ALL IN ONE の本文内容に関するQ&A


例文1〜25 例文26〜99 例文100〜299 例文230〜419


例文 項目と内容
例文3 キーセンテンス

 I quit my full-time job. とありますが、なぜ quit は過去形でないのでしょうか?
 I quit my full-time job. の quit は過去形です。

P500に不規則動詞の変化リストがあります(その中に quit も含まれています)。この機会に主な動詞の過去形と過去分詞形を覚えておかれるとよいと思います。

【補足】
ちなみに,イギリス英語では過去形・過去分詞形で quitted という規則変化で表すことがありますが,あまり目にしたり耳にしたりすることはないと思います。

例文3
Words, Phrases & Patterns

"astonished" は辞書等には形容詞とありますが、なぜ副詞となるのでしょうか?

大変申し訳ありません。「副詞」は誤表記で,正しくは「形容詞」です。(最新の刷では訂正されています)

例文3
Words, Phrases & Patterns

 cease の欄に『公式的』と書いてあります。これは日常会話では使われないということですよね? 例文を見ると、友達同士のごくごくくだけた会話のように思われます。
ここではなぜceaseを使っているのでしょうか。かたい響きのする言葉をあえて使うことによる微妙なニュアンスの効果などといったものは関係しているのでしょうか。

 cease は日常会話(くだけた会話という意味)で用いるにはかたいことばです。但し、S never cease to astonish/surprise ... という表現は一種の決まり文句として日常会話でも用いられることがあります(その場合、多少おどけた言い方になります)。一般的にはくだけた日常会話で用いられない単語でも、決まり文句として使う場合はよく用いられるというものは少なくありません。

例文4
キーセンテンス

 I want you to sew them back on の部分なのですが、back とon という副詞2つが並べられている理由がわかりません。sew back 又は sew on という熟語(句動詞)ではないわけですよね? このような例文に今まで触れたことが無いので、どう理解してよいのか戸惑っております。また、back が無かった場合とon が無かった場合では、本文のセンテンスとそれぞれどのように意味が違ってくるのでしょうか。

 句動詞ではなく、動詞と副詞の自由な組み合わせからできた表現です。sew は「... を縫う」、back は「元のように」、on は「くっつくように」 です。sew them back on は「それらを元のように(back)縫って(sew)くっつける(on)」となります。sew them on だと「それらを縫って服につける」になりますが、back を付加することで、「元通りに縫いつける」という意味になります。一方、sew them back は「それらを元のように縫う」となり、「縫って服につける」という意味が明確に表せません。「縫って服につける」ためには接触を表す on(服にくっつけて)が必要です。よって、「それらを元通り服に縫いつける」という意味をきちんと表ためには back も on も省略ができません。

例文4
Grammar & Usage

 「条件を表す文の中では未来を現在形で表します。」と記載されています。他の文法書等を見ると、副詞節の場合に限りとの前提があるようです。つまり名詞節や形容詞節の中では現在形を用いず未来形を使用するルールになっています。文法の理論上はこれで正しいと私も思うのですが、では会話や作文の中でこれをどうやって使いこなすのか釈然としません。やはりそれぞれの例文を状況の中で覚えるしかないのか、何かもっと瞬時に判断できるこの部分の文法上の簡易的に判断できるものがあるのでしょうか。またはこの点に関しては試験以外では無視していい事項なのでしょうか。実際に文章を書かれる時や会話の時にどうされているのかお教え戴ければ幸いです。

 副詞節、形容詞節、名詞節の区別を瞬時に行う方法は、まずそれぞれの節の構造や性質を正確に理解した上で、次に多くの英文の読解を通じて、それぞれの節の区別を瞬時に行えるようになるまでトレーニングするしかありません。書き言葉でも、くだけた日常会話でも副詞節の時制の表し方は名詞節や形容詞節のそれとは異なります。簡易的な区別の仕方や会話での特別な例外などはありませんので、地道に訓練を積み重ねて下さい。

例文4
Grammar & Usage

 なぜ、時や条件を表す副詞節は未来のことも現在形で表すのですか? また、時や条件をあらわす副詞節を見抜く方法はあるのですか?

 「時や条件の副詞節(A)+ 主節(B)」 とは以下のような意味の文です:

 (a) 「A した時、B する」「A するまでに、B する」
 (b) 「A したら、B する」「A しないなら、B する」

(a) における「A」の部分が時の副詞節、(b) における「A」の部分が条件の副詞節です。時や条件を表す副詞節(A)は主節(B)との結びつきが強く、主節の前提的な[前置き的な]役目をするので、主節(B)で未来が示されれば、その前提となる副詞節(B)は当然未来の出来事だと聞き手にはわかります。つまりあえて未来であることを助動詞等を用いて相手に伝える必要がないわけです。よって副詞節はもっとも簡単な形である現在形に単純化されます。

 If it rains, we'll take a bus.
 (雨が降ったら、バスに乗ります)

上記の文で 「If it rains」 をわざわざ 「If it will rain」 と言わなくても未来の出来事だと聞き手は理解できます。主節の「we'll take a bus」 がこれから先の行為(=未来の行為)に対する意志を表しているのだから、その前提である副詞節も当然未来のことだと聞き手は考えるわけです。
「時や条件を表す副詞節を見抜く方法」 は、時や条件を表す副詞節で用いられる接続詞を全て覚えることです。時や条件を表す接続詞は 「Chapter 14 副詞節」 で詳しく解説されています。

例文5 Grammar & Usage

 現在進行形が近い未来を表わす場合と例文289のbe going toが未来を表わす場合の違いがよくわかりません。
例文5 She is moving into your neighborhood.は文脈からしても既に引っ越すことが決まっていて、もう物件も決めてといったように引っ越すための兆候を感じるためbe going toで表現してもいいと思います。また、他の参考書をみても両者とも心構え、準備を伴うと書いてあり「現在進行形が近い未来を表わす場合」と「be going to」の使い分けの決め手がいまいちよくわかりません。

 「…することになっている」 という She is moving into ... を She is going to move into .. に置き換えることは可能です。しかし,Grammar & Usage に書かれている 「…しかかっている」 という3つの例文は be going to 不定詞に置き換えることはできません。

be going to 不定詞 も一種の現在進行形ですから,「…するという行為に向かって進んでいる」 という予定の意味においては現在進行形と同じです。ただ,be going to が表す未来よりも現在進行形が表す未来の方が「差し迫った(近い未来の)」という感じがします。現在進行形はもう既にその行為へのカウントダウンが始まっている感じです。

また,現在進行形には「現在〜しているところだ」という意味があるので,この意味に誤解されかねない文脈や状況では,代わりに be going to (口語では be gonna)や未来進行形( will be ...ing) を用います。

例文6
キーセンテンス

 he was earing a living の部分でなぜ "was" なのでしょう? 時制の一致ですか?

 「彼がガードマンをして生活をしていると言った」のは「先々週」(the week before last)のことですから「ガードマンをして生活をしている」は「先々週」という過去における彼の状態を指します。よって was earning という過去形になります。is earning という現在形を用いた場合は、現在も彼はガードマンをしているという事実を話し手は知っていることになりますが、仮にそうであったとしても was earning という過去形は使えます。ちなみに「時制の一致」という概念を持ち出さなくても英語の時制は正しく理解することができますので本書では一切触れていません。

例文7

Grammar & Usage

 例文7のGrammer & Usage の現在完了形の説明において引用された、世界貿易センタービルのテロの声明文における「in」の用法を知りたいです。「目的」を表した「in」と解釈すればよいのでしょうか。それとも、in English(英語で)やin ink(インクで)などの手段のin と同様の使い方なのでしょうか。

 ここでの in を 「目的」 や 「手段」 と考えるのには無理があります。in は 「... の中で」という意味ですから、この場合は「我々の国へのテロ攻撃の中で、世界貿易センターに突っ込んだ」 と解釈して下さい。つまり、「テロ攻撃という行為の中で世界貿易センターに突っ込んだ」 という意味です。

例文8
Word,Phrases & Patterns

 「look like ...」という熟語についてです。like の後には名詞か文が置かれると記載がありますが、例文のように文が後に置かれた場合、間にthatなどの接続詞は省略されているのでしょうか。またそうなった場合、文型はlike 以下を副詞句とし第一文型としてみていいのでしょうか。

 like に限らず、接続詞の後に「that+ 文」を置くことは出来ません:

 × like that 文
 × whether that 文
 × because that 文

これは 「that が省略されている」 のではありません。 that 自身が接続詞であるため、like that ... などとすると、接続詞の後にまた接続詞を置くことになり、それはしてはいけないことなのです。「S look like 文. 」という構造の文は、「like 文」を副詞句と見なして第1文型と考えてもかまいませんし、「like 文」を look という動詞の補語と考え第2文型と考えてもかまいません。正しく意味が取れれば、文型の分類にこだわる必要はありません。

例文8
Words,Phrases & Patterns

 have been to...の説明で、『「...へ行ったことがある」原則として「have gone to...」とはしない』とありますが、一方、【Re-Start】のLesson 35には「heve gone to...と言うこともできる」とあります。

また、私の使っている辞書では、特に注意はなく、言い換え可能のように載っています。

「原則としてしない」「言うこともできる」なので、矛盾はないのですが、それでは、どういう時に「heve gone to...」を使ってもよいのでしょうか?


 have gone (to ...) は文脈がなければ 「(…へ)行ってしまってここにいない」 という 「結果の用法」 になります。例えば,

 He has gone to Canada.

は,「カナダに行ったことがある」 ではなく,「カナダに行ってしまった」です。これが,「原則として have gone to ... としない」 という解説の意味です。

しかし,have gone to ... を ever(一度でも)や never(一度も),twice(二度),three times(三度)のような回数を表す副詞や before(以前に) のような経験を表す副詞と共に用いる場合は 「結果の用法」 には解釈できないので,have been to ... と同じく 「経験の用法」 で用いることができます。

 He has gone to Canada several times.
= He has been to Canada several times.
 (彼は数回カナダに行ったことがある)

Has he ever gone to Canada?
= Has he ever been to Canada?
 (彼は(一度でも)カナダに行ったことがありますか?)

例文9
Grammar & Usage

文中に "but has now come to terms" とありますが、この has は現在完了形なのでしょうか。そうだとするとその後に now と続くのがよくわかりません。now は文の最後でもいいのではないのでしょうか。

has now come は has come の間に副詞の now が挿入された現在完了形です。「have [has, had] 」と 「動詞の過去分詞形」 の間には副詞を挿入することが出来ます。例えば already という副詞がこの位置に置かれるのはご存じでしょう:

 I've already seen them.
 The concert had already started when I arrived.

yet という副詞も同じ位置に置くことが出来ます:

 I haven't yet met David.
 = I haven't met David yet.

long(長い間)や now(今では)という時を表す副詞も同様です:

 I have long wanted to move to Southern California.
 I have now listened to it 100 times.
 = I have listened to it 100 times now.

テキストの例文では、He has been struggling for many years で 「過去」 の経緯を述べ、 he has come to terms ... で対比的に 「現在では(now)」 こうなった[なっている]、と言っているので、now は文末に置くより文頭近くに置いた方が過去と 「現在」の対比が明確に聞き手に伝わります。

例文9

キーセンテンス

 2行目の「but」の後に、主語もなしにいきなり「has」がきていることが理解できません。どのように解釈すればよいのでしょうか。


 「A and B」「A but B」となる構文では、「B」 の部分に文を置くことが多いが、繰り返しとなることばがある場合は省略することが出来る、と理解して下さい。
このルールに従い、9 の例文では、but の後の he が(繰り返しとなるので)省略されています。他の例を挙げましょう。「彼はピアノを弾き、そして歌も歌う」 という場合、He plays the piano and he sings. とするより、繰り返しとなる he を省略して、He plays the piano and sings. とした方がすっきりした英文になります。また、「彼らは貧しいが、毅然としている」 は、They are poor but they are proud. とするより、繰り返しとなる they are を省略して、They are poor but proud. とした方がbetter です。以下は例文9 と同様の例です:

 I enjoy using perfume but am careful not to overdo it.
 (私は香水をつけるのが好きだが、つけすぎないように気をつけている)

 * but の後には I が省略されています。


例文9

キーセンテンス

 disabilityが単数形なのはなぜでしょうか。 blind と deafという二つの障害があるのですから、disabilities になると思うのですが。


 ここでの disability は不可算名詞です。disability という名詞を英英辞典で調べると、以下の2つの使い方が示されています。

 (1) a permanent physical or mental injury or illness
   恒久的な身体的もしくは精神的な傷害[疾病]

 (2) the state of suffering from a physical illness or injury
   身体的障害で苦しんでいる状態

(1)は可算名詞、(2)は不可算名詞です。テキストの例文は、「身体的な障害(がある状態)を受け入れる」 という意味で、上記の(2) の意味が当てはまります。


例文10

キーセンテンス

 なぜ、appointment に本文にはs がついているのですか?

 複数形のsです。(会う)約束、(面会の)約束、(病院等の)予約、という場合の appointment は数えられる名詞(=可算名詞)です。「(会う)約束」が一回だけなら an appointment とします:

 I have an appointment with Mr. Smith tomorrow.
 (スミス氏と明日会う約束をしています)

テキストの例文は 「彼は(会う)約束に対して時間厳守だ」 と言っています。この場合の 「(会う)約束」 は1度だけのものではなく何度となく繰り返される(つまり複数存在する)「約束」一般を指しているので複数形にする必要があります。

例文14
Grammar & Usage

 『例文の「彼を出迎えていた」は「大統領候補がバスを降りて支持者と握手をした」という過去の時点までにすでに完了していた行為なので過去完了形が使われています』
とありますが、「握手をした」という時点では、出迎えるのが終わっているのではなく、出迎えているという感じで、まだ出迎えるのが終わってないと思いますが、なぜ終わっているのかよくわかりません。

 greet は一般に「出迎える」と訳されますが、厳密には「... にあいさつをする」 という「瞬間的な動作」を表します。つまり、「こんにちはと言う[合図する]」、「お帰りなさいと言う[合図する]」、「いらっしゃいと言う[合図する]」という瞬間的な(=瞬間的に終了する)動作を表す動詞です。ですから「握手をした」という時点ではすでに 「 greet し終わって(=いらっしゃい、と言い終わって)」 いるわけで、ずっと「greet し続ける」 ことはできません。

例文14
キーセンテンス

この who は関係代名詞で、前の supporters を修飾するんですよね? その時なぜ who の前に「,」が入るのかが分からないんです。入らなくてもいいと思うんですが入らないと意味が変わってしまうんですか?

カンマをつけなくても間違いというわけではありません。また、カンマがあってもなくても自然な日本語に訳すと同じになります。ただし、カンマの有無によって意味合いが少し異なります。
 カンマがない形(以下の(1))は who以下の関係代名詞節がより重要な意味をもちます。
 一方、カンマがある形(以下(2))は who 以下の関係代名詞節が(1)ほど重要でなく、単なる補足説明になります。

 (1) his loyal supporters who had cheerfuly greeted him

 この形は、「... である彼の支持者達(と握手をした)」 という意味合い。 who 以下は「彼の支持者達」を、どんな「彼の支持者達」なのか明らかにしている。

 (2) his loyal supporters, who had cheerfully greeted him
 
 この形は、「彼の支持者達(と握手をした)」ということが話し手の伝えたい情報。who 以下はあえて言う必要はなかったのだが、補足的に述べておいたという感じ。

 要は、どちらが正しいかという問題ではなく、話し手がどちらの意味で述べたいかという問題です。

例文16
キーセンテンス

 なぜ 最後のsafety procedures には、冠詞のthe がついていないのでしょうか?

 the safety procedures とすれば間違いだというわけではありませんが、ここでは the をつけない方が自然です。safety procedures であれば単に「安全手順が守られなかった」という意味で、「安全手順」の具体的な内容については、聞き手の関心や推測を引きつけないことになります。一方、この文で the safety procedures と the をつけると 「(そのような)安全手順が守られなかった」という意味合いになり、聞き手がその「安全手順」が具体的にどういうものなのか、文脈から、もしくは背景知識から推測がつくことをに示唆する言い方になります。この例文に前後の文脈がない以上、the はつけない方がより自然です。

例文16
Words, Phrases & Patterns

 safety procedures は、両方とも名詞ですが、safe procedures とする表現は可能でしょうか。safe(形容詞)にすることで後の名詞を修飾するという意味で文法的には正しい気がします。両方とも正しいのであれば、それぞれの違いを教えてください。

  safe procedures  「安全な手順」
     safety procedures 「安全手順」

safe も safety もどちらも procedures を修飾できますが、上記のような意味の違いがあります。safe procedures はその「手順」自体が「安全である」という意味で、「安全(に関する)手順」という意味ではありません。テキストの例文が意図する「安全(に関する)手順」という意味にするには safety procedures としなければなりません。

例文18
Words, Phrases & Patterns

 「starting...」について質問があります、「<特定の日付>から」と訳語にありますが、「starting」の後に「from」等は付いたりしないのでしょうか?それとも「start」の意味等は深く考えず、「as of」と同じ前置詞のように考えてしまえばいいのでしょうか?

 「<日付>から始まる」と言う場合、start from ... とはせず、start on/in ... とします。

 The school year starts in April.
 (学校は4月から始まる)

18 の例文の starting ... というフレーズでは、starting on/in ... と前置詞をつけるのは間違いではありません。(よって例文を Starting on April 3rd としてもかまいません)。
但しこの表現では前置詞の on/in を省略するのが最も自然な形です。ですから、starting を as of と同じ意味の前置詞と見なして覚えるのがよいでしょう。

例文18
キーセンテンス

 この例文では、郵便料金や地下鉄運賃の変化をwill であらわしていますが、運賃の上下はあらかじめ予定されている事柄なのでbe going to Vのほうがふさわしい気がするのですが、なぜwill で表すのでしょうか? 実際、例文60 のWords, Phrases & Patterns では「be going to V 」を「V することにしている(◆発話時点までに決めている意志や予定を表す)」としてあります。料金等の変化はあらかじめ決められている予定ではないのですか?

 物事が主語である場合の will は確定的な未来を表します。「...することになる」 という意味です。ですから、例文のような「予定されていること」にも用います。従って、例文18 の will は適切です。ちなみに、例文のwill をbe going to に置き換えることもできます。物事が主語である場合、未来の予定はwill もbe going to も両方使えますが、will に比べてbe going to の方がより会話的な表現です。

例文20

キーセンテンス


なぜ a suspected bomb が 「爆弾が仕掛けられた疑い」 という意訳になるのでしょうか?


a suspected bomb はスラッシュ訳に 「疑いのある爆弾」 と書かれていますが,Words, Pharase & Patterns に suspected の意味が 「…だと疑われているもの」 と付け足されていることに注意してください。
この意味を当てはめると 「爆弾だと疑われているもの」 となります。この意味を前後の文脈に合わせてより自然な日本語に訳すとテキストの意訳になります。

次の例も参考にしてください:

 He has a suspected broken arm.

【スラッシュ訳】
 彼は持っている・疑いのある骨折した腕を[骨折していると疑われている腕を]

 【意訳】
 彼の腕は骨折しているのではないかと疑われている。

例文20 Words, Phrases & Patterns

 例文20 の due to と例文24 の because of は共に「... が理由で」と言う意味ですが何か違いはあるのですか?

 because of, due to, owing to はいずれも「... が理由/原因で」という意味ですが、because of が最も広く用いられます。due to はやや堅い表現、owing to はさらに堅い表現です。また due to はしばしば、be 動詞の補語に置いて 「<A> is due to <B>.」 (<A> は<B> が原因である)という形(以下の例文参照)で用いますが、他の2つの表現は一般にこの形では用いません。

 The flight delay was due to a mechanical problem.
  (飛行機の遅れは機体のトラブルが原因であった)

例文23
Grammar & Usage

 Think over の over を副詞と分類していますが、前置詞と考えることはできないのですか? この場合、副詞と前置詞をどのように見分けるのでしょうか。

 think over という動詞句では over を前置詞と考えることはできません。
over には前置詞と副詞の両方の意味がありますが、think と共に用いる場合は副詞になります。一般に、「think +前置詞らしきもの」 からなる動詞句は 「前置詞らしきもの」が前置詞ではなく副詞です。例えば、think ... over、think ... through、think ... up、think ... out はいずれも、over, through, up, out が副詞です。熟語を成す動詞句が前置詞と結びついているのか副詞と結びついているのかは、各表現ごとに覚えるしかありません。つまり、辞書をまめに引くしかないということです。

例文25
Grammar & Usage

 「他動詞+副詞」という形をとるものと,「自動詞+前置詞」という形をとるものの違いがよくわかりません。awayやupのように前置詞としての意味がないものについては類推できるのですが,on, off, out などのように副詞と前置詞としての意味を持つようなものについてはどのように区別すれば良いのでしょうか?

 整理して判断方法を示しましょう。

【動詞+ away/out の場合】

away と out は副詞ですから「自動詞+副詞」か「他動詞+副詞」と考えます。(前者は目的語を取らず後者は目的語を取ります)

【動詞+ up/down/off の場合】

これらは原則として副詞ですから 「自動詞+副詞」か「他動詞+副詞」と考えます。但し、go, walk, fall など「移動」を表す自動詞と共に用いられる場合は「自動詞+副詞」と「自動詞+前置詞」という2つの可能性があります。例えば walk down は「歩いていく」(自動詞+副詞)と「... を歩いていく」(自動詞+前置詞)の2つの可能性があります。

【動詞+ on/in/over の場合】

「自動詞+前置詞」、「自動詞+副詞」、「他動詞+副詞」の3つが考えられ、どれが該当するかはそれぞれの動詞句によって決まります。これは各動詞句を意味と共に個別に覚えていくしかありません。

例文25 Grammer & Usage

 『Re-Start』のLesson48の解説によれば、他動詞+副詞の表現では、動詞句の意味を把握し易くするために、目的語の名詞が3語以上、2語でも綴りの長いときは他動詞+副詞+目的語の語順にするとあります。

一方、例文25 Grammer&Usageの例文(a)では、

 He put his hat and coat on.

名詞が4語なのに他動詞+目的語+副詞の語順になっていますが、どちらでも間違いではないと言う事でしょうか?使い分けがあれば教えてください。

 どちらでもかまいません。「3語以上や2語でも綴りが長い時は「他動詞+副詞+目的語」の語順にする」 というのは "一応の目安" です(Re-Startの説明にも "目安として" と書いてあります)。 学習者が英語を書く際に,どちらにすべきか迷うと思いますが,その場合はこのルールに従えば無難だということです。


例文1〜25 例文26〜99 例文100〜299 例文230〜419


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