Re-Start から ALL IN ONE へ進む際の注意点

Re-Start を終えて ALL IN ONE を始める方は,次の2つの点に注意してください。

【注意点1】

Re-Start は,英語に不慣れな学習者にとって負担にならないようにするため,意図的に例文を短くしています(平均10語)。Re-Start は各例文が短く,かつ,文法と重要単語・熟語が 「実用的な例文(=そのまま会話等で使える英文)」 に盛り込まれているので,例文に含まれる文法や語法を十分理解した上で 「暗記」 するのが理想です。

一方,ALL IN ONE はTOEICのPart2(リーディングセクション)や英検上級,大学入試の読解問題に対処できるようにするため,これらの試験の平均的な英文の長さ(平均23語)にしてあります。ALL IN ONE は,各例文で読解練習を行い,その例文中に含まれる文法,単語,熟語,構文を身につける方法が適しています。

Re-Start は全ての例文を文法のポイントが指摘できてさらにスラスラ言えるようにすることが目標ですが,ALL IN ONE は例文CDの速度 (スロー・スピード音声の速度でもかまいません) で英文がすらすらと理解できるようにすること,各例文に含まれる文法と読解のポイントがわかることを目標に学習を進めてください。これは例文を暗記しなくても可能なことですので,ALL IN ONE の例文を無理に暗記しようと努力する必要はありません。このことは ALL IN ONE 以降に行う教材にも当てはまります。(ALL IN ONE 以降は精読しながらの多読が重要になります。何でも暗記しようとすると多読ができません)。



【注意点2】

Re-Start で学習をした人は,ALL IN ONE に出てくる 「文法・語法」 の7割はすでに学習済みです。つまり,ALL IN ONE の7割は Re-Start の復習であり,新しい知識は3割にすぎません。ですから,ALL IN ONE の文法説明は比較的楽に読み進めることができます。

Re-Start と ALL IN ONE の一番大きな違いは,単語と熟語の量です。Re-Start は基本文法の習得を最大の目標に設定しているため,語いのレベルをやや低く設定してありますが,ALL IN ONE は学習者の語いレベルを上級者に近いレベルにまで一気に引き上げることが目的なので,単語や熟語,構文の数が多くなっています。

「ALL IN ONE の例文に知らない単語が多すぎて負担が大きい」 という方はまず english x english で ALL IN ONE に出てくる単語の7割程度を音声と共に習得しておいてください。これを行っておくと ALL IN ONE の例文に出てくる単語の理解と聴き取りがかなり楽になります。

また,ALL IN ONE の例文は (【注意点1】で述べたように暗記をする必要はありませんが) 折に触れ何度も読み返す必要があります。自宅での学習だけでなく,通勤や通学の時間も頻繁に例文を(音声と共に)読んでください。例文は 「日本人がイメージしやすい」 具体的な内容にしてありますので,例文で用いられている語いを理解して習得するのも容易なはずです。



<< 戻る