ALL IN ONE の本文内容に関するQ&A(例文11〜25) | |||
例文 | 項目と内容 | ||
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11 | キーセンテンス 発音(intonationでしょうか)についての質問です。 Really? Have you seen a proper doctor? の両者、?マークの前の言葉( Really と doctor )についてです。 いずれの単語も スロースピードでは、上がり調子で発音されており、学校で習った通りなのですが、 ナチュラルスピードでは下がり調子で、まるで平叙文であるかのように発音されているように聞こえます。 この発音(というのでしょうか)の違いで、何か含む意味があるのでしょうか。 一般に、Yes/Noで答えられる疑問文は上昇調で発音する、と教わりますが、この例文の発音のように下降調で発音することもあります。複数のネイティブにニュアンスの違いを尋ねてみても、特に違いはない、という答えが返ってきますので、個人的な癖の問題だと思います。 |
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13 | Words, Phrases & Patterns 例文13、134,362 にあるso〜that…構文では、「…であるほど〜である」と様態を強調する場合と「〜なので結果…である」と訳す場合があるようですが、文脈によって訳す、あるいは理解するということでしょうか。 そもそもp334の副詞節に記載されていないところを見ると、副詞節を作っていないのでしょうか。訳が分からなくなりました。 もし副詞節を作るのであるならば、主節はso 〜 があるほうでしょうか。 「so … that 〜」は「〜であるほど…だ」という意味で、厳密に言えば(結果ではなく)程度を表す表現です。そして、その程度の大きさをthat節という結果を引き合いに出して補足します。ですから、文脈にかかわらず程度を表します。 ただ、和訳というのは、日本語の自然さを考えて行うべきものですから、13, 134と362が違う訳し方になっています。 主節は so … がある文です。that節は 「so 形容詞/副詞」という形容詞句/副詞句を修飾するので、副詞、つまり副詞節と考えられます。但し、他の副詞節のように主節と副詞節の順序を入れ替えることはできませんので、副詞節の項目で扱わずに慣用表現として別に扱った方がよいのかもしれません。 |
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14 | Grammar & Usage 『例文の「彼を出迎えていた」は「大統領候補がバスを降りて支持者と握手をした」という過去の時点までにすでに完了していた行為なので過去完了形が使われています』 とありますが、「握手をした」という時点では、出迎えるのが終わっているのではなく、出迎えているという感じで、まだ出迎えるのが終わってないと思いますが、なぜ終わっているのかよくわかりません。 greet は一般に「出迎える」と訳されますが、厳密には「... にあいさつをする」 という「瞬間的な動作」を表します。つまり、「こんにちはと言う[合図する]」、「お帰りなさいと言う[合図する]」、「いらっしゃいと言う[合図する]」という瞬間的な(=瞬間的に終了する)動作を表す動詞です。ですから「握手をした」という時点ではすでに 「 greet し終わって(=いらっしゃい、と言い終わって)」 いるわけで、ずっと「greet し続ける」 ことはできません。 |
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14 | キーセンテンス この who は関係代名詞で、前の supporters を修飾するんですよね? その時なぜ who の前に「,」が入るのかが分からないんです。入らなくてもいいと思うんですが入らないと意味が変わってしまうんですか? カンマをつけなくても間違いというわけではありません。また、カンマがあってもなくても自然な日本語に訳すと同じになります。ただし、カンマの有無によって意味合いが少し異なります。 カンマがない形(以下の(1))は who以下の関係代名詞節がより重要な意味をもちます。 一方、カンマがある形(以下(2))は who 以下の関係代名詞節が(1)ほど重要でなく、単なる補足説明になります。 (1) his loyal supporters who had cheerfuly greeted him この形は、「... である彼の支持者達(と握手をした)」 という意味合い。 who 以下は「彼の支持者達」を、どんな「彼の支持者達」なのか明らかにしている。 (2) his loyal supporters, who had cheerfully greeted him この形は、「彼の支持者達(と握手をした)」ということが話し手の伝えたい情報。who 以下はあえて言う必要はなかったのだが、補足的に述べておいたという感じ。 要は、どちらが正しいかという問題ではなく、話し手がどちらの意味で述べたいかという問題です。 |
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16 | キーセンテンス なぜ 最後のsafety procedures には、冠詞のthe がついていないのでしょうか? the safety procedures とすれば間違いだというわけではありませんが、ここでは the をつけない方が自然です。safety procedures であれば単に「安全手順が守られなかった」という意味で、「安全手順」の具体的な内容については、聞き手の関心や推測を引きつけないことになります。一方、この文で the safety procedures と the をつけると 「(そのような)安全手順が守られなかった」という意味合いになり、聞き手がその「安全手順」が具体的にどういうものなのか、文脈から、もしくは背景知識から推測がつくことをに示唆する言い方になります。この例文に前後の文脈がない以上、the はつけない方がより自然です。 |
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16 | Words, Phrases & Patterns safety procedures は、両方とも名詞ですが、safe procedures とする表現は可能でしょうか。safe(形容詞)にすることで後の名詞を修飾するという意味で文法的には正しい気がします。両方とも正しいのであれば、それぞれの違いを教えてください。 safe procedures 「安全な手順」 safety procedures 「安全手順」 safe も safety もどちらも procedures を修飾できますが、上記のような意味の違いがあります。safe procedures はその「手順」自体が「安全である」という意味で、「安全(に関する)手順」という意味ではありません。テキストの例文が意図する「安全(に関する)手順」という意味にするには safety procedures としなければなりません。 |
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17 | キーセンテンス The crops were doing badly, となっていますが、なぜ過去進行形なのでしょうか? The crops did badly, では間違いでしょうか? 次のように意味が異なります。 The crops were doing badly 作物は不出来な状態であった。←途中経過の報告。まだ先のことはわからない。 The crops did badly 作物は不出来に終わった。←終わったことの報告。 ですから、過去形にすると、その後の文の内容と矛盾してしまいます。 |
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18 | Words, Phrases & Patterns 「starting...」について質問があります、「<特定の日付>から」と訳語にありますが、「starting」の後に「from」等は付いたりしないのでしょうか?それとも「start」の意味等は深く考えず、「as of」と同じ前置詞のように考えてしまえばいいのでしょうか? 「<日付>から始まる」と言う場合、start from ... とはせず、start on/in ... とします。 The school year starts in April. (学校は4月から始まる) 18 の例文の starting ... というフレーズでは、starting on/in ... と前置詞をつけるのは間違いではありません。(よって例文を Starting on April 3rd としてもかまいません)。 但しこの表現では前置詞の on/in を省略するのが最も自然な形です。ですから、starting を as of と同じ意味の前置詞と見なして覚えるのがよいでしょう。 |
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18 | キーセンテンス この例文では、郵便料金や地下鉄運賃の変化をwill であらわしていますが、運賃の上下はあらかじめ予定されている事柄なのでbe going to Vのほうがふさわしい気がするのですが、なぜwill で表すのでしょうか? 実際、例文60 のWords, Phrases & Patterns では「be going to V 」を「V することにしている(◆発話時点までに決めている意志や予定を表す)」としてあります。料金等の変化はあらかじめ決められている予定ではないのですか? 物事が主語である場合の will は確定的な未来を表します。「...することになる」 という意味です。ですから、例文のような「予定されていること」にも用います。従って、例文18 の will は適切です。ちなみに、例文のwill をbe going to に置き換えることもできます。物事が主語である場合、未来の予定はwill もbe going to も両方使えますが、will に比べてbe going to の方がより会話的な表現です。 |
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20 | キーセンテンス なぜ a suspected bomb が 「爆弾が仕掛けられた疑い」 という意訳になるのでしょうか? a suspected bomb はスラッシュ訳に 「疑いのある爆弾」 と書かれていますが,Words, Pharase & Patterns に suspected の意味が 「…だと疑われているもの」 と付け足されていることに注意してください。 この意味を当てはめると 「爆弾だと疑われているもの」 となります。この意味を前後の文脈に合わせてより自然な日本語に訳すとテキストの意訳になります。 次の例も参考にしてください: He has a suspected broken arm. 【スラッシュ訳】 彼は持っている・疑いのある骨折した腕を[骨折していると疑われている腕を] 【意訳】 彼の腕は骨折しているのではないかと疑われている。 |
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20 | Words, Phrases & Patterns 例文20 の due to と例文24 の because of は共に「... が理由で」と言う意味ですが何か違いはあるのですか? because of, due to, owing to はいずれも「... が理由/原因で」という意味ですが、because of が最も広く用いられます。due to はやや堅い表現、owing to はさらに堅い表現です。また due to はしばしば、be 動詞の補語に置いて 「<A> is due to <B>.」 (<A> は<B> が原因である)という形(以下の例文参照)で用いますが、他の2つの表現は一般にこの形では用いません。 The flight delay was due to a mechanical problem. (飛行機の遅れは機体のトラブルが原因であった) |
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23 | Grammar & Usage Think over の over を副詞と分類していますが、前置詞と考えることはできないのですか? この場合、副詞と前置詞をどのように見分けるのでしょうか。 think over という動詞句では over を前置詞と考えることはできません。 over には前置詞と副詞の両方の意味がありますが、think と共に用いる場合は副詞になります。一般に、「think +前置詞らしきもの」 からなる動詞句は 「前置詞らしきもの」が前置詞ではなく副詞です。例えば、think ... over、think ... through、think ... up、think ... out はいずれも、over, through, up, out が副詞です。熟語を成す動詞句が前置詞と結びついているのか副詞と結びついているのかは、各表現ごとに覚えるしかありません。つまり、辞書をまめに引くしかないということです。 |
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25 | Grammar & Usage 「他動詞+副詞」という形をとるものと,「自動詞+前置詞」という形をとるものの違いがよくわかりません。awayやupのように前置詞としての意味がないものについては類推できるのですが,on, off, out などのように副詞と前置詞としての意味を持つようなものについてはどのように区別すれば良いのでしょうか? 整理して判断方法を示しましょう。 【動詞+ away/out の場合】 away と out は副詞ですから「自動詞+副詞」か「他動詞+副詞」と考えます。(前者は目的語を取らず後者は目的語を取ります) 【動詞+ up/down/off の場合】 これらは原則として副詞ですから 「自動詞+副詞」か「他動詞+副詞」と考えます。但し、go, walk, fall など「移動」を表す自動詞と共に用いられる場合は「自動詞+副詞」と「自動詞+前置詞」という2つの可能性があります。例えば walk down は「歩いていく」(自動詞+副詞)と「... を歩いていく」(自動詞+前置詞)の2つの可能性があります。 【動詞+ on/in/over の場合】 「自動詞+前置詞」、「自動詞+副詞」、「他動詞+副詞」の3つが考えられ、どれが該当するかはそれぞれの動詞句によって決まります。これは各動詞句を意味と共に個別に覚えていくしかありません。 |
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