ALL IN ONE の内容に関するQ&A (例文201〜300) | ||||||||||||||||
例文 | 項目と内容 | |||||||||||||||
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202 |
キーセンテンス what it will be like のit についてですが、主語は Information technologies であり、それを熟語動詞are で受けているわけですから、この it は they とすべきではないのでしょうか。 文法上の理由からはthey の方が better です。ただし、information technologies 全体を一つの技術ジャンルと考え「それ」(= it )という代名詞で受けることは可能です。 1行目で述語動詞が are になっているのは、主語のInformation technologies と非常に近い位置にあるためi s で受けるのには違和感がありますが、i t の部分は、名詞(Information technologies)からかなり離れていますので、意味的な感覚が文法ルールより優先されています。 |
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205 |
キーセンテンス "apply not only to Chinese but also other Asian peoples" の部分ですが、not only と but also の後ろは等価であるので other の前に to があるべきではないでしょうか。そうでなければ、apply to not only と to をnot の前に置くべきではないのでしょうか。 not only A but (also) B や not A but B など、A と B 2つの要素を結びつける語は Aと B を 「等価」 にする、というのは原則として重要ですが、絶対的なルールではありません。 ご質問の箇所では、apply not only to Chinese but also to other Asian peoples とするよりも、to を省いたテキストの形の方がより自然な(=ネイティブが使う)英語になります。ネイティブはこの2番目の to をつけなくても意味がわかるので 「くどい」と感じます。さらに、apply から peoples まではかなり長いフレーズになっているので少しでも短くしたいという心理も働きます。また、apply to not only Chinese but also Asian peoples は文法的には間違いではありませんが、ネイティブが使う表現ではありません。ネイティブは to, for などの前置詞と目的語となる名詞の間に副詞(ここではnot only と but also)を置くことを嫌うのです。 このような 「等価にならない例」 は今後注意して英文をお読みになれば結構発見できるはずです。 |
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206 | キーセンテンス trying to 〜 の部分は、分詞構文ですか? その通り,分詞構文の現在分詞(=副詞用法)です。 There he goes again という 「完全な文」 の後に trying to .. という現在分詞(句)が (独立した意味で) 置かれているので分詞構文だとわかります。 |
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206 | キーセンテンス , trying to impress others with what節 とありますが、これは impress A with B の形になっていると思います。 whatだけでなくwithも朱書となっている理由は何か狙いがあるのでしょうか。 withが朱色文字になっている理由は、what節全体が「with」という前置詞の目的語になっている点に特に注意してほしいという意図です。 |
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207 | Words, Phrases & Patterns ・can't Vb enough = can't Vb too...(268) となっていますが、 例文を書き換えると以下のようになりますでしょうか? ・例文207 I can't thank them enough. = I can't thank them too much. ・例文268 We can't be too cautious. = We can't be cautious enough. また、類似表現なのはわかるのですが、かといって too... に...がついているように、そのまま書き換えられるわけではないように感じます。 使い分けについても、教えていただければ幸いです。 I can't thank you too much. は文法的に正しいですが、I can't thank you enough. の方が表現として一般的です。後者を使うようにしてください。 You can't be too cautious.(用心し過ぎということはない) と You can't be cautious enough.(いくら用心してもし足りない)はどちらも等しく使えます。但し、以下のようなcarefulが用いられた文章が英語サイトで見つかるので、後者(can't ... enough)の方が前者(can't ... too ....)よりさらに用心や注意を喚起している表現だとわかります。 You can't be too careful; it may be that you can't be careful enough. You can't be too careful and you really have to take a stance of you can't be careful enough. 使い分けについては明確なルールはないので、Google検索で任意の例文を打ち込んで英語サイトでのヒット数を見て、表現的に自然か否かを判断するのがよいと思います。 |
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208 |
キーセンテンス 例文で broadcastとあるのですがこの品詞は何ですか? 単語欄には動詞と名詞の二つが書かれているのですが動詞だと過去分詞にならないといけないし、名詞だと訳にあわないと思うのですが・・・ broadcastは過去分詞です。 スラッシュ訳が 「放送された」 という受動態の訳になっていることと,P498の不規則動詞の broadcast の過去分詞形が broadcast であることから判断してください。 |
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209 |
キーセンテンス 「inquired the Secretary of State.」の主語は誰でしょうか? 和訳では、「・・・」と国務長官は尋ねた。とありますが、英文では、国務長官は目的語になるのではないでしょうか? つまり、省略されている(記者が)主語となり、「今が極めて重要な時期だという認識はあるのでしょうか?」と国務長官に尋ねられ「(逆に)今我々の取る行動こそがこの政権の命運を決めることになるのだ」(と発言した。)となるのではないでしょうか? テキストの和訳が示すとおり,the Secretary of State が主語です。
下記の表し方のうち,(a)が最も一般的ですが,文体に変化をつけるために (b)や(c)のようにすることがあります。 209の例文は(c)の形です。
* 但し,Sが代名詞(he, she, they, it など)の場合には (c) の形にはしません (古めかしく聞こえます)。 |
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212 | キーセンテンス an excess of demand の部分の「音声」を聞くと excessの第一音節にアクセントがあるように聞こえるのです。 これは、形容詞なのでしょうか。 供給過剰という意味ならば冠詞 anがついたexcessは名詞であるはずで、 第二音節にアクセントがあるはずではないかと思うのです。 いくつかの辞書を見ても、名詞の説明の中に an excess of という(成句?熟語?)言い回し が出てくるのですが、 この点につきまして私の文法上の解釈が間違っているのか? あるいは発音記号が違うのか? などと疑問が生じ、質問させていただく次第です。 例文で用いられている excess は an と of に挟まれていますので「名詞」です。 そして、ナレーターはexcessを第一音節のアクセントで発音しています。 名詞の場合は、第二音節のアクセントが主流ですが、第一音節のアクセントでも発音されます。 逆に、形容詞の場合は、第一音節のアクセントが主流ですが、第二音節のアクセントでも発音されます。 書籍では各品詞における主流の発音のみが記載されていますので、発音表記が不適切でした。 |
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217 | キーセンテンス by destroying specific cells(前置詞+動名詞)の部分について、 これはbrings about ~にかかっていると考えてますが、なぜ主語のvirusと動詞のbrings aboutの間に入るのでしょうか? 文末には置かないのでしょうか? 文末に置くより、brings about 〜 の前に置いた方が、因果関係がより理解しやすくなります。 つまり、順序として、a certain virus が、destroying specific cells をして、その結果、brings about the rare, fatal disease する、ということですので、文末に by destroying specific cells を置くより、brings about ...の前に置いた方がより理解しやすくなります。 このような、「主語と動詞の間に副詞句を挿入する」という表現方法は、書きことばによく見られます。 |
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224 | キーセンテンス All you have to do is confirm your address, fill in the relevant blanks, and put your signature to it. ですが、be動詞isの直後に動詞の原型(confirm、fill、putが来てていますが、なぜでしょうか。 ふつう、「Vすること」という名詞用法のto不定詞のtoは省略ができません。しかし、これには例外があります。 以下の構文において、「…」の主語の部分にdo, does, didが含まれている場合は、isの後ろのtoが省略できます。 … is to Vb. (…はVすることだ) 例文の主語は All you have to do で do が含まれています。ですから、to confirm のtoが省略できます。この構文ではtoを残すより省略する方が一般的です。 |
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225 | Grammar & Usage 補語の関係代名詞にthat、, which を用いるというルールは、第五文型の補語にも適用されますか? 適用されます。その場合,下記の例のように 「先行詞+補語(C)の関係詞+S+第5文型のV+O+to be」 という形にするのが一般的です。つまり,think, believe, consier, prove のように,補語に 「to be ...」 が取れる動詞(P57 Grammar&Usage)を to be を付けて用います: He wasn't the person I had thought him to be. 彼は私が思っていたような人ではなかった。 He has again proved himself a hero, which I always considered him to be. 彼はまたもや自分がヒーローであることを証明してみせた。 ちなみに私は常に彼をそう見なしていたが。 |
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227 | Grammar & Usage 最後に 「また、先行詞と部分詞の間には(読みやすくするために)カンマを置くのが一般的です。」 とあります。 先行詞と関係代名詞または関係副詞の間にカンマを置くと関係詞の非制限用法と考えますが、 例文227G&U では mothers, all of whom で、「先行詞 , 部分詞+前置詞+関係代名詞の目的格」になっています。 ここでカンマをおいても、関係代名詞の非制限用法にはならないのでしょうか。 この例文では、those single mothers(それらのシングルマザー)が先行詞です。those(それらの)により先行詞single mothersがすでに明らかになっているので、必然的に、all of whom以下の関係詞節は「非制限用法」(=補足説明)になるので、カンマは必要になります。 仮に先行詞が the singles mothers であった場合、all of whom以下の関係詞節は「制限用法」になるので、カンマを置かないのですが、the single mothers all of whom ... と記述すると、mothersとallの間の切れ目がわかりづらくなります。発音する場合は、mothersとallの間で一呼吸置くのでわかりやすいのですが、記述の際にはこの一呼吸を表現する術がないので、カンマを置く、ということがよく行われます。 よって、この項目の関係詞節は、制限用法か非制限用法かを、カンマの有無で判断するのではなく、先行詞の意味から判断するのが適切です。 |
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228 | Grammar & Usage 関係詞は非制限用法・制限用法を『,』の有無で区別されますが、話し言葉の場合、『,』 の存在は目には見えないため、英米人はこの2つの用法の違いをどうやって区別しているのでしょうか? 区別のために長いポーズを意識的に入れて聞き手にわかるようにするとか、あるいは話言葉では、そもそも非制限・制限といった用法の区別が問題にされること自体が状況的にあり得ないのでしょうか? 確かに、話し言葉では、制限用法と非制限用法の違いはほとんど意識されません。 制限用法(=先行詞の具体化)も非制限用法(=先行詞の補足)も、先行詞に関する情報を示しているという点では同じだからです。 英語を学習する日本人が制限用法と非制限用法の違いを必要以上に意識してしまうのは学校教育において制限用法は訳し上げ、非制限用法は訳し下げるといったことを教えるからだと思います。 英語を書き取るときには話し手の意図と形から制限用法か非制限用法かを考えます。例えば、話しことばでは目的格(whom, which, that)の関係詞節が最もよく用いられますが、目的格の関係詞は通常省略しますので、省略されている場合は全て制限用法(カンマを付けない)だとわかります。主格の場合は who か that が好まれます。that の場合はもちろん制限用法ですが、who の場合は先行詞が一般名詞なら制限用法、固有名詞なら(例文228 のGrammar&Usage に解説があるように)非制限用法になります。また、話しことばで which を使う場合は(which が主格であれ目的格であれ)非制限用法である可能性が高いでしょう。さらに、文末に置かれる which は229 のGrammar&Usage に解説があるように「連結」の役目をする非制限用法だと判断が出来ます。 息継ぎの長さで制限用法か否かを見分けるのは現実的ではないと思います。 |
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228 | Grammar & Usage 非制限用法での訳し方についてですが、継続用法の関係代名詞節は、「原則的に先行詞を訳した後に訳すとよい」と習った事があります。でも、この例文では制限用法のように訳されています。これは例外の1つという事でしょうか。補足的に「それは…」と訳する方法でも良いのでしょうか。 ご質問に対する回答はテキストに全て書かれていると思いますが、とりあえずここで整理し直してみます。 非制限用法は以下の2つの役割があり、(1)については前から訳しても後から訳し上げてもどちらでもかまいませんが(2)については必ず訳し下げる必要があります。 (1) 先行詞に関して補足的な説明を行う ([228]の例文) (2) 2つの文を関係詞を利用して連結する ([229]の例文) 例文228は2つの文を連結しているのではなく、先行詞である this society(=Japan)についての補足を行っているわけです。よって以下のように前から訳しても後から訳し上げてもかまいません。しかしテキストのように後から訳し上げた方が全体の和訳はすっきりします。 【前から訳した場合】 この社会、すなわち彼らに集団に合わせることを要求する社会だが 【後から訳した場合】 彼らに集団に合わせることを要求するこの社会 制限用法と非制限用法の違いは、前から訳すか後から訳すかという問題ではありません。 一般に、学校等で非制限用法を「前から訳しなさい」と指導するのは、前から訳した方が補足説明であることが日本語としてより明確になるからだと思います。但し、そのような指導方法を取ると以下のような日本文の英訳を、訳の順番から判断して無批判に制限用法で書いてしまう生徒がたくさん出てきます: 「集団に合わせることを要求する日本」 × Japan which requires them to conform ○ Japan, which requires them to conform 訳し方といった「形式」ではなく、本質的な「役割」の違いに目を向けてください。 |
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229 | キーセンテンス この解説からは、「私が女の子たちを楽しませようとすると、彼女たちは私を笑いものにした。」と、連続の役割をする非制限的用法で解釈できますが、英文のみを読んだ際に「私は女の子たちを楽しませようとしたが、彼女たちは私を笑いものにしていた。」 という単なる非制限的用法による解釈もできるのではないかと思いますが、どのようにして、連続の役割を為すか否かを判断するのでしょうか? 非制限用法には、「補足的な情報の与える」 という役割と、「2つの文を連結する」 という役割とがあります。 前者と比べ、後者の方が関係詞節のもつ重要性が高くなります。前者の用法は、「文中」に非制限用法の関係詞節が挿入される場合で、一方、後者の用法は必ず完全な文の「後」に非制限用法の関係詞節が続き、このことが両者を区別する目安になります。 ただ、完全な文の後で非制限用法の関係詞節が続けば、絶対に連結の用法であるとは言い切れず、関係詞節とそれ以前の文との重要性を比較して判断することになります。例えば、以下の英文は連結の用法ですが、who以下は話の結末を表す「重要」な情報ですから、「連結」の用法と取るべきであって、「補足的な情報」と解釈すべきではないことがわかります。 Zidane passed the ball to Beckham, who scored with a spectacular shot from 25 meters. (ジダンがベッカムにパスを出し、ベッカムは25メートルの距離から華麗なシュートを決めた) 例文229は、「連結」の用法として解説されていますが、上記の文ほど関係詞節の情報に重要性は感じられないので、補足的な情報を与える役割(=単なる非制限的用法)と取ることも可能です。しかしどちらに取っても(前から訳す限りにおいて)和訳はほぼ同じになります。(よって試験の答案ではどちらのニュアンスで訳しても問題ありません) |
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232 | キーセンテンス On behalf of our department, ←このカンマは何故使われているのかを教えてください。 P510の「前置きとして文頭に語句を置く場合」が該当しているのでしょうか? はい、そうです。前置きに当たります。 「副詞句+主語+動詞」という構文の場合、必ずしも「副詞句」の最後にカンマを置かなくてもかまいませんが、置いた方が理解しやすい場合も多いので、カンマが置かれることが多いです。この例文では On behalf of our department で一呼吸置いて Gill is と呼んだ方が、聞き手が理解しやすいので、カンマが置かれています。 |
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234 | Grammar & Usage 例文234-236(副分構造の関係代名詞)のG&Uについて教えていただけないでしょうか。 記載されている、関係代名詞を用いて複文を接続する説明は理解したつもりですが、例文234のsome people claim 、 例文235の he asserted 、例文236のthey maintainedは、(今まで学習した中で) 挿入句と考えていたので、初めての内容で少し混乱しております。 これは、例文182のG&Uに記載されているように「一般の参考書では〜〜〜〜自分の理解しやすい方を選んでください。」 の場合同様どちらでもわかりやすい方でよいのでしょうか。 あるいは、あくまで例文234-236(複文構造の関係代名詞)のG&Uに記載されている説明のほうが後々英文を解釈するのによいのでしょうか。 私の中では、英文を読み聞く時に、挿入句として処理するくせがついており、その読み方でも構わないのか、お手数ですが、お知らせいただければ幸いです。 なお、私の知っている限り英文法書や英文解釈書では、このような場合、挿入句として扱われていた記憶があり、本日以下の書籍の該当部分を読んだところ以下のような記載がありました。 英文法詳解 杉山忠一 著 学研2011年5月 初版第15刷 P.182には 関係代名詞を含むやや難解な構文 (1)関係代名詞の次に I think 等が挿入される場合 として ・I met a man who I thought was a doctor. ・There's some wine which I am convinced will bo to your taste. を例文に、 「I thoughtや I am convincedはちょっと挿入された形で関係代名詞はそのあとの wasやwill boの主語である。」と解説されていました。 ほかにも、関係代名詞の目的格の例文も載っておりましたし、この 英文法詳解 の該当部分を読んで、ALL IN ONE 例文234-236 G&U の説明は正しいのだなぁとは分かりました。 事実としてはもちろん挿入句ではありません(もし挿入句なら I met a man who, I thought, was a doctor のように、挿入句の前後にカンマ(,)を入れることになります)。 しかし、挿入句として解釈するのに慣れているのであればそれでも良いと思います。 但し、この「挿入句」は何でも適当に置いて良いのではなく、以下のような「that節をとる<主語+動詞(相当表現)>」である、ということを覚えておいてください。この点だけ押さえておけば将来的に学習上の問題は起こらないと思います。 S say, S tell O', S claim, S maintain, S think, S know, S is sure, S is convinced, it is said |
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238 | キーセンテンス 「pass A on B」の「on」は動作の対象を表し「...に対して」や「...の方へ」という意味を持つ前置詞だと理解しています。一方で、その対象である「their offspring」にも、同じく動作の対象を表す「to」が付いています。同じ意味内容の前置詞が二重に付いている事に違和感がありますが、文法的には問題がないのでしょうか?それとも「動作の対象」を表す前置詞ではないのでしょうか? onには副詞と前置詞の二つの用法があります。 単語欄に書かれている「pass A on (B)」(Aを(Bに)受け渡す)は以下を意味しています。 「pass A on」は「Aを受け渡す」でon(続けて)は副詞 「pass A on B」は「AをBに受け渡す」でon(…に対して)は前置詞 例文で使われている on は前者の「副詞」です。 また、例文の to は「from … to 〜」(…から〜へ)という副詞句の一部で pass ... on から独立しています。 つまり、能動態に戻すと: pass features on / from parents to their offspring 特徴を受け渡す / 親から子へと であり、このfeaturesが受動態の主語になったのが、例文の英語です: features are passed on / from parents to their offspring 特徴が受け渡される / 親から子へと |
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238 | Grammar & Usage 「先行詞+前置詞+ which +SV ...」 において前置詞(by)の使われる意味が理解できません。SVを不完全な文にすると(by)はどの位置に来るのでしょうか。 by は「... によって」という意味の前置詞です。もし「先行詞+ which +不完全な文」という形で表すとすれば、「process which features are passed on from parents to their offspring through the genes by」となります。しかし、この文は by とその目的語の which が離れすぎていてわかりずらいので不自然な英語です。ですから by の目的語が which であることを明確にするため by which(それによって)という副詞句を関係詞節の先頭に置いたのです。「前置詞+関係代名詞」を副詞句と見なして、Translation を参考に、素直に前から意味を取ってください。 |
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239 | Grammar & Usage the only one (唯一の友達) は、228の解説からすると同種のものが複数存在しない先行詞だと思うのでwhoの前に非制限用法のカンマを置くべきだと思うのですが? いいえ,そうすべきではありません。 「同種のものが複数存在しない先行詞」 ということばを表面的に解釈しないでください。 ここで言う 「同種のものが複数存在しない先行詞」 とは,President Obama (オバマ大統領) や Taro Aso (麻生太郎)や my father (私の父),our company (うちの会社,例えば「トヨタ」)のように,「同種のものが複数存在せず,完全にその正体が明らかになっている先行詞」を指しています。完全に正体が明らかになっているので,もうそれ以上範囲を絞れない(=制限できない)から,制限用法(カンマのない関係詞の用法)が使えない,ということです。 例文239の the only one (of my friends) は,ことばの表面上は 「唯一の友人」 で 「同種のものが複数存在しない先行詞」 ですが,聞き手にはそれが 「どんな友人か」 は全くわかりません。この「友人」は正体が漠然としているので,その範囲を絞る(=限定する)ことができます。ですから,制限用法を用いるのです。 以上を踏まえて,もう一度,例文228の文法説明を読み,制限用法の役割と非制限用法の役割の本質的な差異を確認してください。 |
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242 | Grammar & Usage 「名詞+名詞」で、1つ目の名詞を形容詞的に使う場合、それは複数形にはしない、という文法があったように記憶しています(どの本で読んだかは失念してしまいました)。 例えば、「靴屋」は「shoes shop」ではなく「shoe shop」のように。この文法に従うと、「women workers」ではなく「woman workers」にするべきだと思いますがいかがでしょうか。 お読みになった文法の真偽はさておき、こと 「woman +名詞」 の用法については以下のようになります: (1) 修飾する名詞が単数であれば woman も単数形にする: a woman teacher (一人の)女性教師 a woman doctor (一人の)女性医師 (2) 修飾する名詞が複数であれば woman も複数形(つまり women)にする: women teachers 女性教師達 women doctors 女性医師達 よって、「女性労働者達」 は woman workers ではなく women workers となります。 |
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243 | キーセンテンス 和訳を読む前は 「ニューヨークに戻ってきた以前に知り合いになっていた」 と勝手に解釈していました。 「戻ってきた以前に知り合っていた」 ことを表すには、関係副詞節を過去完了形にしなければいけないんだと納得しました。 しかしながら例文222では 「化学者達が実験に取り組んだ」 のは 「宗教団体が実験に憤慨した」 以前のことであるにもかかわらず、関係代名詞以下が過去完了形になっていません。この場合は、「宗教団体が憤慨した」 のが 「化学者が実験に取り組んだ」 後であるのが明らかな為、過去完了形にする必要がないと解釈してもいいですか? そうではありません。 例文222の that the chemists were engaged in to test their hypothesis (科学者達が自分たちの仮説を試すために取り組んでいた) は Some religious bodies resented the experiment (宗教団体が憤慨した) と 「同時点」 「同時期」 の出来事です。 be動詞は状態を表すので,were (engaged) ... は resented と同じ時点での状態と考えられます。 同時点のことを表しているので過去完了形にはしないということです。 |
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244 | Words, Phrases & Patterns would の意味の定義について質問があります。テキストには「((過去の習慣的行為[状態]を表し))(よく)... したものだ」とありますが、would で過去の習慣的" 状態" を表すことはあるのでしょうか? 私の今までの理解では、過去の習慣的" 状態" は used to を使い、would は使えないと考えていたからです。手持ちの辞書を確認してみましたが、「would + 状態を表す動詞」という例文は見つかりませんでした。 LONGMAN Dictionary of Contemporary English の定義によれば would は “(it is) used to say that something happened often or regularly in the past”、すなわち、「過去においてしばしば起こったことや定期的に起こっていたこと(=習慣的なこと)を述べるのに用いる」 とあります。 他方、used to は、“if something used to happen, it happened regularly or all the time in the past, but does not happen now”、 すなわち 「過去において規則的もしくは常に起こっていたが今では見られないこと」 とあります。 つまり、would と used to の違いは、would が「単純に過去の習慣を表す」のに対し、used to は「現在との対比として過去の習慣を表す」(=ある過去の習慣が今では存続していないことを強調する)、という点であり、後に置く動詞の性質で区別を行うというものではありません。 通常、過去の習慣的行為や状態は単純な過去形で表しますが、would を用いるとそれを「思い出しながら述べる」つまり「回想する」という感じになります。 念のために would が「状態動詞」を伴う例を2つ挙げておきましょう((a)は hear, (b)は be が状態動詞です): She would often hear him grumbling. (彼女はよく彼が愚痴を言っているところを耳にしていた) * COLLINS COBUILD ENGLISH GRAMMAR より I remember I would always be the last to leave the dinner table. I would wait until everyone was done and left the room, then I would dump whatever was left on my plate, in the trash or in the garbage disposal. (私はいつも夕食の席を立つのが最後であったことを覚えています。私はみんなが終わって部屋を出るまで待ち、自分の食べ残しをゴミ箱に捨てていたのです) |
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247 | キーセンテンス 付属のディスクのListening tips の中で、(I don't) want you の部分のカタカナ「ウォンチュ」となっているのですが、音声を聞くとむしろ「ウォン ユー」と聞こえ、wantのtを飲み込んで発音としては聞こえないのです。 実際に「ウォンチュ」と発音する場合も多いと思いますが、この例文のナチュラルスピードの音声でも、Listening tipsに文字おこしされているように「ウォンチュ」と発音されているのでしょうか。 単に私が聞き取れていないだけなのでしょうか。 確認しましたところ、仰るとおり、「ウォンチュ」という音の連結は行われておらず、「ウォン ユゥ」と発音されています。 訂正させて頂きます。 |
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251 | キーセンテンス the compromise proposal put forward by the management. この日本語訳 「経営側が示した穏健な妥協案」 の「穏健な」という言葉は、英文のどこから出てきたのでしょう。 この言葉を加える根拠が英文から見つけられないのです。 compromise proposal全体の意味を感覚的に捉えて「穏健な妥協案」と訳していますが、「穏健な」はなくても差し支えはなく、あるとかえって混乱を引き起こすので、削除することにいたします。 |
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252 | キーセンテンス be動詞の後の、becauseの導く節について質問をさせてください。 because は理由を表す副詞節を導く従属接続詞だと思うのですが、例文252では、be動詞の後にbecauseの導く節 "because she was constantly teased and bullied..."がきております。 becauseの導く節が補語となっているようにみえます。 そうすると、becauseの導く節は名詞節(か形容詞節?、、、多分名詞節)なのでしょうか。 なお、これに関して、手元の文法書<英文法詳解 改定三版 金子書房 江川泰一郎著 p.387>に以下のようにありました。 「The reason for my absence was because I was ill. この文章の可否がよく問題になる。口語では現実に使われているが、文語では that I was illのほうが無難であるというのが結論らしい。」 because以下は「副詞節」です。 becauseが導く節が名詞節や形容詞節になることはありません。下記の構文もbe動詞の補語にbecause節が置かれていますが、副詞節です。 That/This is because 〜. (それ/これは〜だからです) 一般に、be動詞の補語に節を置く場合は「名詞節」のみが正しいとされるので、The reason is because 〜. という形は、「理由は、〜が理由です」と意味的に重複するのでthat節にして「理由は、〜だということです」にした方が洗練されて良いと考える人がいますが、becauseもよく使われているので両方の形を覚えておくべきです。 |
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254 | キーセンテンス the way I stared ... という部分ですが、関係副詞のthat を省略せずにthe way that I stared ... とすると同格のthat に見えてしまいます。これがなぜ関係副詞となるのかの説明をお願いします。 例文をthe way that I started ... とした場合のthat は関係副詞です。 that の後には「完全な文」が置かれているので名詞節のthat、すなわち同格のthat と同じ構造になりますが、この例文でのthat は in which という副詞句に置き換えることができます。同格のthatなら「前置詞+関係代名詞」という副詞句で置き換えることはできません。よって、このthat は関係副詞だということがわかります。 この考え方は「時の先行詞+関係副詞のthat」「reason +関係副詞のthat」の場合にも当てはまります。 |
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255 | Grammar & Usage 「口語では「way+関係副詞」をhow で置き換えることができます。」 とあり、それは以下の2つの場合 1)「way+関係副詞」が動詞の目的語 例文@ 2)「way+関係副詞」が補語(主格補語でしょうか?) 例文A と記載されています。 そうすると例文255の場合 is not completely satisfied with the way things have turned out. において「way+関係副詞」は前置詞の目的語であり これをhow に置き換えられ「ない」と考えていいのでしょうか。 いいえ、howに置き換えが可能です: ... satisfied with how things have turned out. 一般に、「動詞の目的語」と「前置詞の目的語」には、同じルールが当てはまります。 |
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259 | Grammar & Usage その孤児は中年夫婦に養子として引き取られた時まで里親を転々としたのに、どうして「暮らした」の時制がlived であり、had lived にならないのでしょうか。 この例文は「A until B.」という形になっています。まず初めに、動詞の「過去形」は「過去において一定期間続いた継続的な出来事や行為を表せる」ということを覚えておいてください。「A until B.」 および 「Until B, A.」 という構文が過去の文脈で用いられる場合、「A」 の文では過去形を用い、この過去形は 「until B」 の時点までの継続的な出来事/行為を表します。ですから 「A」 の文を 「had+動詞の過去分詞」 とする必要がないのです。よってこの例文のlived は「(ずっと)暮らした」 という継続を表し、had lived とする必要がありません。 |
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259 | キーセンテンス 「子供のできない中年夫婦」とは特定(or限定)される夫婦になると考えた場合 a middle-aged couple ではなく the middle-aged couple となると思うのですが。いかがでしょうか? そうはなりません。 「the=特定or限定」という理解の仕方に問題があると思います。次のように考えてください。 まず,「the+単数名詞」 はそれが常識的に考えて,もしくは話の脈略から唯一である[一つしかない・一つに絞られる]ことを表します。 一方,「a [an]+単数名詞」 はそれが 「いくつか存在する中の一つ」 であることを表します。 「子供のできない中年夫婦」は世の中にたくさんいますから,常識的に考えて一つには決まりません。よって 「唯一」 の the をつけることはできません。 他方,話の脈略から判断して一つと決まる,すなわち,「子供のできない "その" 中年夫婦」とか「"先ほど私が話した" 子供のできない中年夫婦」という意味でなら唯一なので[一つしかない・一つに絞られるので] the をつけることになります。 そこで例文259に目を移します。この例文では話し手は 「子供のできない "ある" 中年夫婦」 という意味にしたかったのです。複数存在する中の一つは a で表すので, "a" middle-aged couple who ... になります。 |
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259 | キーセンテンス their own children ではダメなんでしょうか? (a) one's own 名詞 (b) 名詞 of one's own (a)より(b)の方が own (自身の) の意味が強調されます。 their own children としても間違いではありませんが,children of their own とした方が 「自分達 "自身" の」 が強調され,より文意に合います。 |
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259 | キーセンテンス また、untilの前にカンマがあるのですが、257G&Uでは、接続詞の前にカンマは一般的に置かないとあります。カンマを置いた場合の効果はどのような効果になるのでしょうか? カンマ(,)があるとそこにポーズを置くことになります。結果,2つの文の連続性や関連性が弱まります。 この違いを日本語の訳で表現するのは難しいのですが,あえて訳し分けると次のようになります: A until B. 「Bまでの間はずっとAであった」 A,until B. 「Aであった。但しそれはBまでの間であった」 2番目のカンマがある形(例文259の形)は次のように訳した方がスマートです: 「Aであったが,ついには [最終的には] Bとなった」 よって,2番目のカンマのある形は上記の訳し方が "定番" になっています。 カンマのあるなしによる微妙なニュアンスの違いは Because にも言えます。 A because B. 「BだからAなのです」 A,becuase B. 「Aです。なぜならBだからです」 【補足】 *発音するときはカンマの部分で短いポーズを置きます。 *カンマのある until はよく見られますが,他の接続詞ではカンマを付けるのは一般的ではありません。テキスト(257G&U)の説明通り,基本的に従位接続詞の前にはカンマを置かないでください。 |
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261 | Words, Phrases & Patterns for the time being という副詞句はavailable を修飾していないようですが、それならばなぜ、available は修飾する名詞であるlime の後に置かれているのでしょうか。 ○ There is no lime left. (残っているライムはない。) × There is no left lime. 上記の left (過去分詞)は必ず修飾する名詞の後に置きますが、available も There is no ... という文と共に用いるときは left と同じように名詞の後に置くのが一般的です。 この理由から例文は There is no lime available. となっています。これを There is no available lime. とするのは間違いとは言えませんが少し変な言い方に聞こえます。但し、「空いている」「手に入る」という available の意味を強調する場合には名詞の前に置かれることもあります: There are no available seats for Seminar Series With James Nelson. (「ジェームスネルソン氏を囲むセミナー」には「空席」がありません。 This was the only available room. (これが唯一の「空き部屋」でした。) しかし、available を強調する場合でも There is no available lime. は不自然です。一般に「形容詞+名詞」となる場合の形容詞は名詞のタイプ分け(種類分け)の役目をします。available seats や available room は 「席」や「部屋」のタイプ分けをして、どんなタイプの席か、どんなタイプの部屋かを述べています。しかし available lime とした場合、「手に入る(タイプの)ライム」では意味が合いません。ライムのタイプ分けをする場合は大小や色、香りなどの形容詞で修飾するのが一般的だからです。 |
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264 | It'll only be sufficient to sustain us for 2 weeks at most.があります。 私も be sufficient toで覚えてたんですが先日TOEICの問題集をしていたら The remainder of the budget was sufficient for running the ad for one more month. で間違ってしまいました。 解説宜しくお願い致します。 sufficient は enough よりフォーマルな表現で,意味的・語法的に enough と同じ使い方をします。 つまり, (A) be sufficient for 名詞 (<名詞>にとって必要十分だ) (B) be sufficient to不定詞 (Vするのに必要十分だ) という使い方が一般的です。 「be sufficient for 動名詞」 という言い方もできますが,to不定詞よりも冗長なため,to不定詞ほど用いられません。 ですから,もしその TOEIC の問題集が 「... sufficient for running ...」 が正解で,「... sufficient to run ...」 が間違いとしているのなら,その問題集の解答が間違っています。 各表現の使用例を代表的な英英辞典から引用しておきます: The recipe is sufficient for six people. (LDCE) そのレシピは6人に必要十分だ(→6人前用です)。 One aspirin should be sufficient to relieve the pain. (OALD) アスピリン一錠でその痛みを和らげるには十分でしょう。 |
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272 | Words, Phrases & Patterns “more ---than S can Vb はSがVできないほど多くの…(この意味で「as many …as S can’t Vb」とすのるのは間違い)” との記載について、なぜ間違いなのかの本質的な説明がないように思います。 than〜に否定語を配置するのは、than〜は比較の基準を示すのだから否定語を置くのはおかしいという意味なのか、と自分なりに理解したのですがいかがでしょうか。 この「as many …as S can't Vb」は英語学習者が「SがVできないほど多くの…」を直訳して間違うcommon mistakeなので、テキストで指摘されています。 「as 〜 as …」は「…と同じだけ〜」という意味ですから、「…」に「肯定形」を置いた場合「…するのと同じだけ〜」になり、意味がよく通ります。しかし、否定語を置くと「…しないのと同じだけ〜」になり、英語ネイティブのとってこれは意味が分かりづらいので避ける、そして、「比較級 than S can Vb」などで代替する、ということです。 |
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278 | Grammar & Usage 副詞節で「主語+be動詞」が省略される旨記載があります。 例文387G&Uには従位接続詞「主語+be動詞」のあとに、Vp.p./形容詞/前置詞句/Ving の4つの記載があり、 例文391G&Uには、例文278の例文が用例として載っています。 もとの例文278の例文 ,whether at home or abroad, の "at home"は前置詞句ですが、orの後の abroadは副詞です。 orのあとが副詞の前も、「副詞節で『主語+be動詞』が省略される」のでしょうか。 また、同じことかもしれませんが、従位接続詞「主語+be動詞」の 「直」後が、 Vp.p./形容詞/前置詞句/Ving であれば、or の後が、それ以外でも 「副詞節で『主語+be動詞』が省略される」のでしょうか。 「whether A or B」のwhetherは接続詞ですが、とりわけ「主語+be動詞」が省略されやすい副詞節で、AとBが共に「副詞」であっても「主語+be動詞」が省略されます。 例文278の場合は、Aが at homeという「前置詞句」、Bが abroad という「副詞」ですが、whether here or there(ここであれそちらであれ)のように、AとBが共に副詞の場合も省略は可能です。 副詞節中の「主語+be動詞」の省略は、テキストに書かれている原則が重要ですが、接続詞によって多少の例外がありますので、ケースバイケースで見ていく必要があります。 |
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281 | キーセンテンス 例文281の amiable のAIOに記載されている発音記号は、カタカナでしか書けないのですが(ワードプロセッサで記載する方法がわからないのです)「エイミアブル」だと思います。しかし、音声を聞くと、「アミアブル」に聞こえるのです。 手元の辞書を引いても「エイミアブル」しか載っておらず、AIOの音声の「アミアブル」は、私の聞き違いなのでしょうか。 聞き違いではないとすると、「アミアブル」という発音はたまたま私の辞書に載っていないだけで、一般的によく使われるのでしょうか。(また、国や地方によって違うのでしょうか。) amiableの a- の発音をイギリス系の辞書Longmanでは「エイ」と二重母音で表記されています。 アメリカ系の辞書Merriam-Websterでは「エ」と短母音で表記されています。 ALL IN ONEの例文音声と単語音声を吹き込んだ三人のネイティブ(北米人)はいずれも「ア」と発音しています。 辞書には掲載されていないものの、北米人の多くは「ア」と発音しているのかもしれません。 標準的には「エイ」か「エ」だけれども、類義語のamicableのa-の発音が「ア」ですので、それと同じようにamiableの a-を発音する人が多いのかもしれません。 いずれにしても、辞書に掲載されていない発音を多数のネイティブがしていることは希ではないので、そのような発音のゆらぎは常にありえるものとして英語学習を進めてください。ご自分の発音は、(テキストと辞書の発音記号が異なる場合)気になるようでしたら、辞書の発音記号をお手本にされるのが良いと思います。 |
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284 | G&U (2つ目の例文) どうして one month notice が一ヶ月『前』という意味になるのでしょうか。私の持っている辞書にも notice の項目に同じ言い回しで同様な訳がのっていましたが特に解説などもなくわからずじまいです。 「<日・月数> + notice」 という表現の notice は 「実施までの期間が <日・月数> の告知」を意味します。one month notice は 「実施までの期間が1ヶ月の通知」 という意味で,意訳すると 「1ヶ月前の通知」 になります。 |
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288 | キーセンテンス 269の例文は「...so that you won't forget it.」で、288の例文は「...before I forget.」です。このようにforgetの目的語(it)を付ける/省略する、の使い分けはどこからくるものですか? 通常、forget は他動詞として用います。よって、288 の例文は before I forget it としてもかまいません。ただ、before I forget it という表現は日常、頻繁に用いられるため、なくても通じる it を省略して forget を自動詞として使うという省略がよく行われます。 日常よく用いられる表現は少しでも話し手の負担を少なくするためにより簡素な表現へと変わっていくものです。 |
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297 | キーセンテンス It can't be helped についての質問です。 『(例文のように「仕方がなかった」と言う場合は「It couldn't be helped」とする)と記載されていますが、Grammar&Usage では過去の場合は「couldn't have p.p.」とされています。相違点はどこにあるのでしょうか。 Could のみでも過去の推測を表現できるのでしょうか。換言すれば、couldは現在、過去の推測を表すことができるのでしょうか。 現在・未来の推量は could(n't) V原形 とします。 過去の推量は could(n't) have Vp.p. とします。 * 過去の推量を could(n't) V原形 で表すことはできません。 couldn't V原形 という「否定形」は2つの意味を表します。 1) Vできなかった(過去の事実) 2) Vできないであろう(現在・未来の推量・想像) よって、couldn't V原形の一つの形である It couldn't be helped. は以下の2通りの解釈が可能です。 1) それは避けられることができなかった。= それは仕方なかった。(過去の事実) 2) それは避けられることができないだろう。= それは(=そうなっても)仕方ないだろう。(現在・未来の推量) どちらの意味に解釈されるかは文脈によります。 |
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