ALL IN ONE TOEICテスト音速チャージ
本文内容に関するQ&A



ご質問は書籍の巻末に記載されているメールアドレスにお願いします。

質問をする前に、下記のリンクで各例文の文法解説を確認してください。
質問の答えが見つかることが多いと思います。

例文の文法・語法補助解説


 
Key Sentences  
質問 例文3


単語欄の easy to Vb の項目には、easy-to-use とハイフンのある語句も掲載されていますが、ハイフンのない easy to use とはどう違うのですか?


回答

ハイフンのないeasy to useは、主として、easyがbe動詞などの「補語」に置かれます:

この携帯は使いやすい。
This phone is easy to use. 
× This phone is easy-to-use.   

 

他方、easy-to-useのようにハイフンで結びつけられた単語は「1語の形容詞」になり、「後ろに置かれた名詞」を修飾します。関連語欄では easy-to-use(使いやすい)がinterfaceを修飾しています:

使いやすいインターフェース
easy-to-use interface
× easy to use interface  

 




質問 例文8


「分数で表記した結果、主語が単数相当になった場合」は述語動詞はisで良いですか?
例えば「5人の中の5分の1」というまどろこしい表現を敢えて行いたい(結果的に1人)場合。


回答

その特殊なケースでは単数になります:

One-fifth of five children is one child.




質問 例文9


togetherをわざわざカンマで挟んでこの位置におくのが適切な理由について詳説頂けるとありがたいです。
are comparebleの直後においたり、togetherを使わずに「total area」のように表現するのは変ですか?


回答 

A) together を例文に置いた場合の意味:
3つのキャンパス・すなわちそれらは・合わせて・同等です・面積において

B) together を comparable の直後に置いた場合の意味:
3つのキャンパス・すなわちそれらは・同等です・合わせて・面積において

A)とB)を比較した場合、A)の方がより理解しやすいと感じられます。
また、どちらも場合も togetherは前後にカンマを置いて「条件」の挿入であること明確にした方が理解しやすくなります。

togetherを用いずに total area を使って次のようにすることはできます:
... three campuses whose total area is comparable to Central Park.



質問 例文19


used toは、wouldに置き換えることはできますか? 例えば、used to の後ろに来る動詞がbeであれば、beが状態動詞なのでwouldが「かつてよく~していた」の意味にならない(よって置き換えることはできない)ことは理解できるのですが、例文のように、状態動詞ではないsupplementが来る場合はどうでしょうか?


回答 

置き換えることはできません。
used toは「昔はこうだった。今はそうでないが」と現在と過去を対比していう場合に使い、「昔はこうだったなぁ」と過去を回想するwouldとは役割が異なります。
また、I wouldで始まる文は、過去の習慣よりも現在や未来の想像、つまり仮定法で用いることの方が遙かに多く、この例文でI would ... と始めると「私なら...するんだけどなぁ」と言っているように聞こえます。



質問 例文31


superintendent は可算名詞だと思います。なぜ、aがつかないのでしょうか?


回答

I'm currently serving as (the) superintendent.

ここでは、the superintendent (管理人が一人だけ存在するならthe、複数存在するならaをつける)のtheが省略されています。

役職を表す名詞(prime minister, chairperson, president, CEOなど)をSVCのC(補語)で用いたり、SVOCのC(補語)で用いたり、また、この例文のように「…として」という意味のasの後ろで用いる場合、冠詞はたいてい省略されます。



質問 例文31


「I'm currently serving 〜」はなぜ現在進行形で成立するのでしょうか。現在進行形はその動作が「今続いている最中」という一時的な状態を表す時制だと認識しています。夜も寝ずに働き続けているのならば現在進行形でも、良さそうな気がしますが、「〜として働いている」というこの場合は普通自身の仕事を表すので現在形の方が良さそうな気がしてしまうのですが、なぜ現在進行形で成立するのでしょうか。


回答

現在進行形は、「現在~している最中だ」という意味ですが、「現在」(at the present time)には狭い意味での現在と、ある程度の時間的な広がりをもつ現在とがあります。

前者は、「発話時点で(例えば目の前で)それが起こっている一時的なこと」を指します。

後者は「この数日・数週間・数ヶ月それが起こっている一時的な(習慣ではない)こと」を表します。この場合、部分的にその行為や出来事が中断していてもかまいません。おしなべて「今…している(ところだ)」と言えるレベルであれば問題ありません。

例文31のI'm currently serving …は後者を指します。現在進行形を使うことで「…を務めているのが一時的・暫定的なことだ」というニュアンスになります。また、そもそもcurrentlyは「動作動詞の現在形」とは共起しません。serveのような「動作動詞」と共に用いる場合は現在進行形にするのがふつうです。




質問 例文49


histrorical sitesですが、historic sitesの方がいいのではないかと思うのですが、どうでしょうか?


回答

LONGGMAN英英辞典の定義で両者を比較すると、確かにhistoricの方が良さそうです。
ただ、実際にネットでの使用件数を見ると大差がないので、両者はほぼ同義語として使われいるように思います。

visited historic sites 207件
visited historical sites 182件
On 2020/06/14 10:05, hoshimiru117@softbank.ne.jp wrote:



質問 例文52


What if ~の文で、過去形ではなく現在形を用いても同じ意味になりますか?


回答

同じ意味にはなりません。

A) What if +過去形? 
B) What if +現在形?

A)の仮定法は、提案を控え目に述べます。つまり「~してみたらどうかな?」という意味です。
B)の直接法は、未来に起こり得る不都合な出来事を想定して、その結果を問う表現です。つまり、「もし~しちゃったら、どうなるの?」という感じです。

052の例文は A) の提案です。もう一つ例を挙げると、

What if we moved the sofa over here? Would that look better?
ソファーをこちらに移動させたらどうかな? その方が見栄えがいいんじゃない?

他方、以下は B)の例です:

‘What if it rains tomorrow?’ ‘We'll just have to postpone it.’
「明日、雨が降ったらどうなるの?」「まあ、延期するしかないね」

 例文出典:LONGMAN



質問 例文57


最初の文を、How much is it to ? と現在形で表現するのはこの場合、不適切でしょうか?


回答

不適切とまではいきませんが、完璧ではないです。

How much is it to ... は単に「…するのはいくらですか?」と事実確認をしているだけで、実際にそれを行おうとしているように聞こえません。他方、How much will it be to ... は「...したらいくらになりますか?」とそれを行うことを前提に尋ねているように聞こえます。



質問 例文64


Among an accountant's jobs is to record accurate business transactions on financial statements.ですが、この定冠詞のanはどこにかかるのでしょうか? jobsでしょうか? それともaccountant's?でしょうか?


回答

an(一人の)はaccountant(会計士)にかかっています。
そして、an accountant(一人の会計士)を所有格にしたan accountant's(一人の会計士の)がjobs(複数の仕事)にかかっています。



質問 例文68


worth ですが、単語の説明で、【前】と記載がありますが、形容詞かと思いました。


回答

worthは辞書では「形容詞」と書かれていますが、Linkage Clubの学習書では「前置詞」としています。

なぜなら、worthは1語では意味を成さず、後ろに名詞か動名詞をとって「worth+名詞」「worth+動名詞」という形で「形容詞」になります。この「名詞か動名詞と結びついて形容詞になる」というのは前置詞の使い方と同じですので、worthを前置詞としているわけです。



質問 例文69


estimateの説明欄にある用例についてですが、peopleになぜa/anという冠詞が付くのでしょうか。
人々という意味では複数形の用法のみかと思っておりました。また、辞書を確認しましたが、単複同形であるとの記載もございませんでした。この冠詞について文法的なご説明をしていただけませんでしょうか。


回答

例文69のestimateの説明欄の用例「an estimated 5 million people」(推定500万人)のanは、peopleを修飾しているのではありません。

これは、an estimated number of 5 million people(ある推定された数である500万人)という表現のnumber ofが省略されたものだと思います。

つまり、a large number of …(ある大きな数の… → 多数の…)と同様、a(ある)はnumber(数)を修飾していて、そのnumber ofが省略されたのだと思います。

「an estimated+数詞+複数名詞」を「推定~」という意味の熟語として覚えるのがよいと思います。



質問  例文78


最初の副詞節で主語を省略していますが、これは文法上問題ないのでしょうか? 自分の理解では最初の主語は意味が不明確になるため省略しないほうがいいと考えていました。
どういった場合に省略出来てどういった場合に出来ないのか教えて頂けますと助かります。


回答

「副詞節+主節」の構造において副詞節中の「主語+be動詞」を省略するのはよくあることで、全く問題ありません。

ネイティブは、When askedという形を見た/聞いた瞬間に、接続詞のWhenと過去分詞のaskedとの間に「主語+be動詞」が省略されていることを理解し、その省略されている主語は、後に出てくる主節の主語と一致する、と理解します。




質問 例文78


When asked by the physician, the patient described in detail what specific symptoms he was having.
最後の箇所ですが、he was havingではなくhe hadではないのでしょうか。
辞書を見ると、「人が病気にかかっている」の意味のhaveは(進行形・受身不可)との記載があります(ジーニアス英和辞典及びウィズダム英和辞典)。
また、辞書内のsymptomにかかる例文を検索しても、haveを利用しており、進行形のis[was] havingの例文は見つかりませんでした。
恐らく意図的に進行形にしていると思われますが、進行形にしている理由を教えていただけますと幸いです。


回答

「have+病名」の場合は進行形にしませんが、「have+symptoms」の場合は、have trouble、have a hard time(困難を経験する)と同様、進行形が可能です。ちなみに、以下は、Google検索で単純形と進行形がヒットする件数を比べた結果です:

"what symptoms are you having" 138件
"what symptoms do you have" 165件

"what symptoms I was having" 78件
"what symptoms I had" 56件

この文中では、he had も he was having も、両方可能ですが、he was having は「医師に尋ねられた "その時点での症状"」であることをより明確に表します。he had の場合は「医師に尋ねられたその時点だけでなく "過去も含むその頃の症状"」という「習慣的な症状」にも解釈できます。




質問 例文78


he was havingはhe hadでも問題ないのでしょうか?


回答

have(…を持っている)を「…を所有している」という意味で使う場合は、進行形にしませんが、この例文のように、「…を経験している」という意味で用いる場合は、進行形が可能です。

進行形は「現在の一時的状況」を表し、単純現在形は「習慣的な状況」を表します。例えば、What symptoms are you having? は「現在どんな症状が出ていますか?」という意味で、「今現在」の状況を尋ねています。

他方、What symptoms do you have?は「いつもどんな症状がで出ますか?」になり、次のような文で用います。

What symptoms do you have with the flu?
そのインフルエンザにかかると、どんな症状が出ますか?




質問 例文88


theirについて、
話し手は何を意図して言っているのでしょうか? 代えてhis businessにすると意味が通らなくなりますか?


回答

their business(彼らのビジネス)は、「the new CEOが率いるEvans社のビジネス」を指します。この場合、Evans社という会社に意味の重点が置かれます。
his business(彼のビジネス)にすると、「the new CEOのビジネス」になり、the new CEO個人が行うビジネスに焦点が当たり、会社よりもthe new CEOの存在に重点が置かれます。



質問 例文89


Nick went over the detailed description of the options compiled by the restructing committee.のrestructureの説明部分に「例文のrestructuringは動名詞でcommitteeを修飾」とあるのですが、restructuringは動名詞ではなく、現在分詞形容詞用法ではないのでしょうか?


回答

restructuring committee の restructuring は「動名詞の形容詞的用法」で間違いありません。
restructure(事業再編を行う)を動名詞(restructuring)にすると「事業再編を行うこと」すなわち「事業再編」という名詞ができあがります。この「事業再編」が後ろの名詞(committee)を修飾して「事業再編委員会」(restructuring committee)という表現になっています。

動名詞の形容詞的用法は、主として、「~することのための」という目的や用途を表すのに用いられ、「名詞 for 動名詞」という形で言い換えることができる場合が多いのですが、この restructuring committee もまた、committee for restructuring(事業再編を目的とした委員会)と言い換えができることから、動名詞であることがわかります。

ちなみに、restructuring を現在分詞と解釈した場合、すなわち、committee that is restructuring と解釈した場合、「事業再編を行っている委員会」「事業再編中の委員会」という意味に解釈していることになり、その「委員会」自体が「事業再編中である」という解釈になってしまいます。



質問 例文115


editorに冠詞が無い理由は何でしょうか? anやtheが付くと不自然でしょうか?


回答

SVCのC、SVOCのCに「役職の名詞」が置かれる場合は冠詞のtheを省略するのが一般的です。
例文115のMs. Davis, editor of ...は、Ms. Davis, who is editor of ... と同じ意味で、editorがCの位置に置かれているので、theが省略されています(theを付けても間違いではありません)




質問  例文123


対訳に「ボブは臨時雇用で働くこともやむなしと考えている」とあります。
willing to do は「する意思がある、することをいとわない」と ALL IN ONE にも乗っています。学校でも「快くする」と習いました。
私はプラスの意味で使われる言葉なんだと解釈しています。
しかし、対訳の「やむなし」は他に手段がなく仕方なくするというようにマイナスの意味だと思います。
この点に関して、やむなしという訳を採用した理由があればお教え頂きたいです。


回答

be willing toの定義を3つの主要英英辞典で調べると、次のような結果となります:

if you are willing to do something, you do it when someone asks you, sometimes when you do not want to (Macmillan)
人から頼まれて、時として、それをしたくない場合に用いる

prepared to do something, or having no reason to not want to do it (LONGMAN)
それをする準備ができている、という意味か、それをしたくないという理由はない、という意味で用いる。

not objecting to doing something; having no reason for not doing something (Oxford)
それを行うことに反対の気持ちは無い、それを行わない理由は無い

これらの結果から導き出せる be willing to V の意味は、
「進んでVする」とか「快くVする」という積極的な和訳で覚えるのは間違いであり、
「Vしてもいいと思っている」「Vすることを断る理由はない」「Vすることをいとわない」「Vすることにやぶさかでない」という消極的な和訳が妥当です。ALL IN ONEに書かれている和訳も、そのような消極的なニュアンスを含んでいます。

今後、単語の定義で「あれっ?」と思ったら、是非、単語集や英和辞典ではなく、次のような「英英辞典」の定義を読み、さらにその用例でニュアンスを確認してみてください。

https://www.macmillandictionary.com/
https://www.ldoceonline.com/dictionary/dictionary
https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/
https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/



質問 例文125


文構造について教えてください。動画の解説では「at a record high は is を修飾している」と説明されていました。また書籍には at a record high は 副詞 と記載がありました。

でも私には最後の文は第二文型であるとしか思えないのですが…。
The ratio = at a record high

The ratio ~ → S
is → V
at a record high → C

だけど C は名詞か形容詞でなければならないので「?」状態です。


回答

まず、類似の簡単な例で考えてみます。

I'm at Shinjuku Station.
(今、私は新宿駅にいます)

この文では、amは「いる」という存在を表す自動詞です。at Shinjuku Stationは「新宿駅の地点に」という存在場所を表しているのでamを修飾する副詞句です。よって、この文の文型は「S+V+副詞句」の第一文型です。

これと同じことが例文125にも当てはまります。

The ratio is at a record high.
(その比率は、記録的な高さの地点に、ある)

この文の文型も「S+V+副詞句」の第一文型です。
つまり、たいていの「be動詞+前置詞句」における「前置詞句」は副詞句と解釈することができます。

他方、「前置詞+名詞」は形容詞句にもなりえますので、at a record high を形容詞句と解釈し、SVCの第二文型と解釈してもかまわないと思います。

要は、間違った意味に解釈さえしなければ、文法的な解釈は個人の任意で良いと思います。




質問 例文126


oneはonesにはならないのでしょうか?例文のjobが複数形のjobsなのでそれに対応するのではないのかと考えました。回答いただけると幸いです。

 
回答

one は job を表し、ones は jobs を表すことに注意して、次の2つの文の意味の違いを考えてみてください。

(A) I landed a steady one = I landed a steady job.
(B) I landed steady ones = I landed steady jobs.

(A) は「私は一つの安定した仕事(a steady one)を手に入れた」という意味です。
(B) は「私は複数の安定した仕事(steady ones)を手に入れた」という意味です。

(B)は「複数の仕事を(jobs)を一度に手に入れた」という意味です。普通、就職の話をしていて、「仕事を手に入れたよ」という場合、その仕事は「一つ」ですから、(A)の単数形が現実的です。




質問 例文129


動名詞complying の意味上の主語はyouではなく、所有格のyourかと思ったのですが、youが正しいのでしょうか。


回答

動名詞の意味上の主語は「所有格」と「目的格」の両方が可能です。「あなた」(you)なら、意味上の主語はyour(所有格)かyou(目的格)にします。

TOEICテストで、動名詞に意味上の主語が付くケースはたいてい、動名詞が「前置詞の目的語」か「動詞の目的語」に置かれる場合です。

例文129の場合は、動名詞complyingが「前置詞toの目的語」に置かれています。よって、to your complyingとto you complyingの両方が可能です。




質問 例文131


atは何を表す用法でしょうか? 他の前置詞(例えばinやon、byなど)は使えないのでしょうか?


回答

at one's expense、at the expense of … のatは「代価・代償」を表す用法です。at以外の前置詞での置き換えはできません。
この用法のatは、上記の表現以外に、at any cost(いかなる代価[代償]を払っても)がよく使われます。



質問 例文135


この文は一般的な許可条件を説明する文だと思うのですが、なぜA trainee と単数名詞なのでしょうか。
また、he or she は they are とすることもできるとありますが、なぜ単数名詞を theyという複数名詞を以て表すことができるのでしょうか。


回答

一般的な説明の文では、複数形(trainees)が最もよく用いられますが、単数形(a trainee)も用いられます。単数形はよりフォーマルな(例えば契約書や規則書)文での使用に向いています。

a traineeのような「男女両方を含む単数名詞」を受ける代名詞は、かつては男性代名詞のheとするのが一般的でしたが、sheを含まないのは女性に対して差別的であるという考えから、男女両方を含むことを示唆する複数形のtheyで受けることが多くなっています。これは、文法的な正確さより性差別への配慮の方が優先される一例です。he or sheもその配慮の表れですが、厳密過ぎる感じがするので、一般的な会話よりも、フォーマルな文体で使われます。



質問 例文136


any injuryは、any injuriesと複数形に置き換えることはできないのでしょうか?置き換えられるとすれば、injuryとinjuriesで意味やニュアンスは変わりますか?


回答

文法的にはany injuries(いかなる複数の負傷)も可能ですが、意味的にはany injury(いかなる単数の負傷)の方が自然です。

anyやnoの後の名詞を単数にするか複数にするかの判断は、「私には子供がいない」という場合に、I have no child. とするか I have no children. とするかの場合と同じです。夫婦が子供をもつ場合、一人であることが一般的な社会ならno childに、複数であることが一般的ならno childrenにします。

136のケースでは、複数形injuriesは、標準の安全手順を無視した結果起こり得る負傷は「複数」あるのが一般的という意味合いであり、単数形injuryは、起こり得る負傷は「一つ」であるのが一般的だという意味合いです。



質問 例文152


例文の日本語訳に関してですが、May I suggestの部分はなぜ「お勧めいたします」となり、May I〜「〜しても構わないでしょうか」という問いかけ的な意味合いが無くなるのでしょうか。


回答

May I suggest ~? は「~を提案させて頂いてかまいませんか?」という意味です。問いかけ的な意味合いを含んだ表現として理解して問題ありません。
しかし、この和訳は、日本語として、あまりにへりくだった言い方で違和感がありますので、「~をお勧め[お薦め]いたしますが…」という和訳が、英語のニュアンスに近い自然な日本語だと思います。



質問 例文159


attend to の同義語としてwait on が挙げられていますが、wait on は人以外に対しても使えるのでしょうか? また、attend to の同義語としてtake care of は使えないでしょうか?


回答

wait onは主に「人」を目的語にとり、「<人>に給仕をする」という意味で使いますが、wait on tables(給仕をする)のように「物」を目的語にとることもあります。

take care of は、例文159で attend to の代わりに使えます。

テキストで【同】として記載されていても、必ずしも例文中で置き換えが可能ではありません。語いを増やすことを主眼に置き、語法が多少異なっても「近い意味の語」を積極的に掲載しています。



質問 例文160


as soon as we get a shipment とありますが、なぜa shipmentと単数形になるのでしょうか。わたしは、この語が「交換部品」に対応していると考えたので複数形になるのが自然だと思いました。


回答

a shipment とは「送られてくる一回分の荷物」という意味で、その荷物の中には複数[たくさん]の(品)物が含まれています。

参考(Longman辞書)
a load of goods sent by sea, road, or air

ですから、例文での a shipment は「一つの交換部品」を指すのではなく、a shipment of substitute parts (and other goods) 、つまり、「複数の[たくさんの]交換部品などが詰められた1回分の荷物」を意味します。



質問 例文171


andは通常、命令文の後ろで使われる用法だと思いますが、「~しよう」を表すLet’sで始まる文も命令文の一種と見なせるということでしょうか?


回答

はい。
andが命令文の後に来る場合にas a consequence or result(その結果、そうすると、そうすれば)という意味合いになり得るのと同様、Let'sでも同じ意味合いを持つことがあります。

但し、andがこの意味合いになるのは、命令文に限ったことではく、通常文でもあり得ることです。

He said something secretly to her and she wept bitterly
彼が彼女に何かを耳打ちした。すると、彼女は激しくすすり泣いた



質問 例文174


聞き間違えたかもしれませんが、"Fred was covered by the inaugural issue of a trade journal." はなぜダメなのでしょうか?


回答

be covered by ...を使う場合、byの目的語は「取材を行う媒体」になります。つまり、be covered by a trade journal(ある業界紙によって取材される)、be covered in the inaugural issue(創刊号の中で取材される)という関係になります。




質問 例文181


that not only he is ではなく
that not only is heなのは何故でしょうか。


回答

not onlyは否定語であり、かつ副詞句です。
否定語の副詞(例:neither)および副詞句を文頭に置くと、倒置が生じます。
ここでの倒置とは疑問文の語順にすることです。
ですから、Not only の後は、he is ...ではなく is he ... になります。



質問 例文183


質問が2点あります。

質問1: 文中のthatは、toに置き換えることはできますか?(toから文末までを不定詞の副詞的用法とみなして同じ意味の文章にすることができるか、ということです)

質問2: 先行詞と関係代名詞の間に動詞が入るケースはかなり珍しいと思うのですが、これは例外的な用法でしょうか?(このような形になる条件があればご教授いただけますと幸いです)また、ordinanceのすぐ後ろに関係詞節(thatからvehiclesまで)を入れることはできないのでしょうか?


回答

an ordinance takes place to prohibit ... とすると、「ある条例が~を禁止するために発効する」になり、意図していることは同じですが、an ordinance takes place that prohibits ...(~を禁じる条例が発効する)と完全に同じ意味にはなりません。関係代名詞節とto不定詞は基本的に置き換えができません。

先行詞と関係代名詞の間に動詞が置かれることは、よくあることです。英語では、主語と述語をできるだけ近くに置くので、以下のような、主語と述語が離れた文を作ると、逆にわかりづらい不自然な文になります。

an ordinance that prohibits owners from leaving pets unattended in vehicles takes place




質問 例文192


一見すると第二文型に見えますが、in reply to以下は副詞句なので、補語がありません。だとすればこれは第一文型で、「これは回答として存在する」という意味なのでしょうか?This is a reply to….ならすっきり理解できるのですが


回答

その通りです。
This is in reply to ... は、「主語+be動詞+副詞句」の第1文型で、直訳すると「これは、…への回答の中で存在しています」になります。ことばの響きとしては、「これは…への回答としてお送りされているものです」という感じです。定型的な挨拶表現です。

他方、This is a reply to ... (「これは…への回答です」)は、単純に事実を述べているだけの直接的な表現で、This is in reply to ... という間接的(つまり、より丁寧)な表現と比べると、ぶっきらぼうな感じがします。



質問 例文218


entertainment complex に冠詞が無いのは何故でしょうか? shopping mall にa が付いていれば十分ということでしょうか? それとも、complexなので施設が2つ以上あると見なして付いていないのでしょうか? 或いは何か別の理由からでしょうか?


回答

「a <名詞A> and <名詞B>」というフレーズは、以下の2つの解釈が可能です。

1.「<名詞A> and <名詞B>」がひとつ[一体]になっている。aは「<名詞A> and <名詞B>」の全体にかかっている。

2.「a <名詞A> and a <名詞B>」の意味で2番目のaが省略された形。<名詞A>と<名詞B>は別々の存在。


一般的には1の解釈が優勢で、この例文でも、shopping mallとentertainment complexは1つの統合された施設[建物]もしくは一つ屋根の下の店舗、と解釈されます。

他方、例文222のa florist, beauty parlor, dry cleanerについては、最初のaが全体にかかっているのではなく、本来は、a florist, a beauty parlor, a dry cleanerとそれぞれaをつけるべきところを、aの繰り返しがうるさく感じられるので2番目、3番目は省略されたと考えられます。




質問 例文220


「combined」が過去形になっているのは、drewの時制と一致させるためですか?


回答

そうです。
但し、このcombinedは実際に「組み合わせた」という過去の事実を表してはいません。
つまり、形容詞節中や副詞節中の過去形は必ずしも過去の事実を表さない、ということです。



質問 例文231


admissionは単数形なのに、その直後のreservationsが複数形になっているのは何故でしょうか?admissionが数えられないからでしょうか?


回答

admissionは不可算名詞です。
[uncountable] permission given to someone to enter a building or place, or to become a member of a school, club etc

reservationは可算名詞なので、A reservation is a mustでもかまいませんが、Reservations are a mustとする方がより一般的です。主語を可算名詞の単数形と複数形のどちらで始めても良いケースでは、複数形にすることの方が多いと言えます。



質問 例文232


be committed to purchasing のtoは前置詞であることは理解できます。 One factor that is vital to fulfilling your dreams is persistence.この文章がある本にありました。この場合、toは前置詞だと思いますが、この使い方が理解できません。むしろ不定詞の副詞的用法の to fulfill  のほうが、理解できるのですが、ご教授ください。


回答

単語にはよく用いられるコロケーションがあります。

be vital to ... は、vitalという単語の使用頻度の高いコロケーションがあり、「…にとって非常に重要である」という意味です。この場合のtoは「…にとって」という意味の前置詞です。

よって、vital to fulfilling your dreams は「夢の実現にとって非常に重要である」という意味になり、意味的に全く問題はありません。




質問 例文234

「for the solar-powered gadget」は「specifications」と「instructions」両方にかかりますが、「instructions」のみにかける場合はどの様にすれば良いでしょうか。

回答

仮に、for the solar-powered gadget をassembly instructionsだけにかかる(=修飾する)ようにしたいのなら、theをassembly instructionsの前に置いて、the assembly instructions とし、その前のthe part specificationsとは別個であることを示します。

つまり、元の文である「the <A> and <B> for ~」は「for ~」が <A>と<B>の両方にかかりますが、「the <A> and the <B> for ~」とすれば、「for ~」は<B>だけにかかる、と解釈されます。




質問 例文243

whichの前にinが付いているのは、後ろにparkが使われていることと関係ありますか?
(parkは自動詞として「park in+場所」という形で使えるのでしょうか?)
また、例文35のagainst whichとは違い非制限用法が使われているのは何故でしょうか? 非制限用法にすると意味が変わるからでしょうか?

回答

parkは自動詞でも他動詞でも使用できます。この例文で使われているparkは自動詞です。テキストの和訳が「…を駐車する」という他動詞の和訳が書かれていますが、「(…を)駐車する」という表記にして、「…を駐車する」(他動詞)と「駐車する」(自動詞)の両方の意味で使えるということ示すべきでした。お詫びします。

例文35で制限用法が使われているのは、話し手が先行詞の範囲を絞って明確にしたかったからで、先行詞にとって関係詞節は重要な情報です。他方、243で非制限用法が使われているのは、話し手が先行詞の補足をしておきたかったからで、先行詞にとって関係詞節はさほど重要な情報ではないことを示しています。




質問 例文248

senior managerの前に冠詞がつかないのは何故でしょうか?

回答

一般に、補語(SVCのC、SVOCのC、また、後者の受動態であるO is Vp.p. CのC)やas(~として)の後ろにpresident, chairman, manager, captainなどの役職・地位を表す名詞が置かれる場合、theを省略するのが一般的です。
例文の Mr. Lee was promoted to senior manager も、Mr. Lee = senior manager の関係が成立していて、SVOCの受動態である O is Vp.p. C に類似しているので、冠詞のtheが省略されています。




Grammar セクション 
質問 G16 (P327)


第5文型(SVOC)の動詞と補語」の表について
ALL IN ONE BasicのLesson47ではget +O+Vingが紹介されており、Can you get this old photocopier working again?と例文も載っているのですが、音速チャージの表ではget+O+Vingの該当箇所に〇がありません。これはTOEICにおいては出題が稀など何か理由があるのでしょうか?


回答

「get + O + Ving」は可能な語法ですが(また、AIO Basicに載っている「get ... Ving」は比較的よく使われる語法です)、TOEIC公式問題集その他での我々が調査したところでは出題例が見当たりませんでしたので、このパターンをTOEIC受験者が覚えておく必要はないだろうと考え、表には ○ を入れていません。

○がついていない空欄のものは、×(語法として間違い)である場合と、×ではないがTOEIC受験では必要ないだろう、という2つケースがあるとご理解ください。




質問 G16 (P327)


第5文型の動詞と補語の部分で、keepの補語に名詞も可能になっていますが、名詞が来ると第4文型になると思います。findも同様です。それに対し、leaveは補語に名詞もto不定詞も可能だと思います。どうでしょうか。


回答

keepは第5文型(keep + O + C) で Cを名詞にするのはやや例外的ですが、よく用いられる例として、keep it a secret(それを秘密にしておく)などがあります。これはTOEICでも出題される可能性があるので、その表では ○ としています。

findは、後ろに「名詞/代名詞+名詞(句)」を置く場合は、たいてい「…に~を見つけてやる」という第4文型の意味に解釈されます。以下がその例です:

 I found him a good coach. 
(私は彼に良いコーチを見つけてあげた)<第4文型>

そこで「…が~だとわかる」という第5文型で補語に「名詞(句)」を置きたい場合は、to beをつけて「to be 名詞(句)」とします:

 I found him to be a good coach.
(私は彼が良いコーチだとわかった)<第5文型>


leaveについてですが、第5文型のleaveの場合、補語に「名詞」を置く例については、Longman辞典(https://www.ldoceonline.com/dictionary/leave)で調べてみたところ、見当たりません。ですから ○ とすることはできません。

補語にto不定詞を置く例については、以下のような例が該当すると思われます。

 He left Ruth to find her own way home. (Longman Dictionary)
 彼はRuthに自分で家まで勝手に帰るようにさせた。

ここでの 「leave + O + to不定詞」は「oに勝手にVさせる」という第5文型としてLongmanでは紹介されています(ですから、英和辞典でも第5文型に分類されている可能性が高いと思います)。しかし、この用法は、元来は「Oを放置して(その結果)Vさせる」というto不定詞の結果用法であり、本書の著者はそう解釈しています。




その他 
質問 各Key Sentencesに記載の関連語句と表現の選定は、Key Sentences同様、すべて過去の公式問題集からのものでしょうか。覚えるべきだと思いますが、900以上を狙う上で、その辺の感覚、作成者の意図が知りたいです。例えば、完璧にすれば、900は楽勝のように。

回答 

関連語句は公式問題集からのものが大半ですが、公式問題集以外にも、金のフレーズやETSの公式ボキャブラリー本、などの掲載語句からのものもあります。Key Sentecesそのものにも、金のフレーズやETSの公式ボキャブラリー本の見出し語の中で重要と思われる語句が盛り込まれています。ちなみに、金のフレーズの掲載語句はほぼ全て、本書のKey Sentencesか関連語句の中に入っています。

単純な言い方をすると、TOEIC800点台前半の人が、本書の例文を完璧ににすれば(=本書のKey Sentencesが読んで瞬時に理解できて、聞いても理解できて、文の文法構造も完全にわかる)、900点は楽勝だろうと思います。

本書のまえがきで「730点~860点」としているのは、本書を手にする学習者がTOEIC受験者のスコア分布から見て500点~700点台の方が大半を占めるであろう、という推測からであり、その人達が本書で学習した場合の到達予想スコアを書いています。
つまり、500点台の人なら730点以上、700点台の人なら860点以上に達するだろうという推測です。そして、もし、800点台前半の人が、本書で学べば、900点以上には到達すると推測されます。

作成者の意図としては、TOEIC500点台の人を730点以上に引き上げる、700点台の人を860点以上に引き上げる、そのために必要な知識を網羅するという意図があります。これは、関連語まで完璧に覚えなくても、例文に含まれる単語・表現・文法を、見ても聞いても瞬時にわかるようにしておけば可能だと思います。

ちなみに、900点以上の人が本書の例文に取り組んでもそれなりに知らない語句はちょくちょく出てきます。関連語の場合はもっとたくさん出てくるでしょう。ですから、このレベルの人にとっても、本書は知識の抜けを補うことができる教材です。

忘れてはならないことは、TOEICスコアは、知らない単語を沢山覚えれば上がるというものではないということです。うろ覚えではなく、瞬時に見て、聞いて正確に理解できる単語や表現がどれだけ沢山あるか、ということを見るテストです。ですから、TOEICで出題されるような難しくない事務的な英文にたくさん接して、英文の「処理速度」(特にリスニングでの)を高めるようにすることが大事です。そうしないと、たとえ単語集を何冊やって表面的に語いを増やしてもコンスタントに900点以上がとれるようにはならないと思います。




質問  ALL IN ONE TOIEC テスト 高速チャージを abceed のアプリでも聞いているのですが、この読み下し音声の区切りがテキストと違うところで区切っているところが散見されるのですが、どちらの区切りでもよろしいでうしょうか。

回答

どちらの区切り方でもよいです。

テキスト(書籍)の読み下しの和訳と同じ切り方で音声にすると、聞いた時に理解しづらい場合がありますので、その場合は、テキストの切り方やことばと異なる形にして、聞きやすくしています。
要は、前から順に英語の語順で意味をとっていく、という方法さえ守れば、切り方についてはあまり気になさらなくてよいです。



質問 ALL IN ONE TOEICテスト高速チャージのP5の④読み下し訳ですが
斜線(/)は節(=文)の切れ目など・・・
と記載されていますが、実際の書籍では中点(・)しか記載されて
いないのですが、斜線(/)は文の切れ目以外にどういうのがあるの
でしょうか(会話の記号 " " なども含まれてくるのでしょうか。

回答

読み下し和訳での / は大きな意味の区切り、すなわち、文と文の切れ目で使われています。
主として、副詞節(when, since, if, because, as, althoughなどの接続詞が導く文)と主節の間の意味の切れ目に置かれています。以下を確認してください。

例文002、021、031、073、078、123、124、152、153、155、250、251



 
   
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