ALL IN ONE の内容に関するQ&A (例文201〜300)  

 
例文 項目と内容  

 
202
キーセンテンス


what it will be like のit についてですが、主語は Information technologies であり、それを熟語動詞are で受けているわけですから、この it は they とすべきではないのでしょうか。


文法上の理由からはthey の方が better です。ただし、information technologies 全体を一つの技術ジャンルと考え「それ」(= it )という代名詞で受けることは可能です。

1行目で述語動詞が are になっているのは、主語のInformation technologies と非常に近い位置にあるためi s で受けるのには違和感がありますが、i t の部分は、名詞(Information technologies)からかなり離れていますので、意味的な感覚が文法ルールより優先されています。

 

 
205
キーセンテンス

 
"apply not only to Chinese but also other Asian peoples" の部分ですが、not only と but also の後ろは等価であるので other の前に to があるべきではないでしょうか。そうでなければ、apply to not only と to をnot の前に置くべきではないのでしょうか。
 
not only A but (also) B や not A but B など、A と B 2つの要素を結びつける語は Aと B を 「等価」 にする、というのは原則として重要ですが、絶対的なルールではありません。

ご質問の箇所では、apply not only to Chinese but also to other Asian peoples とするよりも、to を省いたテキストの形の方がより自然な(=ネイティブが使う)英語になります。ネイティブはこの2番目の to をつけなくても意味がわかるので 「くどい」と感じます。さらに、apply から peoples まではかなり長いフレーズになっているので少しでも短くしたいという心理も働きます。また、apply to not only Chinese but also Asian peoples は文法的には間違いではありませんが、ネイティブが使う表現ではありません。ネイティブは to, for などの前置詞と目的語となる名詞の間に副詞(ここではnot only と but also)を置くことを嫌うのです。

このような 「等価にならない例」 は今後注意して英文をお読みになれば結構発見できるはずです。
 

 
206 キーセンテンス

 
trying to 〜 の部分は、分詞構文ですか?
 
その通り,分詞構文の現在分詞(=副詞用法)です。
There he goes again という 「完全な文」 の後に trying to .. という現在分詞(句)が (独立した意味で) 置かれているので分詞構文だとわかります。
 

 
208
キーセンテンス

 
例文で broadcastとあるのですがこの品詞は何ですか?
単語欄には動詞と名詞の二つが書かれているのですが動詞だと過去分詞にならないといけないし、名詞だと訳にあわないと思うのですが・・・


broadcastは過去分詞です。
スラッシュ訳が 「放送された」 という受動態の訳になっていることと,P498の不規則動詞の broadcast の過去分詞形が broadcast であることから判断してください。
 

 
209

キーセンテンス

 
「inquired the Secretary of State.」の主語は誰でしょうか? 和訳では、「・・・」と国務長官は尋ねた。とありますが、英文では、国務長官は目的語になるのではないでしょうか?
 つまり、省略されている(記者が)主語となり、「今が極めて重要な時期だという認識はあるのでしょうか?」と国務長官に尋ねられ「(逆に)今我々の取る行動こそがこの政権の命運を決めることになるのだ」(と発言した。)となるのではないでしょうか?

 
テキストの和訳が示すとおり,the Secretary of State が主語です。

inquired the Secratary of State
V S

下記の表し方のうち,(a)が最も一般的ですが,文体に変化をつけるために (b)や(c)のようにすることがあります。 209の例文は(c)の形です。

(a) S V "〜".
(b) "〜," S + V.
(c) "〜," V + S

* 但し,Sが代名詞(he, she, they, it など)の場合には (c) の形にはしません (古めかしく聞こえます)。
 

 
225 Grammar & Usage

 

補語の関係代名詞にthat、, which を用いるというルールは、第五文型の補語にも適用されますか?

 
適用されます。その場合,下記の例のように 「先行詞+補語(C)の関係詞+S+第5文型のV+O+to be」 という形にするのが一般的です。つまり,think, believe, consier, prove のように,補語に 「to be ...」 が取れる動詞(P57 Grammar&Usage)を to be を付けて用います:

 He wasn't the person I had thought him to be.
 彼は私が思っていたような人ではなかった。

 He has again proved himself a hero, which I always considered
 him to be.
 
彼はまたもや自分がヒーローであることを証明してみせた。
 ちなみに私は常に彼をそう見なしていたが。
 

 
228 Grammar & Usage


関係詞は非制限用法・制限用法を『,』の有無で区別されますが、話し言葉の場合、『,』 の存在は目には見えないため、英米人はこの2つの用法の違いをどうやって区別しているのでしょうか? 区別のために長いポーズを意識的に入れて聞き手にわかるようにするとか、あるいは話言葉では、そもそも非制限・制限といった用法の区別が問題にされること自体が状況的にあり得ないのでしょうか?

確かに、話し言葉では、制限用法と非制限用法の違いはほとんど意識されません。

制限用法(=先行詞の具体化)も非制限用法(=先行詞の補足)も、先行詞に関する情報を示しているという点では同じだからです。

英語を学習する日本人が制限用法と非制限用法の違いを必要以上に意識してしまうのは学校教育において制限用法は訳し上げ、非制限用法は訳し下げるといったことを教えるからだと思います。

英語を書き取るときには話し手の意図と形から制限用法か非制限用法かを考えます。例えば、話しことばでは目的格(whom, which, that)の関係詞節が最もよく用いられますが、目的格の関係詞は通常省略しますので、省略されている場合は全て制限用法(カンマを付けない)だとわかります。主格の場合は who か that が好まれます。that の場合はもちろん制限用法ですが、who の場合は先行詞が一般名詞なら制限用法、固有名詞なら(例文228 のGrammar&Usage に解説があるように)非制限用法になります。また、話しことばで which を使う場合は(which が主格であれ目的格であれ)非制限用法である可能性が高いでしょう。さらに、文末に置かれる which は229 のGrammar&Usage に解説があるように「連結」の役目をする非制限用法だと判断が出来ます。

息継ぎの長さで制限用法か否かを見分けるのは現実的ではないと思います。
 

 
228 Grammar & Usage


非制限用法での訳し方についてですが、継続用法の関係代名詞節は、「原則的に先行詞を訳した後に訳すとよい」と習った事があります。でも、この例文では制限用法のように訳されています。これは例外の1つという事でしょうか。補足的に「それは…」と訳する方法でも良いのでしょうか。

ご質問に対する回答はテキストに全て書かれていると思いますが、とりあえずここで整理し直してみます。

非制限用法は以下の2つの役割があり、(1)については前から訳しても後から訳し上げてもどちらでもかまいませんが(2)については必ず訳し下げる必要があります。

(1) 先行詞に関して補足的な説明を行う ([228]の例文)

(2) 2つの文を関係詞を利用して連結する ([229]の例文)

例文228は2つの文を連結しているのではなく、先行詞である this society(=Japan)についての補足を行っているわけです。よって以下のように前から訳しても後から訳し上げてもかまいません。しかしテキストのように後から訳し上げた方が全体の和訳はすっきりします。

 【前から訳した場合】

 この社会、すなわち彼らに集団に合わせることを要求する社会だが

 【後から訳した場合】

 彼らに集団に合わせることを要求するこの社会

制限用法と非制限用法の違いは、前から訳すか後から訳すかという問題ではありません。

一般に、学校等で非制限用法を「前から訳しなさい」と指導するのは、前から訳した方が補足説明であることが日本語としてより明確になるからだと思います。但し、そのような指導方法を取ると以下のような日本文の英訳を、訳の順番から判断して無批判に制限用法で書いてしまう生徒がたくさん出てきます:

 「集団に合わせることを要求する日本」
 × Japan which requires them to conform
  Japan, which requires them to conform

訳し方といった「形式」ではなく、本質的な「役割」の違いに目を向けてください。
 

 
229 キーセンテンス


この解説からは、「私が女の子たちを楽しませようとすると、彼女たちは私を笑いものにした。」と、連続の役割をする非制限的用法で解釈できますが、英文のみを読んだ際に「私は女の子たちを楽しませようとしたが、彼女たちは私を笑いものにしていた。」 という単なる非制限的用法による解釈もできるのではないかと思いますが、どのようにして、連続の役割を為すか否かを判断するのでしょうか?

非制限用法には、「補足的な情報の与える」 という役割と、「2つの文を連結する」 という役割とがあります。

前者と比べ、後者の方が関係詞節のもつ重要性が高くなります。前者の用法は、「文中」に非制限用法の関係詞節が挿入される場合で、一方、後者の用法は必ず完全な文の「後」に非制限用法の関係詞節が続き、このことが両者を区別する目安になります。

ただ、完全な文の後で非制限用法の関係詞節が続けば、絶対に連結の用法であるとは言い切れず、関係詞節とそれ以前の文との重要性を比較して判断することになります。例えば、以下の英文は連結の用法ですが、who以下は話の結末を表す「重要」な情報ですから、「連結」の用法と取るべきであって、「補足的な情報」と解釈すべきではないことがわかります。

 Zidane passed the ball to Beckham, who scored with a spectacular shot from 25 meters.
 (ジダンがベッカムにパスを出し、ベッカムは25メートルの距離から華麗なシュートを決めた)

例文229は、「連結」の用法として解説されていますが、上記の文ほど関係詞節の情報に重要性は感じられないので、補足的な情報を与える役割(=単なる非制限的用法)と取ることも可能です。しかしどちらに取っても(前から訳す限りにおいて)和訳はほぼ同じになります。(よって試験の答案ではどちらのニュアンスで訳しても問題ありません)
 

 
238 Grammar & Usage


「先行詞+前置詞+ which +SV ...」 において前置詞(by)の使われる意味が理解できません。SVを不完全な文にすると(by)はどの位置に来るのでしょうか。

by は「... によって」という意味の前置詞です。もし「先行詞+ which +不完全な文」という形で表すとすれば、「process which features are passed on from parents to their offspring through the genes by」となります。しかし、この文は by とその目的語の which が離れすぎていてわかりずらいので不自然な英語です。ですから by の目的語が which であることを明確にするため by which(それによって)という副詞句を関係詞節の先頭に置いたのです。「前置詞+関係代名詞」を副詞句と見なして、Translation を参考に、素直に前から意味を取ってください。
 

 
239 Grammar & Usage


the only one (唯一の友達) は、228の解説からすると同種のものが複数存在しない先行詞だと思うのでwhoの前に非制限用法のカンマを置くべきだと思うのですが?

 
いいえ,そうすべきではありません。
「同種のものが複数存在しない先行詞」 ということばを表面的に解釈しないでください。

ここで言う 「同種のものが複数存在しない先行詞」 とは,President Obama (オバマ大統領) や Taro Aso (麻生太郎)や my father (私の父),our company (うちの会社,例えば「トヨタ」)のように,「同種のものが複数存在せず,完全にその正体が明らかになっている先行詞」を指しています。完全に正体が明らかになっているので,もうそれ以上範囲を絞れない(=制限できない)から,制限用法(カンマのない関係詞の用法)が使えない,ということです。

例文239の the only one (of my friends) は,ことばの表面上は 「唯一の友人」 で 「同種のものが複数存在しない先行詞」 ですが,聞き手にはそれが 「どんな友人か」 は全くわかりません。この「友人」は正体が漠然としているので,その範囲を絞る(=限定する)ことができます。ですから,制限用法を用いるのです。

以上を踏まえて,もう一度,例文228の文法説明を読み,制限用法の役割と非制限用法の役割の本質的な差異を確認してください。
 

 
242  Grammar & Usage


「名詞+名詞」で、1つ目の名詞を形容詞的に使う場合、それは複数形にはしない、という文法があったように記憶しています(どの本で読んだかは失念してしまいました)。
例えば、「靴屋」は「shoes shop」ではなく「shoe shop」のように。この文法に従うと、「women workers」ではなく「woman workers」にするべきだと思いますがいかがでしょうか。

お読みになった文法の真偽はさておき、こと 「woman +名詞」 の用法については以下のようになります:

(1) 修飾する名詞が単数であれば woman も単数形にする:

   a woman teacher  (一人の)女性教師
   a woman doctor   (一人の)女性医師

(2) 修飾する名詞が複数であれば woman も複数形(つまり women)にする:

   women teachers 女性教師達
   women doctors  女性医師達

よって、「女性労働者達」 は woman workers ではなく women workers となります。
 

 
243 キーセンテンス


和訳を読む前は 「ニューヨークに戻ってきた以前に知り合いになっていた」 と勝手に解釈していました。 「戻ってきた以前に知り合っていた」 ことを表すには、関係副詞節を過去完了形にしなければいけないんだと納得しました。
しかしながら例文222では 「化学者達が実験に取り組んだ」 のは 「宗教団体が実験に憤慨した」 以前のことであるにもかかわらず、関係代名詞以下が過去完了形になっていません。この場合は、「宗教団体が憤慨した」 のが 「化学者が実験に取り組んだ」 後であるのが明らかな為、過去完了形にする必要がないと解釈してもいいですか?

そうではありません。
例文222の that the chemists were engaged in to test their hypothesis (科学者達が自分たちの仮説を試すために取り組んでいた) は Some religious bodies resented the experiment (宗教団体が憤慨した) と 「同時点」 「同時期」 の出来事です。
be動詞は状態を表すので,were (engaged) ... は resented と同じ時点での状態と考えられます。
同時点のことを表しているので過去完了形にはしないということです。
 

 
244 Words, Phrases & Patterns

 
would の意味の定義について質問があります。テキストには「((過去の習慣的行為[状態]を表し))(よく)... したものだ」とありますが、would で過去の習慣的" 状態" を表すことはあるのでしょうか? 私の今までの理解では、過去の習慣的" 状態" は used to を使い、would は使えないと考えていたからです。手持ちの辞書を確認してみましたが、「would + 状態を表す動詞」という例文は見つかりませんでした。
 
LONGMAN Dictionary of Contemporary English の定義によれば would は “(it is) used to say that something happened often or regularly in the past”、すなわち、「過去においてしばしば起こったことや定期的に起こっていたこと(=習慣的なこと)を述べるのに用いる」 とあります。

他方、used to は、“if something used to happen, it happened regularly or all the time in the past, but does not happen now”、 すなわち 「過去において規則的もしくは常に起こっていたが今では見られないこと」 とあります。

つまり、would と used to の違いは、would が「単純に過去の習慣を表す」のに対し、used to は「現在との対比として過去の習慣を表す」(=ある過去の習慣が今では存続していないことを強調する)、という点であり、後に置く動詞の性質で区別を行うというものではありません。

通常、過去の習慣的行為や状態は単純な過去形で表しますが、would を用いるとそれを「思い出しながら述べる」つまり「回想する」という感じになります。

念のために would が「状態動詞」を伴う例を2つ挙げておきましょう((a)は hear, (b)は be が状態動詞です):

 She would often hear him grumbling.
 (彼女はよく彼が愚痴を言っているところを耳にしていた)
 * COLLINS COBUILD ENGLISH GRAMMAR より

 I remember I would always be the last to leave the dinner table. I would wait until everyone was done and left the room, then I would dump whatever was left on my plate, in the trash or in the garbage disposal.
 (私はいつも夕食の席を立つのが最後であったことを覚えています。私はみんなが終わって部屋を出るまで待ち、自分の食べ残しをゴミ箱に捨てていたのです)
 

 
254 キーセンテンス

 
the way I stared ... という部分ですが、関係副詞のthat を省略せずにthe way that I stared ... とすると同格のthat に見えてしまいます。これがなぜ関係副詞となるのかの説明をお願いします。
 
例文をthe way that I started ... とした場合のthat は関係副詞です。

that の後には「完全な文」が置かれているので名詞節のthat、すなわち同格のthat と同じ構造になりますが、この例文でのthat は in which という副詞句に置き換えることができます。同格のthatなら「前置詞+関係代名詞」という副詞句で置き換えることはできません。よって、このthat は関係副詞だということがわかります。

この考え方は「時の先行詞+関係副詞のthat」「reason +関係副詞のthat」の場合にも当てはまります。
 

 
259 Grammar & Usage

 
その孤児は中年夫婦に養子として引き取られた時まで里親を転々としたのに、どうして「暮らした」の時制がlived であり、had lived にならないのでしょうか。
 
この例文は「A until B.」という形になっています。まず初めに、動詞の「過去形」は「過去において一定期間続いた継続的な出来事や行為を表せる」ということを覚えておいてください。「A until B.」 および 「Until B, A.」 という構文が過去の文脈で用いられる場合、「A」 の文では過去形を用い、この過去形は 「until B」 の時点までの継続的な出来事/行為を表します。ですから 「A」 の文を 「had+動詞の過去分詞」 とする必要がないのです。よってこの例文のlived は「(ずっと)暮らした」 という継続を表し、had lived とする必要がありません。
 

 
259 キーセンテンス

 
「子供のできない中年夫婦」とは特定(or限定)される夫婦になると考えた場合 a middle-aged couple ではなく the middle-aged couple となると思うのですが。いかがでしょうか?

そうはなりません。 「the=特定or限定」という理解の仕方に問題があると思います。次のように考えてください。

まず,「the+単数名詞」 はそれが常識的に考えて,もしくは話の脈略から唯一である[一つしかない・一つに絞られる]ことを表します。

一方,「a [an]+単数名詞」 はそれが 「いくつか存在する中の一つ」 であることを表します。

「子供のできない中年夫婦」は世の中にたくさんいますから,常識的に考えて一つには決まりません。よって 「唯一」 の the をつけることはできません。

他方,話の脈略から判断して一つと決まる,すなわち,「子供のできない "その" 中年夫婦」とか「"先ほど私が話した" 子供のできない中年夫婦」という意味でなら唯一なので[一つしかない・一つに絞られるので] the をつけることになります。

そこで例文259に目を移します。この例文では話し手は 「子供のできない "ある" 中年夫婦」 という意味にしたかったのです。複数存在する中の一つは a で表すので, "a" middle-aged couple who ... になります。
 

 
259 キーセンテンス


their own children ではダメなんでしょうか?



 (a)  one's own 名詞  

 (b)  名詞 of one's own

(a)より(b)の方が own (自身の) の意味が強調されます。

their own children としても間違いではありませんが,children of their own とした方が 「自分達 "自身" の」 が強調され,より文意に合います。
 

 
259 キーセンテンス

 
また、untilの前にカンマがあるのですが、257G&Uでは、接続詞の前にカンマは一般的に置かないとあります。カンマを置いた場合の効果はどのような効果になるのでしょうか?
 
カンマ(,)があるとそこにポーズを置くことになります。結果,2つの文の連続性や関連性が弱まります。

この違いを日本語の訳で表現するのは難しいのですが,あえて訳し分けると次のようになります:

 
A until B.
  「Bまでの間はずっとAであった」 

 
Auntil B.
 
「Aであった。但しそれはBまでの間であった」 


2番目のカンマがある形(例文259の形)は次のように訳した方がスマートです:

 「Aであったが,ついには [最終的には] Bとなった」

よって,2番目のカンマのある形は上記の訳し方が "定番" になっています。

カンマのあるなしによる微妙なニュアンスの違いは Because にも言えます。

 
A because B.
  「BだからAなのです」

 
Abecuase B.
 
「Aです。なぜならBだからです」


【補足】
*発音するときはカンマの部分で短いポーズを置きます。
*カンマのある until はよく見られますが,他の接続詞ではカンマを付けるのは一般的ではありません。テキスト(257G&U)の説明通り,基本的に従位接続詞の前にはカンマを置かないでください。
 

 
261 Words, Phrases & Patterns

 
for the time being という副詞句はavailable を修飾していないようですが、それならばなぜ、available は修飾する名詞であるlime の後に置かれているのでしょうか。

  There is no lime left. (残っているライムはない。)
 × There is no left lime.

上記の left (過去分詞)は必ず修飾する名詞の後に置きますが、available も There is no ... という文と共に用いるときは left と同じように名詞の後に置くのが一般的です。

この理由から例文は There is no lime available. となっています。これを There is no available lime. とするのは間違いとは言えませんが少し変な言い方に聞こえます。但し、「空いている」「手に入る」という available の意味を強調する場合には名詞の前に置かれることもあります:

 There are no available seats for Seminar Series With James Nelson.
 (「ジェームスネルソン氏を囲むセミナー」には「空席」がありません。

 This was the only available room.
 (これが唯一の「空き部屋」でした。)

しかし、available を強調する場合でも There is no available lime. は不自然です。一般に「形容詞+名詞」となる場合の形容詞は名詞のタイプ分け(種類分け)の役目をします。available seats や available room は 「席」や「部屋」のタイプ分けをして、どんなタイプの席か、どんなタイプの部屋かを述べています。しかし available lime とした場合、「手に入る(タイプの)ライム」では意味が合いません。ライムのタイプ分けをする場合は大小や色、香りなどの形容詞で修飾するのが一般的だからです。
 

 
264  
It'll only be sufficient to sustain us for 2 weeks at most.があります。 私も be sufficient toで覚えてたんですが先日TOEICの問題集をしていたら

The remainder of the budget was sufficient for running the ad for one more month.

で間違ってしまいました。

解説宜しくお願い致します。

 
sufficient は enough よりフォーマルな表現で,意味的・語法的に enough と同じ使い方をします。
つまり,

 (A)  be sufficient for 名詞 (<名詞>にとって必要十分だ)
 (B)  be sufficient to不定詞 (Vするのに必要十分だ)

という使い方が一般的です。

「be sufficient for 動名詞」 という言い方もできますが,to不定詞よりも冗長なため,to不定詞ほど用いられません。

ですから,もしその TOEIC の問題集が 「... sufficient for running ...」 が正解で,「... sufficient to run ...」 が間違いとしているのなら,その問題集の解答が間違っています。

各表現の使用例を代表的な英英辞典から引用しておきます:

 The recipe is sufficient for six people.  (LDCE)
 そのレシピは6人に必要十分だ(→6人前用です)。

 One aspirin should be sufficient to relieve the pain.  (OALD)
 アスピリン一錠でその痛みを和らげるには十分でしょう。
 

 
284 G&U (2つ目の例文)

 
どうして one month notice が一ヶ月『前』という意味になるのでしょうか。私の持っている辞書にも notice の項目に同じ言い回しで同様な訳がのっていましたが特に解説などもなくわからずじまいです。
 
「<日・月数> + notice」 という表現の notice は 「実施までの期間が <日・月数> の告知」を意味します。one month notice は 「実施までの期間が1ヶ月の通知」 という意味で,意訳すると 「1ヶ月前の通知」 になります。
 

 
288 キーセンテンス

 
269の例文は「...so that you won't forget it.」で、288の例文は「...before I forget.」です。このようにforgetの目的語(it)を付ける/省略する、の使い分けはどこからくるものですか?
 
通常、forget は他動詞として用います。よって、288 の例文は before I forget it としてもかまいません。ただ、before I forget it という表現は日常、頻繁に用いられるため、なくても通じる it を省略して forget を自動詞として使うという省略がよく行われます。

日常よく用いられる表現は少しでも話し手の負担を少なくするためにより簡素な表現へと変わっていくものです。
 

 
例文301〜400

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