,「…してくれませんか」 と,やや控えめに言う場合には,Will you ...? や(よりカジュアルな言い方として)Won't you ...? という疑問文を用います。それゆえ,命令文のもつ一方的な命令口調を和らげ,より丁寧な言い方にするのに,will you? や won't you? という付加疑問を用いるわけです。 この,「命令文,will you?」 「命令文,won't you?」 は 「…してもらえない?」「…してもらえないかな?」 という,命令口調を和らげた表現ですが,わざと,このような控えめな言い方をすることによって,自分のいらだちを相手に伝えることもよくあります。日本語の 「(君)…してもらえないかな」 が言い方によっては話し手のいらだちを示唆するのと同じです。 命令文の付加疑問が,いらだちを示唆することがある,という点は高校の教科書や一般の文法書では触れられないため,Will you ...? や Won't you ...? と同様の表現だと思っている人が多いようですが,言い方によっては,嫌味に聞こえますので,むやみに用いないようにしましょう。 * Re-Start では,命令文の付加疑問をテキストに盛り込むか否かで執筆陣の意見が分かれましたが,高校の授業や大学受験の文法問題で取り上げられることが多いため,掲載しました。 |
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Lesson 25 例文3 |
「命令文,will you?」 と 「命令文,won't you?」 に意味の違いはありますか? ほとんど意味の違いはありません。「命令文,will you?」 より「命令文,won't you?」 の方がやや控えめで丁寧な言い方に聞こえる程度です。 |
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Lesson 25 例文5 |
anybody を anyone に替えて Don't tell anyone, will you? との言い換えは可能でしょうか。またその場合、ニュアンスは変化するのでしょうか。 言い換えは可能です。意味合いも変わりません。 anyone と anybody を比較した場合,anybody の方がくだけた表現です。 |
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Lesson 26 例文5 |
I don't feel like doing anything. の anything は everything ではだめですか? 「何もする気がしないな」の 「何も」 を 「全て」 と考え,everything とするのは間違いです。 I don't feel like doing everything. は 「否定語(don't)+ 100%の語(everything)」 の形なので 「部分否定」 となり,「私は全てのことを行いたい気分ではない」,すなわち 「私にはやりたくないこともある」 という別の意味になります。Lesson 14 の 「部分否定」 をもう一度よく読み直してください。 「何(事)も〜ない」という全体否定は 「否定語+anything」で表します。この点は Lesson 25 の NOTE の表をもう一度よく見直してください。 |
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Lesson 26 例文4 |
No industry is safe and neither are any occupations or professions.にすることは可能ですか? 不可能ではないにせよ,不自然です。 No industry が単数で扱われているので,それに合わせて any occupation or profession と単数にするのが自然です。この any は occupation と profession の両方にかかっています。 No industries are safe と複数形で始めるのであれば,質問の英文(and以降)は自然な形になります。 * No industry と No industries のニュアンスの違いはここでは割愛します。 |
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Lesson 26 例文4 |
「職業」 の英訳が occupation or profession となっているのは何故? occupation だけではだめですか? occupation という単語は全ての職業を指す語ですから,この文から profession を削除してもほぼ同じ意味です。 No industry is safe and neither is any occupation. どんな産業も安泰ではなく,どんな職業もまたしかりです。 しかし,この文にあえて(意味の重複を承知の上で) profession を加えることによって,「医者や弁護士のような地位の高い職業でさえ」 というニュアンスが出ます。 No industry is safe and neither is any occupation or profession. どんな産業も安泰ではなく,どんな職業も(専門職でさえも)またしかりです。 つまり,あえて or profession が入れることによって 「医者や弁護士のような社会的地位の高い(高給取り)も安泰ではない」 という厳しい状況を伝えることができます。 |
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Lesson 26 例文6 |
I can't dance very well, but neither can you. but を and に置き換えてもかまいませんか? 置き換えることはできますが,ニュアンスが異なります。 (a) I can't dance very well, but neither can you. (僕は確かにダンスが下手だ。でも君だってそうだよ) (b) I can't dance very well, and neither can you. (僕はダンスが下手で,また君もそうだ) (a)は「君も人のことは言えないよ」 と話し手の感情が込められていますが,(b)は「僕も君も下手だ」 と単に事実を述べています。 (a)の方がイメージの沸きやすい英文です。(b)は neither can you の you を次のように第三者にすればイメージしやすくなります: I can't dance very well, and neither can anyone else here. (私はダンスが下手で,ここにいる他のみんなもそうです) *ここにいる連中は自分も含めみんな下手であるという事実の説明。 |
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Lesson 27 例文5 |
「きみにひとつアドバイスをあげよう。」を単純に言い換えて Here is one advice for you.(または Here is an advice for you.) としても良いのでしょうか?喋ることを前提として考えると咄嗟に「a piece of」と言う 表現が出てこないのでお伺いさせて頂きました。 本文の DICTIONARY に書いてある a piece of ... と advice の説明を読んでください。 advice は不可算名詞です。不可算名詞は数えることができないので a や one を付けたり(an advice, one advice),複数形(advices) にしたりはできません。 不可算名詞をあえて 「1つの...」 と数えたい場合は名詞の種類によって名詞の前に「a piece of 「a sheet of」 などを付けます。 |
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Lesson 27 |
There is/are ... と Here is/are ... の文の違いは? どちらも存在を表す文ですが,There is/are ... は 「…がある」 「…がいる」 と,何かの存在を相手に知らしめようとする表現で,それが遠くにあるか近くにあるかは話し手にとって重要ではありません。 例文1は 「教会」 の存在を,例文2は 「問題点」 の存在(しない)ことを相手に伝えようとしています。文頭の There は 「そこ」 という意味ではない点に注意してください。例えば 「そこに女性がいた」 という文は,There was a woman. ではなく,There was a woman there. となります。 一方,Here is/are ... は,「ここにある」 と,近くに何かが存在することを相手に知らしめようとする表現で,「ここ(Here)」 に意味の力点があります。 |
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P28 Quiz |
How about it? と What's it like? の違いは? How about ...? は What about ...? とも言い,「…はどうですか?」 と何かを提案する時の表現です。 How about another cup of tea? なら「もう一杯お茶どうですか?」という相手への提案。 No, I'm busy on Monday. How about Tuesday? なら「いや,月曜は忙しいんだ。火曜日はどう?」 という(逆)提案です。これを How about it? に当てはめると 「それはどう?」 という提案になります。しかし設問の空所部分は相手に何かを提案をする状況ではありません。ですから How about it? は不適切です。 What's it like? の it は「それがどんなものか?」という意味です。it は物でも場所でもかまいません。場所である場合は,「それはどんな所ですか?」という意味になり,空所部分に合致します。 |
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Lesson 30 例文4 |
現在進行形ではなく,will を用いて How soon will we take off? としてもかまわないのでしょうか? 例文4の現在進行形は「間近に迫った状況(予定)」を表しています。take off(離陸する),land(着陸する),depart/leave(出発する),arrive(到着する)のような 「発着」 を表す動詞は,瞬間的にその動作を終える動詞であるため,進行形にした場合は原則として「…している」「…し続けている」という継続の意味にはなり得ず,その代わりに「…しかかっている」「間もなく…する」「やがて…する」という未来の行為を表すことになります。この点はしっかりと頭に入れておく必要があります。 例文4の現在進行形は,「will+動詞の原形」に置き換えて表すこともできますが,この文では現在進行形の方が自然です。ここでは,飛行機に乗った乗客が乗務員に離陸という「間近に迫った状況」について尋ねているからです。「will+動詞の原形」は漠然と未来の状況を表し,それが間近であるか遠い未来であるかを問題にしません。 ちなみに「間近に迫った状況(予定)」を表す場合,現在進行形の代わりに「未来進行形」(will be 動詞のing)を用いることがあります。(現在進行形より未来進行形の方がフォーマルな言い方です) How soon will we be taking off? (= How soon are we taking off? ) Ladies and Gentlemen, we will be taking off shortly. みなさま、間もなく離陸いたします。 *未来進行形の基本については Lesson 138 で学習します。 |
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Lesson 30 例文4 |
How soon are we taking off? という文の How soon を How long に変えてもいいのでしょうか? また、How soon と How long は意味にどのような違いがあるのか教えていただきたいのですが。 How long を How soon に換えることはできません。両者は完全に意味が異なります。 How soon は 「今から何分[何時間,何日,何週間,etc.]後に」という意味で,「それが起こるのがいいつか」を尋ねる表現です。大雑把に言うと When (いつ)です。 How long は 「どのくらいの(期)間」という意味で,「それにかかる時間の長さ」 を尋ねる表現です。 ○ How soon are we taking off? (今から何分後に離陸しますか?) × How long are we taking off? (どのくらいの(期)間離陸しますか?) ○ How long does it take to get there? (そこへ到達するのにどのくらいの期間がかかりますか?) × How soon does it take to get there? (そこへ到達するのに何時間後にかかりますか?) |
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Lesson 32 例文1 |
主語の The Yankees は1つのチームなのに何故動詞を were で受けるのですか? the Yankees の最後の -s は複数形の s です。つまり the Yankees は複数名詞で,Yankee(ヤンキー)が集合したチームです。 the Giants(巨人軍)は Giant(巨人)の集合したチーム,the Tigers は Tiger(虎)が集合したチームです。 ここでの the は「複数のものをひとまとめに束ねる」という働きをしています。 複数名詞なので動詞は複数形(be動詞なら are, were)で受けます。 * 同じ複数名詞でも the United States のような国は単数で受けます。 |
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Lesson 32 例文5 |
close to campus の campus が無冠詞なのはなぜですか? campus という名詞は,可算名詞と不可算名詞の両方で用います。 以下は可算名詞として用いた例です: a beautiful campus ((ある一つの)美しいキャンパス) この例では「キャンパス」が単数なので冠詞の a が付いています。 一方,不可算名詞として冠詞の a や the を付けずに用いるのは,「話し手や文の主語が関わっている(通常,通っている)キャンパス」という意味の場合で,通常,「キャンパスに住む」とか「キャンパスの近くに」というように場所を表す前置詞と共に用います: Most students here live on campus. ここの学生の大半は,大学の構内(の寮)に住んでいます。 Most students here live off campus. ここの学生の大半は,キャンパスの外部に住んでいます。 I moved to an apartment close to campus. 私は(自分が通う)大学のキャンパス近くにあるアパートに引っ越した。 例文5は,上記の3番目の使い方です。 これと似た使い方をする名詞に town があります。 a small town という場合は可算名詞の使い方ですが,下記のように無冠詞の不可算名詞として使う場合は,「話し手や文の主語が関わっている(=住んでいる,働いている,買い物に行く,等の)町や中心街」という意味になります。ここでも上記の「キャンパス」と同様,場所を表す前置詞を伴います: We stayed in the best hotel intown. (町で一番のホテルに宿泊した) I went totown to do some shopping. (町に買い物をしに出かけました) He is out oftown on business this week. (彼は今週,出張で留守にしています) |
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Lesson 32 例文4 |
例文中の were going to について be going to ... という表現には2つの形があります。 一つは,to の後ろに名詞を置き,「be going to 名詞」 とする表現。 もう一つは,to の後ろに動詞の原形を置き,「be going to 動詞の原形」 とする表現です。 「be going to 名詞」 は 「(これから)<名詞>に行くところ」 という意味で,「be going to 動詞の原形」 は 「(これから)〜しようとしているところ」 という意味です。 to の後ろに置かれる品詞は異なりますが,どちらもまだ行っていない,これから先(=未来に)に行うことを表している点に注目してください。 この be going to の be を現在形と過去形に分けると,それぞれ次のようになります: 【A:現在形】 (a) is [am, are] going to 名詞 「(今から先に)<名詞>に行くところ」 (b) is [am, are] going to 動詞の原形 「(今から先に)〜するところ」 【B:過去形】 (a) was [were] going to 名詞 「(その過去の時からみて先に)<名詞>に行くところ」 (b) was [were] going to 動詞の原形 「(その過去の時からみて先に)〜するところ」 Lesson 32 の例文4は,上記の【B】(a) に当たり,I thought(私が思った)という 「過去の時点から見た先のこと」 を表しています。 ちなみに,「be going to 動詞の原形」(上記【A】(b)と【B】(b)) を,学校では 「未来形」 として習います。 |
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Lesson 33 例文1 |
I've cut my finger. という文を、「昨日、怪我して、今も治っていない」という文にするには、yesterday が付くので過去形にするのですか? yesterday を付ける場合は I cut my finger yesterday. という過去形にします。しかし,この文は 「昨日指を切ってしまった」 という過去の事実のみを伝えており,この文から 「今も治っていない」 といった現在の状況をうかがい知ることはできません。過去形の副詞(yesterday)と現在完了形(I've cut)は1つの文中で両立できないということです。 「昨日指を切ってしまって,まだ治っていない」 と言いたいのなら,2つの文を用いて,前半を過去形の文,後半を現在完了形の文にします: I cut my finger yesterday and it hasn't healed yet. * heal は自動詞。 |
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Lesson 34 例文1 |
「天気をもつ」というのがどうもしっくりきません。「天気」は持とうとしたって持てるようなものではないので「We have rainy weather〜」(これは現在完了ではないですが)という表現に違和感を感じます。 例えば天気ではなく「時間」であれば(人が能動的に工面すれば確保できるものなので)「Do you have time?」のような表現には違和感を感じないのですが。 have は自らの意志で(能動的に)持っている場合と,(受動的に)持っている場合の両方で用いる動詞だということです。 この例文は自らの意志ではなく(受動的に)持っているケースで,I have two brothers.(私には兄弟が2人いる)なども同じです。 |
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Lesson 34 例文4 |
現在完了進行形について Who's been sleeping in my bed? 私のベッドで(今まで)寝てたのは誰なの? この文の現在完了進行形(has been sleeping)は 「現在では終了している行為」 を表しています。 現在完了進行形の示す行為が今も続いているか,それとも今まで(厳密に言えばほんの少し前の過去まで)続いていたが今はもう終了しているのかは,通常,状況や文脈から判断が可能です。(但し,それがまだ続いているか終了しているかを問題にするような状況はあまりないと言えますし,継続性の有無が重要な争点になるようなデリケートな場合なら,ことばを補足したり,別の言い方をしたりして明確にします)。 例文4の場合,Who's been sleeping in my bed? は,次の2通りの解釈が可能です: 【A: 今も続いている行為】 「私のベッドで今まで(そして今も)寝ているのは誰?」 【B: 今はもう続いていない行為】 「私のベッドで今まで寝ていたのは誰?」 前後の文脈がない状況では,上記のどちらの意味も可能性がありますが,どちらがより日常ありがちかと問われれば,B でしょう。B は家族に自分のベッドを荒らした犯人を尋ねている状況が容易に想像できますが,A はどのような状況か容易に想像できません。そもそも自分のベッドで今寝ている人物が誰かを知りたいのなら,現在進行形で Who's sleeping in my bed? と尋ねるはずです。ですから,テキストでは常識的な B の意味で解釈をしています。 ちなみに,この文の日本語訳は 「私のベッドで寝てたの誰?」 なので,この日本語を見て英語に訳す練習をした人の中には,過去進行形を使った人がいるかもしれません。 過去進行形を用いると,次のような意味になります。 Who was sleeping in my bed? 誰が (その時・あの時・私がいない間に) 私のベッドで寝ていたの? つまり,この文は過去のある時・もしくは短期間における進行中の状況を尋ねているわけで,この文を述べた人の頭の中には 「あなたが帰ってきたとき(when you came back)」 とか 「私が外出中(while I was out)」 といった過去のある時や短期間の状況を念頭に話していることになります。 |
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Lesson 34 例文4 |
Who has been sleeping in my bed? を Who has slept in my bed? としてもよいのか。 また,It has been snowing ... を It has snowed ... としてもよいのか。 かまいません。go, come, fall, leave, arrive のように 「瞬間的に動作が完了する」 動詞を除けば,継続用法を表す現在完了進行形(= have been Ving)は普通の現在完了形= have Vp.p) に置き換えることができます。 但し,現在完了形を使う場合は,継続用法以外の意味に解釈される可能性があるので,for ... や since, How long といった 「期間」 表す副詞を添えるのが一般的です。 現在完了進行形を用いると,感情が込められて話の内容が生き生きとしますが,普通の現在完了形を用いると,冷静で客観的な感じがします。よって,例文4のように,話し手の感情(=いらだちや怒り) が込められている文は,現在完了進行形を用いるのが自然です。 一部の参考書では,現在完了形と現在完了進行形の区別に関して,以下のような解説がなされていますが,必ずしも正確ではありません。 「継続用法で用いる現在完了形は,過去から現在まで続いてきたが今では終了している行為を表し,一方,現在完了進行形は,過去から現在まで続いていて今もなお続いている行為を表す」 |
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Lesson 35 例文2 |
ever の有無でニュアンスは変わりますか? ever は経験用法で用います。 ever があることによって 「今までに…したことがあるか」 という意味の 「経験用法」 であることがはっきりします。 この文に ever がないと,状況によっては 「もう試食し終えたの?」 という 「完了方法」 にも解釈できます。 |
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Lesson 35 例文4 |
have been to ...(...に行ったことがある) は、have gone to ... に言い換え可能か? 言い換え可能です。 例文4は Have you ever gone to a foreign country? とすることもできます。 have gone to は have been to よりくだけた言い方でよく用いられます。 ちなみに have been to ... には 「...に行ってきたところだ」 という 「完了」 の用法で用いられることもあります。その場合はたいてい just が挿入されます。 I have just been to a karaoke restaurant. 今,カラオケ店に行ってきたところです。 * just (たった今) があるので 「経験」 の用法と勘違いされることはない。 |
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Lesson 35 例文4 |
「have been to...」 の been は存在を表す「be」と理解してよいか。 この表現の be動詞は 「存在」 を表しています。 「存在が…にまで至った(to ...)ことがある」 ということは「…へ行った[来た]ことがある」 ということです。ここでの現在完了形は 「経験」 の用法です。 |
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Lesson 35 例文5 |
have been のあとに to が付く場合(例文4)と,to が付かない場合(例文5)とがあるが,どのような場合に「to」が付き,どのような場合に「to」が付かないのか。 「…へ行ったことがある」 「…へ来たことがある」 の 「…」 が名詞の場合は to を付けます: I have been to India five times. (インドには5回行ったことがある) I have been to this restaurant many times. (このレストランには何度も来ている) I have never been to a foreign country. (私は外国に行ったことがありません) 名詞の前に前置詞の to を置いて副詞句にすることにより 「…へ」 という意味にできます。 他方,「…へ行ったことがある」 「…へ来たことがある」 の 「…」 が次のような副詞の場合は to を付けません: there(そこへ) here(ここへ) abroad(外国へ) I have been there a few times. (何度かそこへ行ったことがある) I have been here before. (以前ここに来たことがある) I have never been abroad in my life. (生まれてこのかた,外国へは一度も行ったことがない) これらの副詞には 「…へ」 という to の意味が含まれているので,to(…へ)を付けると 「…へ」 を二回繰り返すことになります。 |
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Lesson 36 例文6 |
日本語訳では「プロポーズ」したことに重点を置いているようになっていますが、プロポーズしたときには知り合って3ヶ月経っているということを言いたいわけではないのでしょうか。 この文は、プロポーズしたことと、プロポーズした時点で知り合って3ヶ月経っていることとどちらが言いたいのでしょうか。 英文の意味合いに関するやや高度な話になりますが,この文は 「主節(I had known her for three months)+ 副詞節(when I proposed)」 という構造です。主節と副詞節を入れ替えると 「副詞節(When I proposed)+ 主節(I had known her for three months)」になります。どちらも同じことを言っていますが,意味合いとしては,前者の方が後者よりも副詞節が強調されます。 つまり,以下の2つの形では(主節が副詞節よりも強調されるのは言うまでもありませんが) (A)の方が(B)より「副詞節」が強調されます。 (A) 「主節+副詞節」 (B) 「副詞節+主節」 よって,(A) の When I proposed, I had known her for three months. は 「私がプロポーズした時,彼女と3ヶ月知り合っていた」 という和訳だけが妥当ですが,(B) の I had known her for three months when I proposed. は (when I proposed が強調されるので) 「知り合って3ヶ月目にプロポーズしました」 という(テキストの)和訳も同様に,もしくはより妥当なわけです。 |
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Lesson 37 例文5と6 |
どういう場合に 「大過去」 と解釈するのですか? 「had+動詞の過去分詞」は,「過去の一時点までの完了・結果・継続・経験」を表すと解釈するのが一般的で,「大過去(=過去の一時点からさらにより過去にさかのぼった出来事)」という解釈は二次的です。よって,話し手が過去完了形を用いて「大過去」を表す場合は,それが「大過去」を表しているのだということが相手に伝わるような文脈で用いたり,または時の副詞を添えたりするのが一般的です。 まずは,例文6(Her dress was dirty. She had worn it the day before.)でこのことを確認してみましょう。 仮にこの文が,Her dress was dirty. She had worn it. で終わっていたとすれば,had worn it は was dirty までの「継続」を表すと解釈するのが一般的です*。 つまり 「彼女のワンピースは汚れていた。彼女はそれをその(汚れていた)時までずっと着ていた」という解釈です。しかし,最後の the day before(その前の日に)という副詞句がこの解釈を覆します。つまり,had worn it は was dirty までの継続ではなく,was dirty とは切り離されたより過去(=大過去)の出来事を表していたのだということが,the day before を目にした瞬間にわかるのです。 * wear は「身につけている」という「状態」を表す動詞なので,過去完了形の意味は「継続」の意味に限定されます。(「状態」を表す動詞の完了形はたいてい継続を表します) 続いて例文5 (He worked on a farm. He had left home after high school.) を見てみましょう。 He worked on a farm. は「彼は農場で働いていた」という「過去の習慣」を表しています。この文に He had left home と続けると,「彼は家出をしてそこにいたのだ」(=過去完了形の結果用法)という解釈が一般的ですが,「彼はそれ以前に家出をしていたのであった」(=大過去),という解釈も可能です。ここでも,後者の「大過去」に解釈を導くのは after high school(高校卒業後)という副詞です。after high school が He worked on a farm より過去の出来事を指す副詞句である以上,worked という過去の時点に意味の焦点がある「結果用法」より,worked から離れたより過去の時点に焦点がある「大過去」の方が理屈に合います。結果,He had left home after high school. の had left は worked の時点から見た「大過去」を表すという結論になります。 但し,過去完了形が「結果用法」か,それとも「大過去」なのか,という区別はあまり重要ではありません。というのは,意識の焦点は異なるものの,どちらも「過去の時点を起点としてさらにより過去の時点で起こったこと」を表しているという点では同じだからです。例文5で言えば,had left は「結果用法」と取ろうとも「大過去」と取ろうとも,「家出をした」という行為は worked という過去の時点よりさらに過去の時点の行為であることがわかります。実際,時を表す副詞がない場合は,「結果用法」とも「大過去」とも取れる場合が多いということを頭に置いておくとよいでしょう。 【補足】 「大過去」の用法は物語や小説の中でよく目にします。過去のある時点の出来事を過去形で話している時に,さらにより過去に起こった何らかの出来事について言及することが,物語や小説などではよくあるからです。(センター試験の最後の物語文では大過去の用法が度々登場します) |
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Lesson 37 例文5 |
work on a farm を work at a farm や work in a farm にしたら駄目でしょうか? 不適切です。 簡単に work in ..., work at ..., work on ... の使い分けを説明しましょう。 at は work at a store や work at a factory のように 「建物」 や 「施設」 で働いているという場合に用います。at はその建物や施設の 「内」 か 「外」 かを問いません。at は 「その地点で」 という意味です。 in を用いるのは特に 「屋内」 を強調する場合です。 on は 「土地」 で働いている場合です。on は 「面の上」 を意識したことばです。 farm (農場)は 「建物」 ではなく 「土地」 ですから,work on a farm とします。 |
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P92 Quiz B |
Lesson 14 で学んだ部分否定は「Not+100%」の語順ですが、なぜ、Quiz 試験問題にチャレンジ B の I can't speak Chinese at all. 「中国語は全く話せない」 は完全否定になるのでしょうか。 また、よく答えに用いる Not at all「どういたしまして」 は「全く構わないよ」と考えてよいのでしょうか。 at all を用いた否定は完全否定になるのかなと思いましたが、勉強不足でよく理解できません。 「not + all」 は 「全てが〜というわけではない」 という部分否定になりますが,「not + at all」 は別個に考えてください。 at all は 「全く,全然」 という意味で not の度合いを強調する副詞句であり,「not + at all」 は 「全く[全然]〜でない」 という全部(=完全)否定です。 "Do you mind if I smoke?" "Not at all."(「私がたばこを吸うと差し支えありますか?」「いいえ,全く差し支えありません」) の Not at all. も同様,全部(=完全)否定です。 |
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Lesson 38 |
自動詞と他動詞の違いを意識することはなぜ重要なのですか? 英語のテストではよく自動詞と他動詞を区別する問題が出題されます。また英語を書いたり話したりする際も,自動詞と他動詞の区別を意識する必要があります。 例えば,次のような文の正誤を判断するときに自動詞か他動詞かを意識する必要があります。 ● 各英語に間違いがあれば指摘してください。 (a) They arrived the theater on time. 彼らは時間通りに劇場に着いた。 (b) He was waiting a bus. 彼はバスを待っていた。 (c) She married with a lawyer. 彼女は弁護士と結婚をした。 【解答&解説】 (a) arrive は自動詞なので目的語(the theater)を直接取れない。the theater の前に at を置く。 (b) wait は自動詞なので目的語(a bus)を取れない。a bus の前に for を置く。 *自動詞が目的語を取るためには前置詞が必要になります。 (c) marry は他動詞なので直接,目的語(a lawyer)が取れる。だから前置詞(with)が不要。 |
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Lesson 38 例文4 |
I finally passed my driving test yesterday. という文章の my driving test の my がないのは駄目でしょうか? また、exam 等の単語に「my」をつけて、I passed my exam... のような使い方はできるのでしょうか? 単純に my を取り去って ... passed driving test としてはいけません。 test は可算名詞ですから a test, the test, this test, that test, my test のように,冠詞や冠詞の代わりをする指示語,所有格の形容詞などによって限定する必要があります。 test と同じく exam にも my を付けることができます。I passed my test/exam. と言う場合の my test/exam は 「私に課せられたテスト」 という意味です。 |
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Lesson 38 例文6と7 |
例文6と例文7で"left"の発音が違って聞こえます。まだ例文6のディクテーションがうまくできません。 同じ発音記号の発音になっているが初心者には区別が難しいのでしょうか。あるいは同じ単語でも発音に幅がある。文のなかで単語同士のつながりやアクセントなどで違って聞こえる範囲なのでしょうか。 例文6の女性は left の t の音をやや弱めに発音しています。一方,例文7の男性は left の t を音をやや慎重に発音しています。どちらも音自体は明瞭ですが,例文6は前後の文脈がないので,唐突であり,その点において聞き取りが難しいかもしれません。 おっしゃるように,同じ単語であっても,前後の単語との結びつきによって少し音が変化します。また,スピーカーによって多少のくせもあります。 例文6の left の発音も,例文7の left の発音も,どちらも一般的な left の発音です。たくさんの(人の)発音を聞くことによって,発音が少し違っても認識できるようになります。ですから,聞き取りはたくさん聞いて慣れるしかないのです。 少しぐらい聞き取れないものがあっても当たり前ですから,あまり神経質にならずに続けてください。 |
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Lesson 38 例文7 |
He left Japan. は He left from Japan. としてはいけないのですか? He left from Japan. は間違いです。 まずは文法の基本として次のルールを覚えておきましょう: 自動詞と他動詞の両方で用いることができる動詞を 「自動詞+前置詞」という形で用いてはいけない。 つまり,前置詞を付けなくても目的語を取れる他動詞の用法があるのだから,わざわざ前置詞を付けて自動詞の用法にはしないということです。例文7に当てはめると,leave は他動詞として用い leave Japan とできるのだから,わざわざ leave を自動詞として用い前置詞を置いて leave from Japan とする必要はないということです。 【補足】 leave を自動詞として用い leave from ... という表現にすることもあります。これは,「<乗り物>が<ある地点>から出発する」 という場合です: ○ The ship had already left from the harbor. (船はすでに港から出発していた) ○ The bus leaves from Tokyo Station at five o'clock. (バスは5時に東京駅から出発します) この leave from ... は必ず主語を 「乗り物」 にします。主語が 「人」 の場合は使えません。「乗り物」 を主語にした場合,自動詞用法の leave from ... と他動詞用法の leave ... の両方が可能ですが,前者は 「出発した地点」 に意味の重点があり,後者は 「出発する」 という行為そのものに意味の重点があります。( left from the harbor(港から出発した)は the harbor に意味の重点があり, left the harbor(港を出た)は left に意味の重点があります) さらに補足すると, 「乗り物」 を主語にする場合, leave であれ leave from であれ,目的語には 「地点」(harbor, airport, stationなど)の名詞を置きます。「地域」(Tokyoなど)を表す名詞を置くと不自然に聞こえます: × The bus leaves from Tokyo at five o'clock. × The bus leaves Tokyo at five o'clock. * 「地域」 を表す名詞が目的語になっているので不適切 |
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Lesson 39 例文4と7 |
例文4の was と例文7の were は動詞(V)ではないのですか? 例文4の was と例文7の were は,共に 「助動詞」 と見なします。 be動詞には動詞としての働きと助動詞としての働きがあります。 まず,動詞として働くのは,次のように be動詞の後ろに補語や副詞(句)が置かれる場合です: (a) He is a good teacher. 彼は良い先生です。 (be動詞+補語) (b) He is in Spain. 彼はスペインにいます。 (be動詞+副詞句) (a)は 「(イコール)…である」 という意味,(b)では 「いる=存在する」 という意味で,動詞としての働きが明確です。 一方,be動詞が 「動詞のing形」 や 「動詞の過去分詞」 の前に置かれる場合は,現在・過去進行形や受動態といった文法上の形とその時制(=それがいつの出来事なのか) を示すという,動詞の補助的な役割をするので 「助動詞」 と見なします。この場合は 「動詞のing形」 や 「動詞の過去分詞」 を動詞と見なします: (c) The wind was blowing hard. 助動詞 動詞 風が強く吹いていた。 (過去進行形) (d) The Tokyo Tower was destroyed by Godzilla. 助動詞 動詞 東京タワーがゴジラによって破壊された。 (受動態) ちなみに現在の中学・高校の英語教育では(より大雑把に)be動詞も含めて動詞と見なすようです: (e) The wind was blowing hard. 動詞 (f) The Tokyo Tower was destroyed by Godzilla. 動詞 この場合は,be動詞を動詞の一部と見なしているわけですが,be動詞を助動詞と見なすか動詞の一部と見なすかは,ご自分が理解しやすい方を選択してください。そもそも,このような文法上の分類には特に重要性はありませんので,あまり悩まないでください。(能率良く学習を進めるためには,文意を正しく理解できているか否かを考えることが重要であり,そのために必要なルール(文法)は重要視すべきですが,そうでない部分の文法にはあまり頓着しないことが重要です) |
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Lesson 39 例文4,5 |
The north wind was blowing hard. The stars were shining brightly in the sky. の例文において動詞は全て「ing部」となっています。しかし過去、他の参考書などではbe動詞部を動詞とみなし、「ing部」は形容詞とみなすような解説もありました。 Web上でも同様の質問があり、その回答として「be動詞部を助動詞とみなす、あるいはbe動詞を動詞の一部とみなすのも可。覚えやすい方で覚える、または拘らない方が良い」と言う記載もありました。ここで本文中の例文にない表現なのですが、 Everyone is excited about this idea. と言う表現が他の本にありました。excite は他動詞なので動詞と考えるとabout は取れないので形容詞として認識するようにしていたのですが、上記の解説によると excited は動詞としても良いのかも?と思う反面、aboutの扱いはどう考えれば良いのか?と疑念が湧いてきております。この場合もあまり拘らないようにした方が良いのでしょうか? ただ、当方は「喋る」ことに主眼を置いているため、拘らないようにすると結構な間違いをしてしまいます(例えばdiscuss aboutなどとつい使いそうになる。)。 文法はことばの意味を正しく理解するための手段ですから,意味が正しく掴めているなら手段(=文法的分類や分析)にこだわる必要はありません。 excited, interested, bored, worried, surprised のような 「人の心理状態や感情」を表す他動詞の過去分詞形は 「形容詞」 と考えます。 Lesson 95 でこの点について詳しい説明があります。まずは本書を最後まで通読してみてください。 |
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Lesson 40 例文2 |
「掛ける」 の times について かけ算の「掛ける」は常に複数形で times とします。 ですから「1×4」は「one times four」,「2×4」は「two times four」です。 ちなみに加減乗除における「は(=)」は,is で表しますが,他に equals, makes という動詞を使うことも可能です: Two times four is eight. Two times four equals eight. Two times four makes eight. (2かける4は8です) |
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Lesson 40 例文3 |
Lesson 28で 「現在において 「固定されていて変更の余地がない(未来の)こと」,すなわち....」 という記述があります。例えば誕生日は 「変更の余地がない」 ので,「私は10月に30歳になります」 という文の場合 I'm thirty in October. で良いと思います。 しかし,Lesson 40 の例文3 には I'll be thirty in October. として記載されています。 I'm thirty in October. と I'll be thirty in October. ではどういう差異があるのでしょうか? あるいは使い分けはどうなるのでしょうか? 話が細かくなりますが,「現在形を用いて未来の確実・確定的なことを表す場合」 は原則として 「動作動詞」 を用います。 「動作動詞」 とは 「…になる」 「…する」 という意味の動詞です。一方,「…である」 「…している」 という意味の動詞を 「状態動詞」 と呼びます。 be動詞(am, is, are)は 「…である」 という意味の 「状態動詞」 です。「状態動詞」 は現時点のことや習慣を表すのが一般的です (つまり,未来を表すのには無理があります)。そこで 「状態動詞」 を用いて未来の (確実・確定的なこと)を表す場合は will を付けます。よって I’ll be thirty in October. となります。 一方, 「…になる」 という動作動詞は become や turn です (年齢の場合はturn がよく用いられる)。 これらの動詞は現在形のままで確実・確定的な未来を表すことができます。 次のようにです: I turn thirty in October. (10月に30歳になります) * I will turn thirty in October. も可能。 【補足】 「未来の確実・確定的なこと」 は 「動作動詞の現在形」 で表すのが一般的ですが,will を用いることも可能です。 |
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Lesson 40 例文5 |
この文が第1文型で「in the refrigerator」が副詞句であるということは、「Your dessert is.」だけでも第1文型の文として成立する、ということですか。 Your desert is. は 「あなたのデザートは存在する」 という第1文型ですが,これだけでは文として成立しません。「存在場所」を示す副詞が必要です。 ただ,「主語+be動詞」 だけで 「<主語>が存在する」 という第1文型が成立する例は,以下のような古い英語では見られます: I think; therefore I am. 我思う,故に我在り。 (デカルト) To be or not to be, that's the question. 生きるべきか死ぬべきか(←存在すべきかそれとも存在すべきで ないのか),それが問題だ。 (シェークスピア「ハムレット」) 現代英語で副詞を伴わずに 「...が[は]存在する[ある,いる]」 という場合は There is/are ... や ... exist. のような言い方にします。 |
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Lesson 40 NOTE 2 |
第2文型(S+V+C)で用いる「V」を自動詞と呼ぶという知識は,辞書で動詞の意味を確認する際に必要になります。 しかし,何故,それが他動詞ではなく自動詞に分類されるのかという理屈は(言語学の研究者でもないかぎり)理解する必要はありません。 とにかく,第2文型で用いる動詞は自動詞である,と覚えておいてください。 また,完全自動詞とか不完全他動詞といった学問上の区別は,あくまで参考として,どちらかと言えば英語を教える人向けに書いた知識であって,それを知っていたからといって英語力が上がるわけではありません。ですから,一般の学習者は覚えなくてもかまいません。 第2文型(S+V+C)において大事なことは,この文型で使うことができる動詞にはどんなものがあり,それらの動詞は補語(C)にどんな品詞を取るかです。このことをテキストできちんと身につけてください。これは英語力と大いに関係があります。 最後に,自動詞と他動詞の整理をしておきます。 【自動詞】 第1文型(S+V)で用いる「V」は自動詞。辞書には [自] と記載。 第2文型(S+V+C)で用いる「V」は自動詞。辞書には [自] と記載。 【他動詞】 第3文型(S+V+O)で用いる「V」は他動詞。辞書には [他] と記載。 第4文型(S+V+O+O)で用いる「V」は他動詞。辞書には [他] と記載。 第5文型(S+V+O+C)で用いる「V」は他動詞。辞書には [他] と記載。 |
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Lesson 41 |
get の補語について get が 「…になる」 という意味で補語を取る場合,「…」部分の補語には形容詞が置かれるということがテキストの表に示されています。まずはこの点をしっかり頭に入れておいてください。 やがてみなさんの学習が進むと,次のような例に出くわすことになります: This is getting to be like a Christmas tradition with me. これは私にとってだんだんクリスマスの伝統行事のようになりつつある。(NHKラジオ講座より) この場合の get は 「…になる」 という意味に解釈することができるので,後ろのto不定詞を補語と見なすことができますが,「get to 動詞の原形」全体を 「…するようになる」 という意味の熟語として覚えた方が単純でわかりやすいと思います。(「to 動詞の原形」を補語と考えるべきかどうかといった文法学的な問題には頭を悩ませない方が学習がはかどります) ちなみに,come も後ろに to不定詞を取り 「…するようになる」 「…するに至る」 という意味で使うことができます。この場合,become は使えないので注意してください。 get to 動詞の原形 come to 動詞の原形 become to 動詞の原形 * 「get to 動詞の原形」 と 「come to 動詞の原形」 の 「動詞の原形」 には状態を表す動詞(例: know, like, be など)を置きます。「get to 動詞の原形」と「come to 動詞の原形」 を使った例文とその説明は ALL IN ONE に掲載されていますが,辞書を引いても例文を見つけることができます。 * ここで例として取り上げた文では getting to be はbecoming に置き換えることができます。get to be ... は become ... と比べてかなりくだけた言い方です。 |
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Lesson 41 例文2 |
It's gotten cooler. の cooler(比較級)について この文では「涼しくなりましたね」の「涼しく(涼しい)」が cool ではなく cooler という比較級になっています。cool という原級でも問題はありませんが,ここで比較級が使われている理由は,話し手は単に 「涼しくなった」 と言いたいのではなく,「前より涼しくなった」 「前より暑さが和らいだ」 「前より過ごしやすくなった」 と,過去との比較の意味合いを 「涼しくなった」 ということばに込めているからです。 (a) It's gotten cooler. (前に比べ涼しくなった/暑さが前より和らいだ/前より過ごしやすい) (b) It's gotten cool. (涼しくなった) ちなみにこの It's gotten cooler [cool]. という表現は,気候だけでなく物(たとえばフライパンや容器など)の熱が冷めたという場合にも使えます。 |
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Lesson 42 例文2 |
telling him というのが keep の補語で、また、keep の目的語とみなすこともできるということですが、いずれもおなじ意味になるのでしょうか。 note には、keep の後ろが形容詞か名詞かで意味が異なると書いてあるので、やはり違う意味になるのでしょうか。それと、補語になる場合の tellin him というのは、動名詞ではなく、分詞という扱いなのでしょうか。 Ving を 「動名詞」 と考える場合は keep の目的語です。 Ving を 「現在分詞」 と考える場合は keep の補語です。 どちらに解釈しても同じ意味です。「keep+Ving」 は 「Vし続ける」 という意味にしかなりません。 Ving を 「目的語」 と見なす文法専門家がほとんどだと思いますが,どちらかに分類しづらいことは確かです。 要は正確な意味がわかればそれでよいので,分類にはこだわらない方がいいですね。 |
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Lesson 42 例文4 |
hardly が助動詞と共に使用されると、not と同じ使い方をするとありますが、同じ使い方という意味がよくわかりません。 can がない場合とどう違うのでしょうか? 「同じ使い方」 というのは,形(=語順)において hardly を not と同様に扱う,という意味です。次の例において,not と hardly が同じ位置に置かれていることに注意してください: (A) be動詞の場合 I was not/wasn't able to sleep. (私は眠ることができなかった) I was hardly able to sleep. (私はほとんど眠ることができなかった) (B) 助動詞の場合 I can not/cannot understand it. (それが理解できない) I can hardly understand it. (それがほとんど理解できない) I have not/haven't eaten anything. (何も食べていない) I have hardly eaten anything. (ほとんど何も食べていない) 但し,(助動詞がない)一般動詞の場合は形が異なります: (C) 一般動詞の場合 I did not/didn't know him. (私は彼のことを知らなかった) I hardly knew him. (私は彼のことをほとんど知らなかった) より詳しく言うと,hardly は never と同じ使い方をする,と言えます。 |
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Lesson 43 |
表中の△はどう解釈すれば良いでしょう? ○ は100%可能と考えてよいが,△ は必ずしも可能ではない,と解釈してください。 第2文型の補語には 「名詞」 は置けませんが,「形容詞」 が付いていて 「形容詞+名詞」 という形であれば置ける場合があります。 例: It seems a foolish decision now. それは今考えれば愚かな決定に思える。 補語には "形容詞" が含まれることがポイントです。 |
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Lesson 44 例文1 |
It's の 's は has の略ですか? It's gotten cold. の 's は has の略です。 この現在完了形は 「結果」 の用法で,「(最近の過去に)冷たくなり今に至っている」という意味です。カジュアルな会話ではたいてい現在完了形の has, have を 's に,過去完了形の had を 'd にします。 |
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Lesson 45 例文2 |
I have a bad cold. は単純な現在形ですが、現在完了形を用いて、I've caught a bad cold.としても意味的には同じでしょうか?近い過去に風邪を引いてしまって、現在に至っていると言ったようなニュアンスにできると思ったのですが、どうですか?caught が had だと不自然ですよね? また、次のような言い方はできますか? I've been having a bad cold for three days. 3日間ずっと風邪を引いている この意味では have を進行形にできるのではと思ったのですが、間違っていますか? I have a bad cold. は 「今ひどい風邪を引いている」 という意味です。 I've caught a bad cold. は 「ひどい風邪を引いてしまった」 という意味です。 1番目の文は 「今ひどい風邪を引いている」 という現在の状況だけを述べています。2番目の文は 「ひどい風邪を引いてしまった」 という最近の出来事に意味の重点があります。どちらも 「今ひどい風邪を引いている」 という点では同じです。 「現在までずっとひどい風邪を引いている」 なら have a bad cold を現在完了形にして I've had a bad cold for three days. と言います。( I've been having a bad cold. と完了進行形にする必要はありません) |
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Lesson 45 例文4 |
at around 7:30 としてはいけないのですか? いけないわけではありませんが,around 7:30 の方が簡潔です。 at around 7:30 (around は副詞) around 7:30 (around は前置詞) |
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Lesson 46 例文5 |
and や or で名詞などをつなぐ場合の語順には何か規則があるのでしょうか? Reference 38 のような語順が決まっているものを除いて。 例えば、Lesson 46 の例文5 について、sand and stones となっていますが、これは逆でも差し支えないのですか?それとも単数(不可算)+複数なら複数形が後ろとか、字数が多い方が後ろなどという決まりごとなどあるのでしょうか? 自己主張が強いと感じられるのを避けるため、you and I の語順にするというような。 Reference 38 に掲載されているような決まり文句を除けば,特に規則はありません。 話し手が優先したい語を 「A and B」 「A or B」 の A に置きます。この点は日本語と同じです。 優先順位に差がない場合は,読みやすく[聞きやすく]するために,A に短い語を,B に修飾語句のついた長い語を置きます。 sand and stones と stones and sand では,前者の方が一般的です。これは決まり文句に近いと言えるかもしれません。 英語を書くときに順番が気になった時は,Google で検索してどちらがより一般的に使われているかを調べてみるとよいでしょう。 【例】 with sand and stones で検索すると1,080,000件 with stones and sand で検索すると 456,000件 * with を付けて検索したのは sand and stones だけで検索すると同一の歌詞やタイトルをもつ複数の頁にヒットする可能性が高くなるため |
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Lesson 47 例文3 |
have your pants on inside out の構造がわからない
on は have を修飾する副詞で,どのように have しているかを示します。 inside out は have your pants on という動詞句を修飾する副詞句で,どのように have your pants on しているかを示します。 この文は 「他動詞+目的語+副詞+副詞句」 という構造の第3文型です。 【備考】 後のレッスンで 「他動詞+目的語+補語」 という文型(第5文型)を学習しますが,例文3の on や inside out は補語ではありません。on, off, up, down, away のような副詞や inside out のような副詞句は補語とは見なしません。(意味が正しく取れれば文型はあまり気にしなくてよいです) |
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Lesson 48 例文6 |
「乗る」 は get on と ride,どっちを使ってもいいのでしょうか? get on を ride に置き換えることはできません。 get on は「<車など>に乗り込む」 「<自転車・バイク>にまたがって乗る」 という瞬間的な動作を表します。 ride は 「<自転車・車など>に乗って行く」 という移動を表します。 例文6はこの2つの動詞の使い分けを理解するのに好都合です。 He got on his bicycle and rode down .... つまりこの文は 「自転車にまたがった。そして(自転車に乗って)移動した」 という意味です。 |
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Lesson 48 例文6 |
dictionary の down …に沿って(離れた方へ)と書いていますが、「離れた方へ」の意味が良くわかりません。解説をお願いします。 話し手からみて,またその話の主人公からみて 「離れた方へ」 という意味です。言い換えると,「去っていって」 ということです。 He rode down the road. は He rode along the road. (道に沿って走った) と He rode away.(離れていった)という2つの意味が1つになったものです。(down は必ずしも 「下って」 「下方へ」 という意味ではありません) |
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Lesson 48 NOTE |
この文を見てなぜ「got, rode が自動詞で on, down が前置詞」となるのかがすぐにわかるのでしょうか? He got on his bicycle and rode down the street. 彼は自転車に乗って,通りを走り去った。 get と ride は共に,自動詞と他動詞の両方の使い方をします。 on と down は共に,前置詞と副詞の両方の使い方をします。 この文を見てただちに got, rode が自動詞,on, down が前置詞 であることがわかるためには以下の知識を前提とした判断力が必要です。 (1) get についての知識と判断 get を自動詞で用いる場合は 「たどり着く」「至る」 という意味。この場合 get は後ろに必ず副詞か副詞句を伴う。例えば次のように: get here 「ここに着く・至る」 get there 「そこに着く・至る」 get home 「家に着く」→「帰宅する」 get away 「どこか離れたところに至る」→「どこかへ行く」 get on a bus 「バスの上に至る」→「バスに乗る」 get on a bike 「自転車の上に至る」→「自転車に乗る」 get off a train 「電車から離れたところに至る」→「電車から降りる」 get out of a car 「車の外に至る」→「車から降りる」 get over a fence 「フェンスを超えたところへ至る」→「フェンスを越える」 以上から,get on a bicycle の get は自動詞で on は 「…の上に」 という前置詞であることがわかります。 get を他動詞で使う場合は 「…を手に入れる」 ですから,この意味を get on a bicycle に当てはめようとしても意味をなしません。 (2) ride についての知識と判断 ride は一般に他動詞で用いる。意味は 「…に乗って移動する」で目的語には 「乗り物」 が置かれる。但し,文脈からその乗り物が明白で述べる必要がない場合は 「それに乗る」 という意味の自動詞として用いることもできる。 rode down the street の the street は 「乗り物」 ではないので,rode を他動詞でその目的語が the street だとは判断できません。とすれば rode は自動詞であり,down は必然的に the street を目的語とする前置詞,ということになります。 ------ P.S. get, take, put, turn などの基本動詞と down, on, off, up, away などの副詞・前置詞を組み合わせた動詞句はなかなか理解しがたいものです。その理由の一つは down, on, off, up, away などの副詞・前置詞の意味がよくわかっていないからです。 ですから,本当は英語教育の初期の段階でこれらの基本動詞や副詞や前置詞の感覚を英語の先生が教えてあげるべきなのだと思います。 |
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Lesson 49 例文5 |
give it a try と同様の表現について これはとても英語らしい表現です。 第4文型の give は口語英語でよく用いられ英語特有の表現を作り出します。 次の表現はよく用いられるので余裕がある人は覚えておくとよいでしょう。
*上記の例では間接目的語を it と him にしていますが,他のことばになることもあります。 |
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